【UFC】ヘビー級王者アスピナル、目の負傷で王座返上!復帰未定も「まだ終わりではない」
UFC世界ヘビー級王者トム・アスピナル(イングランド)が14日、自身のインスタグラムを更新。治療を続けてきた目の状態が悪化しているため、保持するヘビー級王座を返上すると発表した。
【フォト】アスピナルが目を突かれた瞬間!痛々しい治療中の様子も
アスピナルは昨年10月の『UFC 321』で、元暫定王者で同級1位だったシリル・ガーヌ(フランス)と対戦。1R終盤、蹴りを放ちながらガードしたガーヌの前手の指がアスピナルの両目を突く形となった。アスピナルは「見えない」と訴え、レフェリーが試合続行不可能と判断。試合はノーコンテストとなった。
その後、アスピナルは目の治療を続け、複数回の手術も受けていた。目の状態により、スパーリングを含む格闘技活動を制限され、長期離脱が続いていた。
14日の投稿でアスピナルは「メディアで報じられていることは、すべて単なる雑音に過ぎません。人々は自分なりの物語を作り上げているのです。真実はこうです。目の状態が依然として悪化しているため、現時点では試合への出場許可を得ることができません」と説明。状態が快方に向かっていないことを明かした。
さらに「以前、試合日程に合意し、スパーリングも再開して、体調も絶好調で試合への準備も万端だった矢先、事故によって右目にさらなる損傷を負ってしまいました。これにより、さらに長い期間、競技から離れることになり、現時点では復帰の時期は未定です」と、復帰へ向けた準備中に右目を再び負傷したことを明かした。
自身の現状を踏まえ、アスピナルは「私はヘビー級王座を返上することを決断しました。ヘビー級部門の進行を妨げたくないため、UFCにこの声明を発表することを許可してもらいました。キャリアが中断されることがどのようなものか、私は身をもって知っています。他のファイターたちにタイトルを争う機会を与えてあげたいのです」と説明。自身の長期離脱によって階級を停滞させたくないとの思いから、王座返上を決断したという。
UFCにはすでに状況を報告し、医師や専門家とも連携してきたものの、現時点では試合への復帰は不可能だという。現在の心境については「本当に心が張り裂ける思いです。10歳の頃からこの夢を追い続けてきました。まだ終わりではありません。タイトルから身を引くことは、このスポーツや夢から身を引くことではありません。健康を取り戻し、復帰の許可を得て、一日も早く試合の場に復帰できるよう、できる限りのことを続けていきます」と、王座を手放しても現役続行への意欲は失っていないことを強調した。
長年追い続けた王座を手放す苦渋の決断となったアスピナル。それでも現役続行への思いは変わらない。まずは目の回復が最優先となるが、再びオクタゴンに立つ日は訪れるのか、その復帰が待たれる。
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