与座優貴、なぜスーパーレックを攻略できたのか?試合直前に閃いた蹴り技公開
11月16日(日)に東京・有明アリーナで開催された『ONE 173:スーパーボンVS 野杁』のバンタム級キックボクシングで、スーパーレック・ギャットムー9(タイ)から3-0で判定勝ちを収めた与座優貴(team VASILEUS)が、17日に自身のYouTubeチャンネルにおいて、そのテクニックの一部を公開。徹底した対策と、試合直前に閃いた内廻しの三日月蹴りを披露した。
【フォト&動画】与座、スーパーレック戦直前に閃いた三日月蹴り!
今回、与座と対戦したスーパーレックは、ムエタイの殿堂ルンピニースタジアムで2階級制覇を成し遂げた強豪。24年1月には与座の先輩でもある武尊と対戦し、脚に大きなダメージを与えて判定勝利を収めているため、敵討ちという捉え方もされていた。
試合は、序盤から両者ともにカーフキックやミドルの蹴り合いとなる。だが後半になると与座のカーフキックが効果を発揮し始め、極真仕込みの足払いや軸足刈りでスーパーレックを二度転倒させるなど、優位に立つ。最後まで与座は相手にペースを掴ませずに判定勝ちを収めた。
なぜ、与座は強豪に勝てたのか。今回、公開した動画は渡辺雅和トレーナーの指導のもと、スーパーレックの前手を外して右側に回り込んでのローキック、左側へ回り込んでのインローを反復し、十分な対策をとっていたことが分かった。
スーパーレックは距離をコントロールする力がずば抜けているため、前手で相手を抑えて蹴りを空振りさせ、自分の蹴りを入れることに長けている。そこで与座は、左右へ回り込みながらの蹴り、相手に蹴りを出させておいてのカウンターなどの動きを徹底していたようだ。
そして、動画では左三日月蹴り、右の三日月蹴りをボディへ突き刺す蹴りを見せ、「これ、入りそうだな」と渡辺トレーナーが驚きの声をあげるシーンも飛び出した。右の三日月蹴りは、内廻し蹴りのような軌道でレバーに突き刺さる蹴りで、左右連続で襲い掛かるためディフェンスは難しそうだった。
また、与座は今回の試合のためにオランダ修行をして屈強な外国人と200ラウンドも激しいスパーリングをして、フィジカル強化をはかってきた。スーパーレックに圧力負けをしなかったのは、そうした努力も実を結んだはずだ。
次戦で与座は、現ONEバンタム級キックボクシング王者ハガティとの対戦を要求しているが、ハガティは怪我の回復が遅くなるとも見られている。昨日18日の勝者インタビューで与座は「ハガティ選手が試合できないのなら王座を返上してもらって、正規のベルトをかけてやりたい。自分はオファーを断らないので、相手は誰とでもやります」とコメントしていた。
スーパーレックの壁を乗り越えた与座が、ONEの世界タイトルを奪うことになるのか、今後の展開から目が離せなくなっている。
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