2025/11/21（金）UP
（最終更新：2025/11/21 16:46）

会見に出席した宮原穣（左）とスパイク・カーライル（右）

　12月30日（火）東京・国立代々木競技場第二体育館『MAROOMS presents KNOCK OUT.60 ～K.O CLIMAX 2025～』の追加カード発表記者会見が、21日（金）都内にて行われ、既報カード［KNOCK OUT-UNLIMITED -77.0kg契約 3分3R］で戦う、宮原穣（KWU SENSHI JAPAN）とスパイク・カーライル（Naughty House）が試合に向けての意気込みを語った。

【動画】カーライル、RIZINで鮮烈チョーク勝利！相手は失神

　宮原は、「強い相手と戦う上では気合いが入っています。日本で初めてプロの試合をするので、近くの人にもいい試合を見せたいので、張り切っています」と意気込み。

宮原が意気込みを語る

　寝技やグラウンド状態における打撃が解禁された、UNLIMITEDルールについて「自分が前に出ていたKarate Combatとほぼ同じようなルールで、自分的には好きなルールで、激しい打ち合いがメインの内容になると思います。見ている人にとってもやる方も刺激的」との印象を語った。

　対するカーライルは、「今回すごく楽しみにしています。制限のないルールで、制限のないバイオレンス（暴力）を見せられる。全く新しいルールですが、私のMMAのスタイルにとっては、こっちのほうがいいんじゃないかな。ペースを気にせず、どんどん攻められる」とコメント。

カーライルもコメント

　さらに「UNLIMITEDルールでは、サッカーボールキックだったり、ヒザを顔面に落としたりもできるし、どんな形であれ終わらせることになると思います」と宣言した。

　このカーライルの発言に対し、宮原が「僕はKarate Combatでサッカーボールキックして反則もらったので、サッカーボールキックもできます」と言うと、カーライルは「心配しないで。今回はペナルティないから」と返し、アグレッシブな試合を予感させた。

　果たして、代々木の戦いで2人がどのようなパフォーマンスを見せるのか。

＜選手データ＞
　カーライルはUFC、ベラトールで実績を重ね、3年前からRIZINに参戦。武田光司、ホベルト・サトシ・ソウザ、堀江圭功らと激闘を繰り広げてきた。戦績は16勝で15フィニッシュ（7KO・8一本）と決定力が高く、前戦は今年9月、PANCRASEで村山暁洋に1RKO勝利を収めている。

　対する宮原は空手家で、2019年の極真KWFカラテグランプリ軽重量級優勝、極真KWU世界大会80kg級準優勝の実績を持つ。組みや関節技ありの空道でも昨年の全日本で優勝している。

　プロとしては海外団体と契約し、ブルガリアの格闘技イベント『SENSHI』で豪快なKO勝利。23年6月には『Karate Combat』と契約し、2勝1敗で2年間の契約を満了した。同団体はオープンフィンガーグローブを使用し、打撃と投げを認める関節技禁止の立技中心ルールで、UNLIMITEDルールと親和性が高い。今回が日本のプロ興行初参戦となる。

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