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【Karate Combat】“極真王者”宮原穣、ダウン奪われるも流血の逆転勝利!次戦参戦の「アンソニー・ペティスと戦いたい」=11.3ドミニカ

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2023/11/06(月)UP

1Rにダウンを奪われた宮原だが、流血も怒涛の反撃で逆転勝利©️Karate Combat

 11月3日(日本時間4日)、ドミニカ共和国で行われた、プロ空手イベント『Karate Combat 42』で極真王者で今年の空道世界選手権にも参戦した宮原穣(28)がウェルター級ワンマッチに参戦、同級5位ホルへ・ペレス(ドミニカ)と対戦し1Rに2度ダウンを奪われるも以降圧倒し、延長戦で逆転勝利を飾った。

【フォト&動画】宮原がダウンのピンチ!流血の反撃に!

 このプロ空手ルールはオープンフィンガーグローブをつけ、打撃、投げが認められた関節技禁止の立技中心のルール。宮原は勝利のマイクで「勝ったぞー」と叫ぶ。これでKarate Combat参戦から2連勝だ。

宮原が1R、ダウンを奪われる©️Karate Combat

 今後、どんな選手と戦いたいかと聞かれると「アンソニー・ペティスなど強い選手とやりたいです」と次戦(12月15日・ラスベガス)、この大会に参戦する元UFC世界ライト級王者のペティスの名を出した。

 ペティスの相手は元UFC世界ライト級王者ベンソン・ヘンダーソンと海外の報道もある。
 ペティスは20年12月にUFCと契約満了になりPFLやプロボクシングの試合にも参戦している。果たして宮原とペティスとの一戦は今後実現するのか。

 宮原は試合後、イーファイトの取材に1Rのピンチについて「あまり覚えてないですが1Rで止められるかと思いました」と言うも、2R目からの反撃に「2R以降相手が打ち疲れしたように見えたし、パンチに力がなくなってきたのでもらっても大丈夫でした」と勝因を語る。ペティス戦については「ペティスとやりたいは言いすぎた感もありますが、目指していきます」と結んだ。

宮原の右フックがヒット!©️Karate Combat

 宮原は極真空手出身の選手で、19年に極真KWFカラテグランプリ軽重量級優勝、極真KWU世界大会では80kg級準優勝の実績を持ち、空道の世界大会にも参戦。プロでは22年のブルガリアの格闘技イベント『SENSHI-戦士-』でカウンターの右フックで豪快KO勝利を飾り注目されると、今年6月の『Karate Combat』デビュー戦では華麗な足技とパワフルなパンチの連打で判定勝利。今回が『Karate Combat』2戦目だった。

 今回、同級5位の選手に勝ったことでランキング入りとなるだろう。目標とするタイトル戦が見えてくる。

【試合の主なレポート】

延長で宮原勝利©️Karate Combat

 1Rからペレスが派手なバックスピンキックからの高速の左右フックに宮原は翻弄され2度ダウンし大ピンチを迎える。しかしパウンドを許さず、すぐに立ち上がりこのラウンドをしのぐ。

 2Rに宮原は反撃!左フックで相手をぐらつかせると、ペレスは効いたか以降宮原のパンチ連打にタックルでしのぐ。途中、尻餅をついたペレスにハイキックを当て注意を与えられるが、パンチの打ち合いにも勝ち宮原が圧倒する。

 3Rも宮原が常に圧力をかけ、パンチからカーフキック、ミドル、バックハンドブローと攻め宮原のペース。ペレスのバックスピンキックをボディにもらうが効いていない。

 延長の4Rにはペレスが反撃に出るも、宮原の連打でバランスを崩し尻餅をついた相手にパウンド連打でラウンド終了し、宮原が判定で勝利した。

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