井上拓真、那須川天心が「嫌がってるの感じた」作戦成功を語る
11月24日に開催された[WBC世界バンタム級王座決定戦](トヨタアリーナ東京)では、同級2位の井上拓真(大橋)が判定3-0で、同級1位・那須川天心(帝拳)に勝利。
試合後インタビューで拓真は、自身の作戦に天心が「嫌がっているのを感じた」と手応えを語った。
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一方で大橋会長は序盤、「不安が第一に来た」と不利展開も予測していたという。
試合は、1・2Rは天心がリーチを生かして左ストレートをヒット、ボディも入れていく天心ペース。だが次第に拓真が得意の接近戦に持ち込み、細かい連打を的確にヒット。最後まで集中を切らさず、手数で上回って勝ち切った。
WBCのタイトルマッチは4R、8Rに採点が公開される。最初の4Rでは、3者ともに38-38でイーブン。次の8Rでは、2-0で拓真が優勢となっていた。
王座返り咲きの拓真は、4R時点での公開採点を振り返り「ドローか、1ポイントくらい取られてるかなと。4Rが終わった時に自分のペースになりつつあったので、このまま上げていけばいける、と自信はあった」と、早くも勝利を見通していたという。
自分のペースへの切り替えについては「1・2Rのペースだったら絶対ポイントは取れない。3Rから“自分から攻める”パターンに切り替えた」と説明。
手応えを感じた場面については「自分のプレッシャーに嫌がっているなと感じていた。今回は、顔色一つ変えずに淡々とやるというのが父との作戦で、それを最初から最後まで実行した」と語った。
しかし大橋会長は「(天心の)1Rの左フック、2Rの右カウンターが物凄く強く、前回より数段強くなっていたので『この試合、ちょっと厳しいんじゃないか』と不安が第一に来た」と本音を吐露。
4Rの公開採点で「もしかして負けてるかな」とも思ったが、「同点だったので、これならいける、勝てると確信に変わった」と、拓真の“切り替え”に手応えを得たという。
また拓真は、天心について「思った以上に距離が遠く、目が良いと感じた。絶妙な距離感で外す、今までにないタイプだった」と評価。
もし天心との再戦があるとしたら「向こうもまた上がって来るのはわかっているので、もちろんやります」と、時が来れば挑戦を受ける考えを示した。
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