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【K-1】バダ・ハリ反則大暴走でK-1GP史上初の失格負け、ボンヤスキーが4年ぶり3度目のV

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2008/12/06(土)UP

▼第4試合 K-1 WORLD GP 2008 FINAL8 3分3R延長1R
レミー・ボンヤスキー(オランダ/チームボンヤスキー)
TKO 3R1分46秒 ※ドクターストップ
ジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner X tream Team)
※ボンヤスキーが準決勝に進出。

 無冠の帝王と呼ばれて久しいバンナに対し、「彼はもう引退の時期だろう?」と言い放つボンヤスキー。王座奪回、3度目の優勝を目指してバンナとの決着戦に臨む。挑発されたバンナは「テメェをぶっ壊してやる!」と宣戦布告。悲願の初優勝に近付くことが出来るか?

 1R、右の蹴りを上下に打っていくボンヤスキーに、ワンツーで入っていくバンナ。右ハイキックで下がらせたボンヤスキーが、いきなり飛びヒザ蹴りを放つ! 

 ジャブとインローで距離を測るバンナに、ボンヤスキーは高めの蹴り。バンナの圧力をフットワークでかわして回り込む。ボンヤスキーが右ハイキックから左右フック、バンナはロープを背負いながらも強烈なローを返し、ボンヤスキーはパンチから顔面へのヒザを狙う。ジャッジ1名がボンヤスキー優勢の10-9をつけた。

 2R、圧力を掛けて前に出るバンナと、回り込んでいくボンヤスキー。ワンツーで入っていくバンナに、ボンヤスキーはヒザを突き上げる。ボンヤスキーのガードは固く、バンナがパンチを放ってもクリーンヒットはない。

 ガードを固めながら前に出るボンヤスキーは、バンナをコーナーへ詰めるとパンチでガードを上げさせてから左ミドル、さらに突き上げるヒザ蹴り。

 再び前に出てパンチのコンビネーションでボンヤスキーにロープを背負わせるバンナだが、ボンヤスキーのガードを崩すことは出来ない。逆に左ミドル、左ローをもらう。疲れが見えるのはバンナ。オープンスコアは三者とも10-10。

 3R、パンチを叩きつけていくバンナだが、全てブロックされる。逆にボンヤスキーはパンチをガードされてもローやヒザに繋げていく。

 ボンヤスキーのハイキックにボディストレートを返すバンナ、ボンヤスキーはパンチを両腕でガードさせてのロー&ミドルキック。

 ロープを背負ったバンナにボンヤスキーが右ミドル。腕でブロックしたバンナだったが、サポーターを巻いている左腕の異常(2004年にホーストに折られたことがある)を訴えてダウンを奪われ、ドクターチェックが入る。診断の結果は、骨折の疑いがあるためドクターストップ! バンナはまたしても無冠の帝王のまま年を越すことになった。


▼第3試合 K-1 WORLD GP 2008 FINAL8 3分3R延長1R
グーカン・サキ(トルコ/チーム・レベル)
判定3-0 ※30-28、30-27、29-27
ルスラン・カラエフ(ロシア/フリー)
※サキが準決勝に進出。

「K-1ヘビー級世界最速決定戦」と銘打たれた闘い。「今までの人生でスピードで負けたことはない」と豪語するカラエフと、「ヘビー級でスピードNo.1は俺だ」と主張するサキ。スピードを制する者がこの一戦を制す!

 1R、さっそく仕掛けていくのはカラエフ、その突進をかわしながらハイキック、左フックを放つサキ。フックで飛び込むカラエフにサキがフックを合わせに行くという展開が続く。両者ともスピードのあるパンチ、キックを交錯させる。

 サキはカラエフの動きをよく見て右ローを合わせ、カラエフがフックで突っ込んでくるとフックを合わせる。フットワークで出入りを速くするカラエフに、サキは自分から下がってロープを背負いカラエフを待ち受ける体勢。

 サキの左フックがクリーンヒットしたところで初回終了。ジャッジ2名が10-9でサキにつけた。

 2R、パンチで前へ出てヒザ蹴りに繋げるカラエフ、さらにワンツーからの連打でサキをコーナーへ追い詰め、フック&アッパーの連打で釘付けにする。

 サキも左フックを返すが、カラエフのフック&アッパーが止まらない。フックを打ち返すサキだが、カラエフの左フックがヒット! お互いにバックスピンキックを繰り出し、場内を沸かせる。

 ステップとウィービングでサキの攻撃を外し、パンチでサキをロープに釘付けにするカラエフ。

 遮二無二パンチを繰り出していくカラエフに、サキはハイキックを返す。ジャッジ1名が10-9でカラエフ、残り2名は10-10。

 3R、カラエフがハイキックからバックスピンキックの連続蹴り、その勢いのままパンチで攻めるカラエフ。しかし、カラエフが左を伸ばしたところにサキのバックブローがカウンターでヒット! 

 これでカラエフがダウン! 立ち上がったカラエフは逆転を狙ってパンチで前に出るが、サキの左フックに後退する。

 体勢を立て直してパンチを次々と繰り出していくカラエフは、サキをコーナーへ追い込むが、サキに体を入れ替えられての左フックに膝を折る。

 それでもアッパー、フックの連打でガードを固めるサキをコーナーへ追い詰めるカラエフ。サキもブロックしながらパンチを返していく。

 前に出続けたカラエフだったが、倒すことは出来ず、サキが判定3-0で準決勝進出を決めた。

▶︎次ページはジマーマンvsティシェイラ

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