【アクセル】元K-1ファイター瀧川リョウがアームロックで秒殺勝利、金泰泳に挑戦状
アクセルプロモーション
「アクセル17」
2011年9月11日(日)大阪ムーブ・オンアリーナ
開場17:30 開始18:00
▲アームロックを極める元K-1ファイターの瀧川
▼メインイベント 武道会ルール ヘビー級
○瀧川リョウ(K-1 JAPAN GP第3位)
一本 1R1分30秒 ※アームロック
●島虎(元大相撲)
メインイベントは異色のK-1vs相撲という図式になった。ミルコ・クロコップばりのチェッカーフラッグのスパッツで登場した元K-1ファイターの瀧川。
実は柔道の有段者でもあり、かつてはアクセルの前身である『J-DO』で柔道インターハイ準優勝の肥後匠に投げさせず、右フック一撃で失神KOした経歴もある。
対する相撲出身の島虎はグローブルールでは白星がないものの、昨年末には素手で戦うラウェイルールでプロレスラーを倒すなど打撃も意外とこなせる異色の格闘家。
試合序盤、島虎の突進から意外にも先にパンチをヒットさせられて倒れたのは瀧川だった。しかし、上からパンチを叩き込む島虎のバランスを崩してすぐさま形勢逆転、今度は瀧川がマウントポジションを取る。お返しのパンチを叩き込み素早くサイドに移行、腕を取った。
しばらく耐える島虎だったが、完全に極まったと見てレフェリーは試合を止めた。僅か90秒での決着に場内は呆気なく感じた様子だが、徐々に祝福の拍手が起こる。瀧川は秒殺の喜びで思わず笑顔を見せた。
試合後の勝利者インタビューでマイクを握った瀧川は、なんとリング下で観戦していたK-1のレジェンド・金泰泳に「金さん、僕と同い年なんでアクセルに上 がって僕とやって下さいよ!」と対戦要求。金は観客席に座ったまま「大きなこと言うてるけどキミ、俺のローキックに耐えられんの?」と挑発する。
瀧川は「今までローキックは効かされたことないから全然大丈夫!」と反論するが、金は「何を言うとんねん! 1回し ばいてもええかな!?」と観客に格の違いを訴えるかのようにアピール。場内がヒートアップしたところで酒谷アクセル代表が「この続きはぜひリングでやって 欲しい! 金選手が上がれるように観客の皆さん、応援宜しくお願いします」と呼び掛け、場内からは「ええぞー、やれやれ~!」と拍手が起こった。
▲小西(右)とメリケン(左)の試合は延長戦までもつれ込んだ
▼セミファイナル Gルール(ヒジあり) ミドル級
○小西拓槙(M-BLOW)
延長R 判定2-1
●メリケン雄人(契明)
今回の「裏メイン」という声も高かった一戦。現在MAキックのトップクラスに位置するメリケンと、Krushで敗れるまでなんと21戦全勝という脅威の記録を持っていた小西の一戦は序盤から激しい乱打戦となった。
アクセルGルールにはないヒジ打ちを認めたこの一戦は、普段から組んでのヒジで戦うメリケンが有利かと見られたが、 小西は間合いの取り方が巧みでパンチの距離で戦う。メリケンも組みに拘らず序盤からお互いパンチテクニックを駆使し、得意のコンビネーションを仕掛けて行 く。
メリケンはパンチからヒザ、小西はパンチから左ミドルとお互いの持ち味をフルに発揮する展開で1Rが終了。時折ボディーストレートから左フックにつなぐメリケンのコンビネーションは小気味いい。
2R、小西はメリケンの攻撃に慣れたのか自ら接近し、パンチとヒジを織り交ぜて戦うとメリケンにヒジがヒットし始める。次第に顔が腫れ上がってきたメリケンは頭を低く下げ、プッシュして攻撃をもらわないが距離を詰めすぎ小西に決定打は与えられない。
しかし、ここからがベテラン選手。攻撃パターンを切り替えたメリケンは長いストレートから再びパンチで攻め込む。小西もこれに応戦してやや手数で小西がリードし、ラウンド終了。
3Rに入っても両者は動きを止めることなく打ち合いは続く。苦しそうな表情はメリケン。それでも関西には数少ないプ ロとしてのプライドで好試合を見せる姿勢は取り続けた両者。3Rが終了し、ダメージ的には小西が有利か? とも思われたが判定はドロー。この日初の延長戦 に突入した。
開始から約1分経過したところで、首相撲からのヒザ蹴りに行ったメリケンをキャッチし、投げて首を外した小西だが、 メリケンは倒れたまま起き上がって来ない。受け身をとれず頭部をマットで打った様子だか、一瞬の組みルールがある以上これは反則にはならないので ドクターチェック後に試合は再開した。
ダメージは確実なメリケンだが、自ら先手を取り重いインローから蹴り中心に攻めて行く。対する小西は相変わらず近づ いてヒジ、そしてフック、アッパーとしっかり当てて行きポイントを稼ぐ。両者膠着となったところで試合終了のゴング。判定は手数でやや勝った小西が2-1 の僅差ながら勝負をモノにした。
▲1Rから攻めまくる高芝(右)。嶋田(左)はなかなか突破口を見いだせず防戦一方に。徐々にスタミナを奪われた嶋田に、高芝は空手技の後ろ回し蹴りで試合を決めた
▼第7試合 Gルール ミドル級
○高芝海土(金剛空手元白蓮会館全日本大会王者)
KO 3R1分17秒 ※後ろ回し蹴り
●嶋田昌洋(志真会館)
▲若さでぶつかった辻出(右)だが、キングスタックロード(左)のテクニックに翻弄され持ち味がでないまま試合終了
▼第6試合 Gルール ライト級
○キングスタックロード(タイ国プーケットジム)
判定3-0
●辻出優翔(京賀塾国際チャクリキ協会フェザー級王者)
▲最終回まで尾崎の重い攻撃に耐えた西山(左)だったが、やはりダメージは大きく打たれながら試合終了を迎えた
▼第5試合 Gルール ライト級
○尾崎昌士(M-BLOW)
判定2-0
●西山涼平(二刃会北野ジム)
▲急成長著しいYOSHI(左)が上原のローに合わせパンチ連打、最後は右フックで決めた
▼第4試合 Gルール ライト級
○YOSHI☆ハリケーン(チャクリキ顕修塾)
KO 1R2分25秒 ※右フック
●シャーマン上原(FABC)
▼第3試合 武道会ルール ライト級 3分3R
○S吉野大稀(柔心館)
KO 1R2分43秒 ※パウンド
●西久保拳大(フリー)
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