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【ムエローク】18分の戦いの末、ヨーゲンチャイが賞金トーナメント優勝

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2011/10/02(日)UP


▲ヨーゲンチャイ(左から3人目)がトーナメントを制した

DEEK総合企画
「ムエローク2011 -4th-」

2011年10月2日(日)新宿FACE
開場17:00 開始17:30

▼メインイベント(第9試合) ムエローク杯58kg級トーナメント決勝戦 3分5R(延長1R)
○ヨーゲンチャイ・エスジム(タイ/エスジム)
延長R 判定3-0 ※三者とも10-9
●シティーチャイ・センモラコット(タイ/尚武会)
※ヨーゲンチャイが優勝。

 今年2月に行われた在日ムエタイ選手を対象とした59kg契約のワンデー賞金トーナメント(1日で1回戦と決勝戦を 行う)「ムエローク杯ムエマラソン」が、今度は58kg契約で開催された。決勝戦は1回戦でレッガラーに判定勝ちしたヨーゲンチャイと、延長戦でナーシー トーンにKO勝ちしたシティーチャイで争われる。

 1Rは様子を見る両者。パンチのヨーゲンチャイ、前蹴りとミドルのシティーチャイという図式。2Rになって最初に出たのはヨーゲンチャイ。パンチからローでシティーチャイの足元をすくった。

 3R、ヨーゲンチャイはミドルからヒザを連発するが、シティーチャイもそれをガードしてミドルを返す展開が続き、シティーチャイがやや有利な展開となった。

 4R、開始早々からヒザの応酬となり離れ際にミドルを放つヨーゲンチャイだが、キャッチされて反対にミドルとヒザを返される展開が続いた。

 5Rも開始早々に打ち合う両者だが、確実にヒットさせていたシティーチャイが有利となる。焦るヨーゲンチャイはパンチで攻めるがそれを幾度と無く前蹴りで止められて判定はシティーチャイ勝利と思われたが 1-1のドローとなった。

 延長R、勝ちを確信していたシティーチャイはインターバルに水分補給もマッサージもせず、判定に納得がいかなかったのか動きが止まり、そのまま終了のゴング。ヨーゲンチャイが賞金20万円を手にした。



▲日本人トーナメントは増田(右)が川崎(左)を破り、制覇した

▼セミファイナル(第8試合) ムエリーグライト級賞金マッチトーナメント決勝戦 3分5R
○増田卓仁(WSRフェアテックス)
判定3-0 ※49-47、49-46、49-47
●川崎 亮(尚武会)
※増田が優勝。

 1R、川崎のパンチを警戒する増田はガードを上げてパンチに備える。しかし川崎はローをヒットさせ、パンチからローへとつなぎ増田が思わず後退する場面が見られた。

 2R、左右のローで攻める川崎に対して増田もローを返し互角の戦いに。3R、疲れの出た川崎に増田は首相撲からのヒザ蹴り。首相撲に対して何もしない川崎は完全にポイントを取られた。

 4Rも同様に首相撲で攻める増田に対してパンチを狙う川崎だが、ヒットせず増田有利となった。5R、ペースは完全に 増田がつかみ、首相撲からパンチの打ち合いとなったが、その打ち合いを制したのが増田だった。コーナーに追い詰めてのパンチラッシュでダウンを奪うと、そ のまま逃げ切り判定勝利。増田が賞金20万円を獲得した。



▲延長Rでハイキックを炸裂させて啓太(左)がKO勝ち

▼第7試合 WPMF日本ライト級ランキング戦 3分3R延長1R
○啓太(エスジム)
KO 延長R14秒
●三縄良太(尚武会/超人クラブ)

 1Rから速いローを放つ三縄は、ローを警戒させてパンチをヒットさせる戦法に出た。ローからパンチへとつないだ攻撃に、足がもつれて倒れた啓太にダウンがコールされる。これには両陣営ともに驚きを隠せなかった。

 2R、ポイントを取られた啓太は左右のパンチからヒザ、一方の三縄はガードを固めて一発を狙うが大降りのパンチは顔面近くで空を切る。

 3R、攻めを変えない啓太に対してガードを固めた三縄はボディブローへと攻めを変えた。しかし手数が上回った啓太が徐々にポイント差を詰め、判定はドローとなった。

 延長R、開始早々に啓太のミドルをキャッチしてのパンチを狙った三縄だが、キャッチする腕の上を啓太の蹴りがアゴを目掛けてすり抜けた。そのハイキックがヒットし、啓太が見事逆転のKO勝利を収めた。


▼第6試合 ライト級 3分3R
○飛猿(新宿ジム)
判定3-0 ※三者とも30-29
●ATSUYA(B-FAMILY NEO)

 パンチから入る両者、ミドルへとつなぐATSUYAに対して首相撲へとつなぐ飛猿。1、2R共に決定打がなくイーブンの展開に。3Rに入りパンチで攻めるATSUYAに対して、ミドルを合わせた飛猿が手数で上回り判定勝ちした。


▼第5試合 ムエローク杯58kg級トーナメント1回戦 3分3R延長1R
○ヨーチャイ・エスジム(タイ/エスジム)
判定3-0 ※30-27、30-26、30-26
●レッガラー・リッティーシャイ(タイ/MUAY THAI CLUB DOSTIジム)

 8月7日のムエロークでシティーチャイに敗れたコンゲンチャイの兄ヨーゲンチャイが、今度は58kg級トーナメント出場となった。相手はレッガラー。

 1R、様子を見ていたレッガラーに対してヨーゲンチャイはワンツーパンチをヒットさせてダウンを奪う。レッガラーに回復させる間も与えずヨーゲンチャイは再びパンチのラッシュ浴びせてKOを狙うが、レッガラーはゴングに救われた。

 2R、静かな立ち上がりだった両者だが、中盤に口火を切ったのがヨーゲンチャイ。パンチを振り回してのフェイントから、足元をすくい幾度となくレッガラーをマットに転がす場面が多く見られた。

 3R、あくまでもKOを狙うヨーゲンチャイはローからパンチ、またローへとつなぎチャンスを伺っていたが、決勝に備え体力を温存したのだろうか途中からは流し始めた。判定は3-0でヨーゲンチャイの勝利となり、決勝へと駒を進めた。


▼第4試合 ムエローク杯58kg級トーナメント1回戦 3分3R延長1R
○シティーチャイ・センモラコット(タイ/尚武会)
KO 延長R2分50秒
●ナーシートーン・B-FAMILY NEO(タイ/B-FAMILY NEO)

 1Rからパンチを振って攻めるナーシートーン。しかし、ガードを固めたシティーチャイを捉えることが出来ない。2R、パンチに対して右のハイキックを合わせるシティーチャイ。ハイキックがガードの上からも効いていたのだろうか、ナーシートーンのパンチの威力が落ちた。

 3R、前へ出るナーシートーンを前蹴りで突き放し、そのままミドルをヒットさせるシティーチャイ。組んではコカすなどして勝利を確信したシティーチャイは、決勝へと体力を温存するため前蹴りで相手を寄せ付けないまま終了のゴングが鳴った。

 しかし、判定は1-0のドローで延長戦へ。まさかの判定に少し苛立ちの隠せないシティーチャイだったが、左右の速いミドルをヒットさせて中盤からはパンチで打ち合う。その後ハイキックがヒットし、壮絶なKO勝利となった。


▼第3試合 ライト級 3分3R
○渡久山祐太(平井ジム)
KO 1R2分20秒
●赤間和貴(B-FAMILY NEO)

▼第2試合 60kg契約 3分3R
○KAZU(尚武会)
TKO 3R0秒 ※タオル投入
●RYOJI(B-FAMILY NEO)

▼第1試合 ムエロークルーキーズマッチ 3分3R
○溝口達也(尚武会)
判定3-0 ※30-28、30-29、30-29
●岩尾 力(パワーオブドリーム)

▼ムエロークJrグランドステージ3対3 2分2R
○佐々木雄汰(尚武会)
判定3-0 ※三者とも20-19
●鈴木笑ノ輔(真樹ジムAICHI)

○堤 駿斗(チームTEPPEN)
判定2-1 ※20-10、20-19、19-20
●土屋邦斗(キング・ムエ)

○東原亨介(WSR池袋)
判定3-0 ※20-18、20-19、20-19
●榮森貫太(キング・ムエ)

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