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【新日本キック】再戦も大激闘!駿太が因縁の相手・蘇我を返り討ちに

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2012/01/15(日)UP


2012年1月15日(日)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00

新日本キックボクシング協会/治政館
「BRAVE HEARTS 18」


▲蘇我英樹(左)の左ストレートに合わせて駿太が右フック!これでダウンを奪った。

▼新春スペシャルマッチトリプルメインイベント(第14試合) 59.1kg契約 3分5R
○駿太(谷山ジム/WMAF世界フェザー級王者)
判定2-0 ※47-47、49-46、49-47
●蘇我英樹(市原ジム/東洋スーパーフェザー級王者)

 新日本キック2012年第一弾のメインイベントを飾るのは、昨年7月の谷山ジム主催興行『ビッグバン』で激闘を展開した駿太と蘇我の再戦だ。前回は僅差のスプリット判定で駿太が勝利しているが、駿太自身が「勝った気がしない」と言うほどの接戦だった。今度は場所を移して蘇我のホームリングでの決着戦。駿太戦後、蘇我は4連勝しており、リベンジに燃える。好カードの実現で後楽園ホールは満員の観客で埋まった。

 1R、パンチと右ローを使い分けていく蘇我に、駿太はジャブと前蹴り。右ストレートの相打ちで蘇我がややグラつき、駿太が一気に攻め込むがすぐに蘇我は回復。パンチで前に出て反撃し、駿太はパンチからのローで応戦する。

 2R、ローの蹴り合いから蘇我がパンチで前に出るが、駿太は前蹴りとブロッキングで防ぐ。逆にボディへ右ストレート、すると蘇我はバックキックを返す。

  左インローからパンチで行く蘇我だが、駿太がブロッキングして右ローを返す。蘇我の左フックがヒットすると、駿太は左ミドル。蘇我がパンチのコンビネーションから左フックをヒットさせると、大きくバランスを崩す駿太。そこへ蘇我がヒジで追い討ちをかける。しかし、駿太も負けじと打ち合いに行き、白熱した展開に!

 3R、駿太はジャブから右ロー、左ミドル。蘇我は左インローからのパンチ。

  駿太の右ローが快音を発して決まり、ボディの打ち合いから蘇我が左フック。駿太は左フックから右ミドル。ステップを使ってよく動く蘇我はパンチを顔面、ボディに当ててステップで移動する。追いかける駿太だが、蘇我のパンチをもらう場面が多い。このラウンドは完全に蘇我のペースかと思われたが、ゴング直前に打ち合いに行った駿太に蘇我が応えたところで、駿太得意の右カウンターが炸裂! ダウンを奪う。

 4R、開始早々から打ち合いを始める両者! 駿太の右に蘇我がグラつく。駿太はハイキック、ヒジで攻め、蘇我もパンチで打ち合う。

  駿太の右ロー、蘇我はジャブ。駿太のジャブをかわして右フックを合わせる蘇我。前に出る蘇我に駿太はヒジで応戦。両者の激しい打ち合いで場内は大歓声に包まれる! ショートアッパーを繰り出す蘇我に駿太は右ヒジ。

  蘇我が左右フックから右ロー、まさに“捨て身”のパンチで勝負をかけるが、駿太もパンチで反撃する。駿太がパンチで押し込んだところでラウンド終了!

 5Rも蘇我がパンチを打ちに行く。駿太は右のカウンターと右ロー。左右フックで捨て身の攻めを見せる蘇我に駿太はヒジと右ローで応戦する。パンチで前に出る蘇我に駿太がカウンターのヒザから右ヒジ! それでも蘇我はパンチで前に出る。

  駿太の右ミドルをキャッチして右フックを入れる蘇我。駿太は右ロー、ジャブ。残り1分で駿太がパンチとヒジで前へ出て場内は盛り上がる。蘇我も左右フックと右ヒジ。駿太の右ストレートにショートアッパーで応戦する蘇我。駿太コールと蘇我コールで場内が真っ二つに割れる中、蘇我が最後のラッシュを見せるが、駿太は右ヒジ! 最後まで打ち合いが繰り広げられ、試合終了のゴングが鳴ると両者とも疲れ果てた表情! 大激闘の結末は、駿太が判定2-0で蘇我を返り討ちにした。

 判定勝ちした駿太には、K-1で活躍した元ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級王者の武田幸三からMVP賞が贈られた。武田は「まさに男のロマンと命を懸けた試合でした。勉強させていただきました」と駿太を祝福。

 駿太は「前回の試合があったので気持ちがめちゃくちゃ乗っていました。相手もやる気でケンカ5割、キックボクシング5割の試合でしたね。

  自分としては前回の試合の方が良かったと思いますが、みんながいい試合だったと喜んでくれたのが嬉しいです」と試合を振り返り、「梅野(源治)君、森井(洋介)君とやりたいですが、日本人対決が続くと面白くない。次は3月くらいに強いタイ人とやりたいです」と、自身のメインテーマである打倒ムエタイに目を向けていた。



▲3R、嵐のようなヒジのラッシュで緑川創(左)を追い込んだシリポン・ルークプラバーツ

▼新春スペシャルマッチトリプルメインイベント(第13試合) 日泰国際戦 68kg契約 3分3R
○シリポン・ルークプラバーツ(タイ/タイ北部ウェルター級王者)
TKO 3R33秒 ※ヒジによるカット→レフェリーストップ
●緑川 創(藤本ジム/日本ウェルター級王者)

  2009年5月にベルトを獲得して以来、長期政権を築く緑川がノンタイトル戦で登場。2011年を無敗で終えて迎えた今年最初の相手は、タイ北部のウェルター級王者という肩書きを持つシリポン。これまで、vsタイ人で7戦3勝4敗と負け越している緑川にとって打倒ムエタイの試金石となる試合だ。未知の強豪シリポンを倒して2012年好スタートを切れるのか?

  1R、緑川は右ローを主軸に様子を窺っていく。シリポンは横蹴りと前蹴りで緑川を突き放しての左ミドル、緑川のパンチには右ミドルを合わせる。ジャブを多用するシリポンは左の縦ヒジ、組んでのヒザ蹴り。緑川はパンチでアタックを仕掛けるが、シリポンは前蹴りでかわしてニヤリ。

 2R、左右のフックで前へ出る緑川だが、シリポンはなかなか当てさせない。

  緑川の左右フックがヒットするとすぐに組み付いて追撃を許さないシリポン。シリポンは長いリーチからのジャブ、組むと緑川をコカす。

 3R開始と同時に、シリポンはいきなりヒジの猛ラッシュ! 左右のヒジで一気に襲い掛かり、緑川をリング狭しと追い回す。場内がどよめく中、ついに緑川は左目上をヒジでカットされ、レフェリーが試合をストップ。シリポンが圧倒的な勝利を飾った。 

【関連リンク】

>>新日本キックボクシング協会公式サイト

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