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【カーニヴォラス】世界タイトルマッチ2試合で日本勢敗れる

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2012/08/12(日)UP

序盤はTAKEYUKI(左)のローに苦しめられたスンジュン(右)だが、TAKEYUKIのスタミナ切れで逆襲に転じた

Carnivorous実行委員会
「Carnivorous」
2012年8月12日(日)東京・ディファ有明

▼WBKFライト級世界王座決定戦 3分5R
○リ・スンジュン(韓国/同級5位)
KO 5R 33秒 右ハイキック
●TAKEYUKI(ウィラサクレック・フェアテックスジム/同級3位)
※スンジュンが新王座に就く。

  TAKEYUKIは元・全日本キックボクシング連盟ライト級8位のベテラン選手。対するスンジョンは今年6月3日の『ビッグバン』に来日し、谷山俊樹に KO負けを喫している。TAKEYUKIが初のベルトを手にするのか、それともスンジュンが前回KO負けの屈辱を払拭するのか?

 1R、TAKEYUKIが蹴りとヒジ打ちを織り交ぜて優位に立つ。さらに左ボディから左フック、ヒザ蹴りと右ロー。しかし、スンジュンが強い右ローを次々とヒットさせ、左右フックで前へ出る。

  2R、TAKEYUKIに左ローを蹴られながらも、右ローと左右フックで前に出るスンジュン。3RはTAKEYUKIがヒジでけん制し、右ローを何度も命 中させる。このローでグラつくスンジュン。しかし、4RになるとTAKEYUKIのスタミナが切れてきて、逆に右ローを効かされる。

 5Rに入り、TAKEYUKIの足が効いているのにもかかわらず、序盤からスンジュンがパンチとミドルキックで積極 的に前に出る。その勢いで右ハイキックを放ったところTAKEYUKIの顎にクリーンヒット! TAKEYUKIは立ち上がることが出来ずスンジュンの KO勝ちとなった。

  なお、全試合終了後、大成敦WKBF日本支部長(右写真の右から2人目)は「プロなので、強いだけではなく、エンターテインメントの方もさらに向上してい きたいです。海外選手(フランス、オーストラリア、中国など)からのオファーも多いので私がキックボクシングを通じて培ってきた世界のルートを生かして選 手たちの夢の舞台を作っていきたいですね」とコメントした。


ロシャニ(左)がヒジで牧野(右)を流血に追い込みTKO勝ち

▼WBKF世界スーパーウェルター級タイトルマッチ 3分5R
○ヴァヒド・ロシャニ(イラン大誠塾/アマチュアムエタイ70kg級金メダリスト/挑戦者)
TKO 3R3分00秒 ※額からの出血過多のためレフェリーストップ
●牧野智昭(J-NETWORK・フォルティス渋谷/王者)
※ロシャニが新王座に就く。牧野は初防衛に失敗。

  2011年4月29日にアスガル・ギベチ(イラン)を破って世界王座に就いた牧野が、初防衛戦を迎える。ロシャニは2010年5月2日に開催された『K- 1 WORLD MAX』で、城戸康裕を破っているイランの実力者。城戸に「僕はアルバート・クラウスやアルトゥール・キシェンコとも試合をしていますけど、今までで試合 をした選手の中で(ロシャニは)一番強かったんじゃないかと思うくらい」とまで言わしめた。牧野は初防衛戦にして難敵を迎え撃つことになった。

 1R、前に出て右ローと左右フックを繰り出すロシャニを牧野はヒザ蹴りで迎え撃ち、ジャブと前蹴りで突き放す。ロシャニは後ろ蹴りも放ち、牧野を投げや足払いで転倒させる。

 2R、牧野がパンチで前に出るとロシャニは組み付きを多用し、イエローカードが提示された。ロシャニは大振りの左右フック。牧野は首相撲からのヒザ蹴り。ロシャニは牧野の首相撲を振りほどくと同時に右ヒジ! これで牧野が流血し、ドクターチェックが入る。

 牧野は出血がひどく、ドクターが血をふいて試合続行となったが、3R終了後、出血が止まらずレフェリーストップ。ロシャニのTKO勝ちとなった。


デュソク(右)が的確に技を決めて世界王座に就いた

▼WBKF 70kg級世界王座決定戦 3分5R
○オ・デュソク(韓国/世界ムエタイ連盟ウェルター級王者)
判定 3-0 (ジャッジ3名とも49-48)
●ナーセル・アハマディアン(イラン/アジア70kg級王者)
※デュソクが新王座に就く。

 アハマディアンはパワーがあり積極的に攻める。デュソクがそれを防御しながら返すという展開になるが、4Rになるとアハマディアンが徐々にスタミナ切れし、デュソクがしっかり技を入れポイントを奪う展開。

 5R、巻き返しをはかるべく積極的に前に出たアハマディアンだったが、デュソクが確実に技を入れ3-0で判定勝ちとなった。


▼WBKFアジア・スーパーライト級王座決定戦 3分3R
○恭兵(大誠塾/WBKF日本ライト級2位)
KO 1R2分19秒 ※左ローキック
●ムン・ゾンミン(韓国/WBKF韓国・ライト級1位)
※恭兵が新王座に就く。

▼WBKFスーパーライト級日本王座決定戦 3分3R
○大鬼(湘南格闘クラブ/WBKF日本同級3位)KO 3R1分52秒 ※右ストレート
●JYO(大誠塾/WBKF日本同級6位)
※大鬼が新王座に就く。

▼WBKFヘビー級 国際戦 3分3R
○蛯澤克治(大誠塾/WBKF日本同級7位)
TKO 2R1分38秒
●ファルロック(イラン/WBKFイラン同級3位)

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