2012/11/23（金）UP
（最終更新：2012/11/23 16:33）

グッドルーザー
「Krush-EX 2012 vol.6」
2012年11月23日（金・祝）東京・新宿FACE

▲左ローキックで小鉄（左）を追い込む牧平圭太（右）

▼メインイベント（第7試合）　Krush -67kg Fight　3分3R延長1R
○牧平圭太（team pitbull）
判定3－0　※30－29、30－29、30－28
●小鉄（スクランブル渋谷）

　新設された－67kg級の一戦。牧平はこれまで－63kg級戦線で活躍してきたが、階級を上げる。一方の小鉄は－70kg級から階級を落として臨む。会見で宮田充プロデューサーは来年1月14日代々木大会で開催される－67kg級初代王座決定トーナメント出場の一枠について「いい勝ちっぷりをしたら考えてもいい」と話しており、両者ともに気合いの入った表情を見せる。

　1R、サウスポーの牧平は左ミドル、左ローと蹴り分ける。小鉄はローをもらいながらも左右のフックで前進する。牧平のローvs小鉄のパンチという図式で試合が進む。小鉄が左右フックからテンカオ、牧平はリーチ差を生かしたパンチからこつこつと左ローを当てていく。

　2R、牧平のローをカットすることなく、ひたすら小鉄は左右フックで前進。牧平が左ロー連打。

　小鉄は右ハイキックを出すと、牧平はバランスを崩してしまうがダウンと見なされず。牧平のローが止まらない。

　3R、このラウンドも牧平が左ロー。蹴られ続け棒立ちになる場面もあったが、小鉄は変わらずパンチで前進していく。お互いに決定打はなかったが、フルラウンド手数を出し続ける展開となった。判定で勝利した牧平は「ちゃんと倒してから言いたかったのですが、もっと修行して絶対に結果を出すので、良かったら1月のトーナメントの枠に自分を入れてもらいたい」とした。

▼セミファイナル（第6試合）　Krush -63kg Fight　3分3R延長1R
○山口裕人（MA・多田ジム山口道場/DEEP KICK65kgトーナメント王者）
KO　1R2分50秒
●緒方　惇（チーム緒方）

　緒方はアマチュアボクシングで国体準優勝の実績を持つハードパンチャー。9月のFACE大会で高橋誠治にKO負けしており今回が再起戦となる。対する山口は強打を誇り、9月のKrush YOUTH GP 2012 -63kg級一回戦で木村ミノルをKOしている。

　1R、緒方は右フックから左ストレートでプレッシャーをかける。序盤は緒方のパンチの手数が多かったが、徐々に山口もパンチの手数を増やす。打ち合いになると、山口の左右フックで緒方がダウン！　試合が続行されるも、山口が立て続けに2度のダウンを奪いKO勝ちした。

▼第5試合　Krush -70kg Fight　3分3R延長1R
○竹野　蓮（MA・多田ジム山口道場/DEEP KICK70kgトーナメント優勝）※初参戦
判定3－0　※29－28、30－29、30－29
●松村☆D☆HIRO克（シルバーウルフ）

　竹野は、2010年K-1甲子園で活躍し、昨年4月に行われたDEEP KICK70kgトーナメント一回戦でプロデビューすると、連続KOでトーナメントを制覇した。その後、ベテランファイターの濱崎一輝を僅か1R55秒、 KOで下すアップセットも。今年10月、敗れはしたが、数戦のキャリアでダニロ・ザノリニが保持するHEATキックミドル級タイトル挑戦者に抜擢されるなど、周りからの評価も高い。今回、Krush初参戦となり、安定した実力を誇る松村☆D☆HIRO克（シルバーウルフ）と激突する。

　1R、松村のワンツーに対し、竹野は右ローで前進。竹野は松村のパンチをもらい鼻血を出してしまう。2R、松村はパンチから右ハイキック。竹野はローを中心とした攻撃。3R、プレッシャーを強くする竹野がパンチから強烈なローを連打。松村もパンチを返し応戦する。接近戦を仕掛ける竹野はテンカオ、右ハイキック。ローを出し続けゴング。竹野が判定3‐0で勝利した。