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【J-NETWORK】大石がヒジ打ちで逆転!暫定王座に就く

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2013/01/14(月)UP

▲大石(右)が飛び込むようにして決めたヒジ凶弾でTKO勝ち

J-NETWORK
「J-KICK 2013~Road to the King of J~1st」
2013年1月14日(月・祝)東京・後楽園ホール

▼メインイベント(第11試合) J-NETWORKスーパーライト級暫定王座決定戦 3分5R延長1R
○大石駿介(OISHI GYM/J-NETWORKスーパーフライ級2位、WPMF日本スーパーフライ級1位)
TKO 3R1分59秒 ※ヒジによるカット→レフェリーストップ
●影日“ポパイ”和徳(ボスジム/J-NETWORKスーパーフライ級1位、WPMF日本スーパーフライ級6位、TRIBELATEスーパーフライ級王者)
※大石が暫定王座に就く。

 今大会でJ-NETWORKスーパーライト級王者・菅原勇介(TARGET)と同級1位・影日のタイトルマッチが行われる予定だったが、菅原が11・11M-1のゲーオ・フェアテックス戦で負傷したために欠場。これを受けて、暫定王座決定戦として、影日と同級2位の大石が対戦する。

 影日は昨年4月のJ-NETWORKスーパーライト級次期王座挑戦者決定戦で菅原に敗れ、タイトルに挑戦出来なかった。しかし、同年11月に行われたTRIBELATE(トリビュレート)でKO勝利し、TRIBELATEスーパーライト級タイトルを獲得。

 対する大石は、過去に2度菅原とタイトルマッチを行い、1度はタイトルを奪取したが、2度目の対戦で敗れ防衛に失敗している。ここ2戦は勝ち星に恵まれておらず、今回の一戦に再起を懸ける。暫定王者となり、菅原とのリベンジマッチ(王座統一戦)に進むのは果たしてどちらか?

 1R、サウスポーの影日はジャブから左ストレートを突き刺し、大石はローキック主体。後半は影日のヒザ蹴りに大石もヒザ蹴りで応戦した。

 2R、影日はストレートなみの強い左ジャブを多用し、距離を取る。大石が近付いてくるとヒザ蹴りを合わせ、大石は右ミドルキックからのパンチ。両者ヒジも打ち合うが、影日の圧力の強さが目立つ。

 3R、影日のアッパー&フックに大石はヒジで応戦。組み合ってのヒザの蹴り合い、ヒジの打ち合いとなる中、パンチでやや押されていた大石が縦ヒジ一閃! この一発で影日は右目上から出血し、ドクターチェックに。ここでストップが宣告され、大石が暫定王座を獲得した。

 大石は「次は統一戦ですが、ハッキリ言って自分にとっては通過点なので、菅原選手に獲られたベルトをしっかりと奪い返します」と、王座奪回を宣言した。


 

▲板倉(左)は延髄斬りのような飛び蹴りを繰り出す

▼セミファイナル(第10試合) 67kg契約 3分3R ※ヒジあり
○板倉直人(スクランブル渋谷/WPMF日本ウェルター級6位)
判定3-0 ※三者とも30-28
●森本一陽(レグルス池袋/J-NETWORKスーパーウェルター級王者)

 森本は8勝のうち5KOとKO率の高いハードパンチャー。今年2月からスタートしたJ-NETWORKスーパーウェルター級王座決定トーナメントでは川端健司、高修満を破り王座を獲得。

 しかし、チャンピオンになってからはKrush、REBELSに参戦するも現在2連敗と早くも崖っぷちの状態となった。

 一方、板倉は、アントニオ猪木を崇拝している“キック界の燃える闘魂”。M-1やREBELSなどのリングで活躍し、J-NETWORKには5年ぶりの参戦となる。10月のK・ルークプラバーツ戦では敗れており、チャンピオンを倒しての復活を狙う。

 1R、森本はマッチョな肉体からパワフルなフックとミドルキックを放ち、板倉はジャブと前蹴り、そしてインローで距離を取る。

 2Rの序盤は森本が右ミドルを当て、後半は板倉が左ミドルを連打。板倉は左ミドル、前蹴りからヒジにつないで森本の頭部をカットすることに成功。前へ出る板倉に下がる森本。

 3R、板倉はこの試合で多用しているジャンプしての前蹴りから、組み付いてのヒザ蹴り。森本はフックで倒しに行くが、板倉に距離を取られてしまう。最後には板倉が猪木の必殺技である延髄斬りを彷彿とさせるような飛び蹴りを見せ、判定勝ち。

「元気ですかーっ!」と恒例になった猪木のモノマネを披露した板倉は、「1階級上のチャンピオンに勝ったので、J-NETのウェルター級戦線に入りたい」とタイトルへの挑戦をアピールした。


 

▲テヨンの左フックで高はバッタリと仰向けに倒れた

▼第9試合 67kg契約 3分3R ※ヒジあり
○テヨン(NJKF・キングジム/NJKFウェルター級2位)
KO 2R1分21秒 ※左フック
●高 修満(こう・すまん/エイワスポーツジム/J-NETWORKスーパーウェルター級1位、WPMF日本ウェルター級7位)

 高は現在3連敗中と崖っぷち状態。50戦を越えるベテランファイターはこの一戦で再起なるか。対するテヨンは、11月のNJKFで宮越宗一郎と対戦してデビュー7戦目で初の黒星を喫したが、格上相手に大善戦を見せた。5勝のうち4勝がKOという高いKO率を誇っている。

 1R、テヨンはジャブとローキックでジリジリと前に出て、右ボディストレートを突き刺す。後半にはヒジを多用。高は右ミドルを中心に蹴り、ヒジにはヒジで対抗する。

 2R、テヨンは右ローを蹴りつつ左ボディを狙い始めたかと思ったのもつかの間、ボディブローとローキックで高の意識を下に向けさせていきなり左フック!

 この一発が見事に高のアゴを捉え、高はバッタリと倒れる。テヨンがハードパンチャーぶりを見せ付けてKO勝ちした。


 

▲巨輝(左)と鈴木(右)はパンチ、ヒジの打ち合いでお互いに一歩も退かずドロー

▼第8試合 スーパーライト級 3分3R ※ヒジあり
△巨輝(なおき/TARGET/RISEライト級6位、元NKBフェザー級・ライト級王者)
ドロー 判定1-0 ※29-28、29-29、29-29
△鈴木真治(藤原ジム/WPMF日本スーパーライト級3位)

 現在RISEを中心に各団体へ戦場を広げている、元NKBフェザー&ライト級王者・巨輝(TARGET)が初参戦。同じく初参戦となるWPMF日本スーパーライト級3位・鈴木真治(藤原ジム)と対戦する。巨輝は強いパンチを武器にし、常にアグレッシブなファイトスタイルで場内を沸かせている。

 対する鈴木は2012年に3試合を行い、いずれもTKO勝ちを収めて現在3連勝中。得意の蹴り技とヒジ打ちを駆使し、この勢いで巨輝をも倒すのか?

 1R、キレのある左ミドルをタイミングよくヒットさせる巨輝に、鈴木は右ローで対抗。両者きびきびと動いてパンチを出し、スピーディーな展開に。

 2R、鈴木の左ボディブローがヒット。そして左ローの一撃で巨輝が足を引きずる! 明らかなダメージが見える巨輝に鈴木はボディブローとロー。巨輝は打ち合いに持ち込んでローを蹴られないようにし、このラウンドをしのいだ。

 3R、巨輝が左右フック、右ストレート、ヒジ、ボディブローで逆転を狙って前へ出る。鈴木もパンチとヒジを返すが、このラウンドは巨輝の攻勢が目立った。

 判定はジャッジ1名が巨輝を支持するも、ドローとなった。


▼第7試合 ウェルター級 サバイバルマッチ1
○富士丸亮太(天空・藤/J-NETWORKウェルター級8位)
判定3-0 ※29-28、30-28、30-28
●基流・ザ・ビャー(サムライ修斗クラブ/元日本プロキック連盟スーパーライト級王者、元MA日本ミドル級8位)

▼第6試合 スーパーフェザー級 3分3R ※ヒジあり
○下丈一朗(TARGET/J-NETWORKフェザー級7位)
判定3-0 ※三者とも30-28
●楠本絋平(M-FACTORY/J-NETWORKスーパーフェザー級4位)

▼第5試合 J-NETWORKヘビー級王座決定トーナメント1回戦 サバイバルマッチ1
○木村秀和(HALEO TOP TEAM/J-NETWORK同級4位、RISE同級7位、WPMF日本クルーザー級5位)
延長R 判定3-0 ※三者とも10-9
●大治ZLS(チームゼロス/RISEヘビー級10位)
※木村が決勝戦に進出。本戦の判定は30-29、29-29、29-29

▼第4試合 J-NETWORKヘビー級王座決定トーナメント1回戦 サバイバルマッチ1
○楠ジャイロ(志村道場)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-28
●篤志(BLUE DOG GYM/元NJKFヘビー級1位)
※楠が決勝戦に進出。

▼第3試合 58kg契約 3分3R ※ヒジあり
○久世秀樹(レンジャー品川)
判定2-0 ※29-29、29-28、29-28
●奥泉宣昭(TARGET)

▼第2試合 スーパーバンタム級 3分3R
○JUNCER(広島J’sジム)
判定3-0 ※30-28、30-27、29-28
●鎌田裕史(韓道場)

▼第1試合 ミドル級 3分3R
○浜崎孝久(ムエタイ冠斗ジム)
TKO 3R51秒 ※ヒザ蹴り
●タバスコ侑一郎(総合格闘技HIT)

▼オープニングマッチ第2試合 スーパーライト級 3分3R
○長井正人(ASSHI-PROJECT)
TKO 3R57秒 ※レフェリーストップ
●工藤公邦(蹴空ジム)

▼オープニングマッチ第1試合 フェザー級 3分3R
△耀織(よしき/Y’s glow)
ドロー 判定0-1 ※28-28、27-29、28-28
△ZAWA-3(ざわさん/スクランブル渋谷)
※耀織は計量オーバーで2点減点。

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