2013/03/21（木）UP
（最終更新：2022/07/19 10:54）

PRO-KARATEDO連盟
「PRO-KARATEDO 達人III」
2013年3月17日（日）大阪・旭区民センター

　この大会は一昨年8月にスタートしたもので、バンテージもなしの素手による顔面パンチ、ヒジ打ち、頭突き、金的攻撃、投げ技、瞬間の寝技、スタンドでの絞め技及び関節技、道着を掴んでの打撃、倒れた相手への突きと、ほぼあらゆる攻撃が認められる「超実戦空手」ルールが特色。

顔面パンチをもらって顔を抑え、倒れてのKO

　3度目の開催となる今回は5階級での王者（達人）決定戦が行われた。素手による顔面パンチが大きな特色でありながら、掴んでの攻撃や頭突きも認められるため、どの距離においても攻防に緊張感がみなぎる。第3試合のライトヘビー級タイトルマッチでは金的攻撃が技有りとなって優勢勝ちとなり、王者となるという場面も見られた。

　メインでは理心塾のエース、谷口聡が宝山力からヒザ蹴り連打で技有りを奪った後、さらにヒザ蹴りで倒して王座を獲得。セミではNJKFバンタム級でも活躍するRISING一治が右ストレート一発で山本の顔面を破壊。素手なのでRISING自身も拳を痛めながら、ベルトを腰に巻いた。

　従来のフルコンタクト空手、「何でも有り」とされる総合格闘技ともまた異なる実戦格闘技を追求した大会は、新たな展開に突入した。

＜全試合結果＞

▼第7試合　PRO-KARATEDOウェルター級（70kg以下）タイトルマッチ達人決定戦　3分1本勝負（延長2分、再延長1分）
○谷口　聡（理心塾/理心塾全日本格闘武術空手道選手権王者・空手歴25年）
KO　2分48秒　※ヒザ蹴り
●宝山　力（宝塾/ケイオスセイフティートーナメント王者、新空手K-2トーナメント準優勝・糸東流7年、ボクシング5年、キックボクシング9年）
※谷口がウェルター級王者「達人」に。

▼第6試合　PRO-KARATEDOフェザー級（60kg以下）タイトルマッチ達人決定戦　3分1本勝負（延長2分、再延長1分）
○RISING一治（誠至会/NJKFバンタム級2位、全日本硬式空手軽量級王者・空手歴18年）
KO　1分18秒　※右ストレート
●山本武晴（和術慧舟會/和術選手権王者・空手歴25年）
※RISING一治がフェザー級王者「達人」に。

▼第5試合　PRO-KARATEDOライト級（65kg以下）タイトルマッチ達人決定戦　3分1本勝負（延長2分、再延長1分）
○西村圭生（理心塾/理心塾全日本格闘武術空手道選手権王者・空手歴15年）
再延長判定
●塚弘太郎（禅道会/全日本RF空手道選手権王者・空手歴10年）

▼第4試合　PRO-KARATEDOヘビー級（85kg以上）タイトルマッチ達人決定戦　3分1本勝負（延長2分、再延長1分）
○奥田道仁（昇気館/輪道会空手王者、内田塾JAPAN GAME王者・空手歴27年）
優勢　※パンチによる技有り
●山下敦央（内田塾/内田塾JAPAN GAME王者・空手歴12年）
※奥田がヘビー級王者「達人」に。

▼第3試合　PRO-KARATEDOライトヘビー級（85kg以下）タイトルマッチ達人決定戦　3分1本勝負（延長2分、再延長1分）
○若林信人（理心塾/理心塾全日本格闘武術空手道選手権王者・空手歴22年）
優勢　※金的による技有り
●内林幹透（無所属/空手歴10年、総合格闘技5年）
※若林がライトヘビー級王者「達人」に。