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【WINDY】ジュニア地域対抗戦は東北選抜が優勝、日タイ国際戦は日本勢が勝利

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2013/06/16(日)UP

▲ジュニア地域対抗戦で優勝した東北選抜チームの(左から)佐高仁、野田翔太、片岡亜沙人

 6月16日(日)愛知・名古屋国際会議場イベントホールにて、『MUAYTHAI WINDY SUPER FIGHT IN NAGOYA ~Muaythaiphoon~vol.3』が開催された。

 毎年夏に行われる同大会は“ジュニアオールスターゲーム”と称され、特にジュニア地域対抗戦は全国から強豪選手が集い、ジュニアムエタイ最高峰の戦いが繰り広げられている。また昨年からは日タイ国際戦も行われており、ジュニアの大会としては異例のスクリーンでの映像、入場ゲート、入場曲などの演出が施され、ジュニアオールスターゲームに相応しい大会となった。

▽ジュニア地域対抗戦の部
 東北、関東、名古屋、関西、九州、WINDY選抜の計6チームから3名ずつ出場し争われた地域対抗戦。各チーム一進一退を繰り広げる中、抜け出したのは東北選抜であった。

 ドラゴンボクシングスタジアム(DBS)、NJKF王者である野田翔太(東北選抜/FLAT UP)は、高岡賢伸(名古屋選抜/OISHI-GYM)と対戦。高岡の大健闘によりドローとなったものの、佐高仁(東北選抜/DRAGON GYM湯沢)はWINDY王者の星野梨衣智(WINDY選抜/LEGEND GYM)を寄せ付けず首相撲で圧倒。片岡亜沙人(東北選抜/FLAT UP)は小林羅衣(九州選抜WINDY推薦/立川KBA)をパンチで追い込みフルマークの判定勝利。

 これにより東北選抜の2勝1引き分けで優勝が決まった。しかしながら、3戦全勝チームはなく、それぞれ実力が拮抗したハイレベルの争いであった。

▽日・タイ国際戦
 国内40~45kg級では敵なしの大田拓真(新興ムエタイジム)が日タイ国際戦に登場、ワンテー・チームウィンディスーパーファイトタイランド(タイ)と対戦した。

 この試合、ワンテーは計量で規定体重(44kg)をクリアできず、グローブハンデおよび減点2からのスタートとなった。序盤から圧力をかけ、前進するワンテーに対し大田はうまく距離をとりながら素早いミドルで応戦。中盤からはタイ同様首相撲合戦に。双方拮抗した展開が続くが、減点が響き大田選手の判定勝利となった。

 今年のメインイベントを飾ったのは山田航暉(キング・ムエ)。4月に行なわれたWINDYトラン遠征でトラン県40kg級王者となり、地元名古屋へ凱旋と相成った。相手はデンムースリム・チームウィンディスーパーファイトタイランド(タイ)。サウスポー構えのデンムースリムは1R目から積極的に前に出て左ボディストレート、左縦ヒジを見舞う。ペースがつかめない山田に対し、デンムースリムの左ヒジがクリーンヒット、まゆ下が切れ出血。

 中盤からペースを戻した山田は重いローキックで対抗、デンムースリムは首相撲からのコカし技で応戦する。後半、コツコツ当てていた山田のローが効き始め、防戦一方のデンムースリム。最後はあわやKOかところまで追い込んで試合終了。最後の攻めが決め手となり、山田が判定勝利した。

▽ワンマッチの部
 フレッシュな顔ぶれが集まったワンマッチの部、注目を集めたのは20kg級の西村羽蹟(キング・ムエ)vs曽我流生(新興ムエタイジム)の一戦。前へ前への曽我に対し、西村は下がりながらもキレのある左ミドルで応戦。20kg級とは思えないハイレベルな攻防で観客を沸かせた。

 またワンマッチの部最後を飾ったのは石部陽向(京都野口ジム)vs奥脇竜哉(はまっこムエタイジム)。奥脇は過去MAやNJKFのタイトルも獲得している強豪。石部は関西でメキメキと頭角を現している選手。試合はゴング直後、石部の顔面前蹴りがクリーンヒットし、場内の度肝を抜く。その一撃で奥脇は鼻から出血し、その後も石部の顔面前蹴り再三ヒット。出血がひどく、石部のTKO勝ちとなる波乱が起きた。

●WINDY佐藤孝也代表のコメント
「今大会は、ワンマッチも地域対抗戦も地方選手の活躍が目立ちました。特にワンマッチの石部陽向選手(京都野口ジム)のKO劇は素晴らしいものでした。また地域対抗戦のメイン、大崎孔稀選手(WINDY選抜)と山本恭太郎選手(関西選抜)のプロルールでの対戦も見ごたえありました。ジュニアムエタイの新たな可能性が広がったのではないかと思っています。そして何より地域対抗戦東北選抜の活躍は目を見張るものがありました。地方とはいえ、今大会で活躍した選手たちは技術も経験もトップレベルと言ってもいいでしょう。今後もこのナショナルレベルの選手達を発掘し、本場のムエタイに近づいていきたいと考えています」

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