2013/09/15（日）UP
（最終更新：2013/09/18 20:27）

ニュージャパンキックボクシング連盟/誠至会
「NJKF2013　5th ISKA世界タイトルマッチ」
2013年9月15日（日）大阪・たかいし市民文化会館アプラホール

▼ダブルメインイベント2　ISKA世界ムエタイスーパーフェザー級王座決定戦　3分5R
○中嶋平八（誠至会/NJKFフェザー級王者）
判定3－0　※49－46、49－47、50－47
●マシュー・ツゥー（イギリス/ISKAムエタイ・ヨーロッパ・フェザー級王座、UK MTF認定ムエタイイギリス・フェザー級王座、同ヨーロッパフェザー級王座）
※中嶋が新王者に

　中嶋の相手トゥーはベトナム系イギリス人選手で、サウスポーで蹴りを得意とする。事前にはサウスポーであることぐらいしか情報がなかったという中嶋は、1Rから積極的にミドルやハイを出してくるトゥーに対し、ジャブからローを合わせていく。1Rに早くもトゥーはローが効いたような様子を見せ、終盤にはミドルからパンチに切り替える。

　2Rに中嶋はトゥーをロープ際に追い詰めてボディストレート一閃。さらに右フックでダウンを奪ってみせた。早い回での決着もあるかと思われたが、トゥーはここから粘りを見せ、再びミドルを中心に蹴っていく。

　中嶋はミドルを受けつつもロー連打、アッパー、ボディなどで攻め、大きなピンチはないままに試合は終了。トゥーの粘り強さに若干手を焼いたものの、文句なしの判定勝利で2本目、そして初の世界ベルトを腰に巻いた。

　中嶋は「相手がサウスポーだということしか分からなかったので、サウスポーの相手に自分が勝つことを考えて練習してきました。自分の攻撃が効いているのは分かったけど、相手もミドルをたくさん蹴ってきてもらってしまったので、今後の課題ですね。まだまだ強い選手はたくさんいるし、世界で闘っていきたいので、この課題を修正してもっと強くなりたい」と話した。

▼ダブルメインイベント1　ISKA世界ムエタイ・フェザー級暫定王座決定戦　3分5R
○国崇（拳之会/WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーバンタム級王者）
判定3－0　※50－47、50－46、49－47
●パトリック・カータ（イタリア/WKN世界ムエタイ・フェザー級王者）

　WBCムエタイ・インターナショナル王座をはじめとしてこれまで数々のベルトを巻いてきた国崇は序盤からローを起点に得意のボディを繰り出してカータを攻め、2Rには久々に飛びヒザ蹴りもヒット。劣勢にたまらず組みにきたカータはダメージも明らかで、こちらもKO決着の予感があったが、カータが粘るとともに国崇のペースが落ちてきた。

　ボディ、バックヒジなども見せた国崇は中嶋同様に相手を追い詰めるには至らず、5Rが終了。判定勝利をものにした国崇はホッとしたような表情を見せ、ISKAのベルトを巻いた。暫定王者に認定された国崇は、来年に正規王者と統一戦を行い、勝てば正規王者に。また正規王者が統一戦に出場できない場合は、国崇が正規王者に繰り上がることになる。

　国崇は試合後のマイクで「試合内容はよくなかったけど、何とか勝つことができました。来年には統一戦もあるし、12月には倉敷でタイのランカーとも対戦します。まだまだ頑張りますので、応援よろしくお願いします」と観客に挨拶した。控室では「自分としては試合間隔が空いてしまった（7ヵ月ぶり）ので、あまり思ったように動けなかったですね。2Rの飛びヒザはガツンと当たったのでいけると思ったんですが倒れなくて、その後も粘られました。統一戦、タイのランカーとの試合はこれでは勝てないので、もっと練習します」と気を引き締めていた。

▼セミファイナル（第19試合）スーパーフェザー級　3分3R延長1R
○竜宜（誠至会）
判定3－0　※30－29、30－28、30－29
●KEI（E.S.G）

▼第18試合　68kg契約　3分3R
○DAI（誠至会）
判定3－0　※三者とも30－29
●白神武央（拳之会）

▼第17試合　62.5kg契約　3分3R
○階　勇弥（健心塾）
判定3－0　※30－27、29－28、29－28
●凌太（OGUNI）

▼第16試合　スーパーライト級　3分3R
○藤阪弘樹（M-FACTORY）
TKO　3R49秒
●宮島教晋（誠至会）

▼第15試合　60kg契約　3分3R
○半田喜蓮（誠至会）
TKO　3R1分36秒　※セコンドからタオル投入
●鶴谷　剛（OGUNI）
※鶴谷は計量オーバーのため減点1

▼第14試合　55kg契約　3分3R
○KING強介（ROYAL KINGS）
判定2－0　※29－28、30－30、30－29
●RISING一治（誠至会）

▼第13試合　58kg契約　3分3R
△楠本紘平（M-FACTORY）
ドロー　判定1－0　※30－28、30－30、30－30
△大樹（ARENA）

▼第12試合　スーパーライト級　3分3R
△AKIRA（誠至会）
ドロー　判定0－0　※三者とも28－28
△ムテキング（Fight Club Rush）

▼第11試合　67kg契約　3分3R　※ヒジなし
○二朗（日進会館）
判定2－1　※28－30、30－27、30－29
●谷口　聡（理心塾）

▼第10試合　55kg契約　3分3R　※ヒジなし
○tatsu魅（武心会）
判定3－0　※三者とも29－28
●金山幸太（アツキムエタイジム）
※tatsu魅は計量オーバーのため減点1

▼第9試合　63kg契約　3分3R　※ヒジなし
○朝倉豊樹（TIA辻道場）
TKO　1R1分56秒　※右フック
●力也（日進会館）

▼第8試合　62kg契約　3分3R　※ヒジなし
○北野克樹（誠至会）
TKO　2R3分　※パンチ連打によるレフェリーストップ
●KAMIKUBO-俊（チームguilty）