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【戦場】KO勝ちの若山龍嗣と、再戦を制した晃希が二冠王に

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2013/10/13(日)UP

(左から)戦場・石垣慎壱イベントプロデューサー、裕喜、晃希、若山龍嗣、DRAGON GYM・佐藤亮会長

DRAGON GYM
「大震災復興チャリティーイベント戦場 11」
2013年10月13日(日)宮城・ドラゴンボクシングスタジアム

▲沖縄の優吏(左)をパンチでKOした若山龍嗣(右)

▼トリプルメインイベント3(第11試合) DBS対沖縄3対3対抗戦3 DBS初代スーパーフライ級王者決定戦 3分5R ※ヒジあり
○若山龍嗣(DRAGON GYM/J-NETWORKスーパーフライ級王者)
KO 3R1分31秒
●優吏(ゆうし/真樹ジムオキナワ/RKAバンタム級2位)
※若山が初代王者に 

 5月に優希を破り、J-NETWORKスーパーフライ級王座に就いた若山がタイトル獲得後初の試合で、RKA(琉球かきだみし協会)バンタム級上位ランカーの優吏とDBS初代王座を懸けて激突。沖縄のリングが主戦場のため実力が未知数の優吏を相手に、若山は勝利して二冠王となれるか。 

 1R、遠い間合いから優吏がロー、ミドル。若山はパンチを上下に散らし距離を潰す。組まれても優吏は離れ際に鋭いヒジを繰り出し、緊張感のある攻防となる。

 2Rには、優吏がヒジで若山の左まぶたをカットしたが傷は浅い。3Rには、左ハイでKO狙いの優吏に対し、若山が一気にパンチの連打。

 優吏はパンチにヒジを交ぜながら応戦したが、若山の右ストレートがクリーンヒット! 優吏が前のめりに倒れ、若山がKOで2本目のベルトを獲得。マイクを握ると「試合間隔が空いて緊張しました。まだまだ強くなってDBSを盛り上げたいと思います」とアピールした。


 

▲晃希(左)が柿崎(右)を返り討ちにした

▼トリプルメインイベント2(第10試合) DBS初代ライト級王者決定トーナメント決勝戦 3分5R ※ヒジあり
○晃希(こうき/TeamS.R.K feat悪羅スタ埼玉/UKFイーストアジアスーパーフェザー級王者)
判定3-0 ※49-47、49-48、49-48
●ダイナマイト柿崎(DRAGON湯沢/DBSライト級1位)
※晃希が初代王者に

 破竹の勢いで駆け上がってきた晃希と柿崎がタイトルを賭けて激突。両者は5月大会で対戦しており、晃希が柿崎から2度のダウンを奪って完勝している。5カ月ぶりの再戦で晃希が返り討ちするのか、それとも柿崎がリベンジか。  

 1Rから晃希がミドル、ロー、ハイと蹴り分けて優勢に試合を進める。柿崎はインファイトを仕掛けていくが、晃希のヒジで柿崎が額を大きくカット。

 晃希が蹴りで突き放すも柿崎は流血しながらパンチで勝負を仕掛ける。3Rにはスタミナで上回る柿崎の手数が増え、晃希は後退してしまう。4Rには、柿崎がバックブローをヒットさせるが、晃希はロー、ミドルと蹴りで突き放す。最終R、柿崎はパンチでガンガン前に出るが、意地を見せる晃希が蹴りを当て、組み付いてはこかして柿崎の反撃を許さない。僅差の判定で晃希が勝利し、タイトルを獲得した。


 

▲裕喜(左)が沙斗流(右)を蹴り技で突き放す

▼トリプルメインイベント1(第9試合) DBS初代スーパーバンタム級王者決定トーナメント決勝戦 3分5R ※ヒジあり
○裕喜(KIX/DBSスーパーバンタム級1位)
判定2-1 ※49-47、49-50、49-48
●沙斗流(さとる/ラビカラ/DBSスーパーバンタム級3位)
※裕喜が初代王者に

 冷静な戦いでトーナメントを勝ち上がったオールラウンドなテクニシャンの裕喜と、豊富なスタミナと打たれ強さで急成長している沙斗流で王座が争われた。

 1Rから蹴りで勝負の裕喜に対し、 沙斗流はパンチのみの攻撃でひたすら前進する。裕喜は首相撲を仕掛けヒザを打つと、沙斗流は裕喜のボディにパンチの連打を打ち込んで抵抗する。

 2Rには、沙斗流の右ストレートが裕喜の顔面を打ち抜く。9月22日のレベルスで伏見和之にKO負けしている裕喜だけに頭部のダメージが心配されるが、耐える裕喜は蹴りを返す。最後までひたすらパンチを出しながら前進する沙斗流に手を焼いたが、蹴りと首相撲で僅かに差をつけた裕喜が勝利し、悲願のベルトを獲得。リング上に実母を呼び込みベルトを巻いてあげると、会場から拍手が送られた。


 

▲引退エキシビションマッチを行った村上リエ(右)

▼セミファイナル(第8試合) 三冠王村上リエ引退試合エキシビションマッチ 2分2R
-村上リエ(DRAGON GYM)
勝敗なし
-北島麻苗美(武蹴会館)

 日本女子ライト級(61.23kg以下)最強といわれて活躍した村上リエが最後のリングへ。第2回全日本女子大会(極真会館協議会派)優勝、第1回全日本女子大会(極真連合会)軽量級2位などの実績を誇る北島とエキシビションマッチを行った。

 後ろ廻し蹴りなどの大技を見せる北島に対し、村上はミドル連打を見せるなどの見せ場を作ると4分間はあっという間に終了。マイクを握ると「キックを始めて8年間、辛いことや悲しいこと色んな経験をしました。色々な方に支えていただき、タイトルを3本も獲れたことを感謝しています。これからもキックをよろしくお願いします」とあいさつした。


 

▼第7試合 DBSランキング戦 66kg契約 3分3R ※ヒジあり
○ヤスタカ・ペタス(バンゲリングベイスピリット)
判定2-0 ※30-29、29-29、30-29
●JOM(フリー)

▼第6試合 DBS対沖縄3対3対抗戦2 レディース52kg契約 2分3
○マイッチングドスティ真知子(ドスティ)
判定3-0 ※30-28、30-29、30-28
●真奈(真樹ジムオキナワ)

▼第5試合 DBSランキング戦 78kg契約 3分3R
○岩本義弘(ドスティ)※デビュー戦
KO 2R45秒
●宝山 力(新宿ジム宝塾)

▼第4試合 DBSランキング戦 フェザー級 3分3R ※ヒジあり
○高橋茂章(KIX/DBSスーパーバンタム級4位)
KO 1R2分28秒
●御舩大輔(SRC/DBSフェザー級4位)

▼第3試合 DBSランキング戦 65kg契約 3分3R
△バンジー高橋(DRAGON GYM/DBSスーパーライト級4位)
ドロー 判定1-1 ※30-29、28-29、29-29
△安田史郎(ストライカー宇都宮) 

▼第2試合 DBSランキング戦 80kg契約 3分3R
○大竹一八(ストライカー宇都宮)
KO 3R45秒
●尊師(第6サティアン)※デビュー戦

▼第1試合 DBSvs沖縄3対3対抗戦1 キッズ30kg契約 2分2R
○佐藤太陽(DRAGON GYM/WINDY20kg王者、DBS30kg王者)
KO 1R1分59秒
●宮城圭吾(真樹ジムオキナワ) 

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