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【M-FIGHT】日本vsタイはタイの3勝(2KO)2敗に

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2014/03/30(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

▲ゴンナパー(右)の左ハイキックで水落(左)は戦闘不可能に

ウィラサクレックフェアテックス
「M-FIGHT SUK WEERASAKRECK V Part.2」
2014年3月30日(日)東京・ディファ有明

▼メインイベント(第11試合) 65kg契約 3分5R
○ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/WPMF世界ライト級3位)
TKO 2R2分38秒
●水落洋祐(はまっこムエタイジム/前WPMF世界ライト級暫定王者)

 WPMF世界ライト級暫定王者だった水落が同王座を返上し、一からの出直し戦。水落は桜井洋平、尾崎圭司、上松大輔らトップ選手たちをKOに葬った強打を武器に一時は3本のベルトを保持していたが、2013年4月から4連敗。約1年間、白星から遠ざかっている。

 左右のストレートと左ミドルでどんどん前へ出て攻めるタイプのゴンナパーを破り、世界ランキング入りして再び世界王座を目指すことが出来るかが注目された。

 1R、サウスポーのゴンナパーは右ジャブと右サイドキックを使いながら、強打の水落との距離を保つ。水落はゴンナパーの左ミドルに対し、足首めがけて右ローを返していくが、以降はゴンナパーのほうが左ローで足払い、何度も水落をこかす。

 パンチを打ち込みたい水落は手を前に出しながら距離を測るが、クリーンヒットにつなげられない。対するゴンナパーはブロックも構わず左ミドル、左ハイ、左ローで水落を攻め立てる。

 2R、水落は右ストレート、さらにゴンナパーが入ってくるところに右フックを当てる。対してゴンナパーは強烈な左ハイの連発! 何度もグラつき、下がってしまう水落。

 ゴンナパーは1Rと同様、ローでこかしながら左ハイ。ゴンナパーの攻撃は止まらず左ハイと左ストレート。水落の右ヒジをかわし、左ハイでまたもグラつかせる。

 さらに左ハイで追撃すると、水落は右腕を抑えたまま動きが止まり、レフェリーはダウンを宣告! 腕が上がらない水落を見て試合を止めた。


▲カノンスック(右)の縦ヒジ打ちが炸裂する

▼セミファイナル(第10試合) WPMF世界スーパーライト級暫定王座決定戦 3分5R
○カノンスック・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元WPMF世界ライト級王者)
TKO 3R1分47秒
●藤田ゼン(エイワスポーツジム/REBELS65kg級王者、IT’S SHOWTIME JAPAN65kg級王者)
※カノンスックが暫定王座に就く。

 藤田とカノンスックが、WPMF世界スーパーライト級暫定王座決定戦を争う。この試合の勝者は、正規王者であるゲーオ・フェアテックス(タイ)との統一戦が義務付けられる。

 1R、藤田がいきなり前に出て右ハイ。サウスポーのカノンスックはブロックし、奥足ローを主軸に打っていく。さらに左ボディストレートと左ヒジを放つが、藤田も右ヒジを打ち返し、首相撲の展開に。

 藤田は至近距離になれば右ショート、組めばヒザを出し、離れると右ハイへ。カノンスックはこれをかわし、奥足ローを打つも、藤田の右アッパーでアゴを跳ね上げられる。

 2R、カノンスックの左横ヒジが藤田の顔面を捉え始めるが、藤田も伸びる右ストレートと左ハイで対抗。カノンスックは首相撲に持ち込み、ブロックの上からでも左ヒジを叩き込んでいく。カットこそされていないが、カノンスックの左ヒジは何度かヒットしており、藤田の右目上あたりが腫れ始める。

 3R開始早々、組みに来たカノンスックは首相撲から左の縦ヒジ! これまで横ヒジはブロックしていた藤田だったが、この縦ヒジで右目上をカットされてしまう。

 ドクターチェックが入り、試合は再開されるも、今度はカノンスックが左の横ヒジでさらにカット! おびただしい出血を見て、ドクターはレフェリーへすぐに続行不可能を告げた。

 勝利したカノンスックは、WPMF世界スーパーライト級暫定王座を獲得。ライト級に続き、2階級制覇となった。


▲オーケーペット(右)がカウンターの右ヒジでダウンを奪った

▼第9試合 WMC世界ライト級王座決定戦 3分5R
○オーケーペット・ジャオパヤー(タイ)
判定3-0 ※50-45、50-46、50-47
●TAKEYUKI(ウィラサクレック・フェアテックス/WBKF世界ライト級王者)
※オーケーペットが新王座に就く。

 TAKEYUKIは昨年6月にWBKF世界ライト級王座を獲得、続く11月大会ではWMCランキング戦でKO勝利し、今回のチャンスを得た。

 1R、前に出るサウスポーのオーケーペットは、左ハイ、左ストレートと左を中心に攻める。TAKEYUKIはフックから右アッパー、あるいは右アッパーからのフックをヒット。オーケーペットは左フックでTAKEYUKIをフラつかせると、さらに右アッパーをかわして左フックを当てていく。

 2R、オーケーペットはTAKEYUKIの左ミドルをキャッチし、ストレートでフラつかせる。TAKEYUKIも左フックと右アッパーのコンビネーションで応戦するが、オーケーペットが左ハイでTAKEYUKIのガードをはじき飛ばす。

 3R、攻撃のテンポを上げたTAKEYUKIはコンビネーションでオーケーペットを下がらせ、コーナー際で動きが止まった相手にラッシュ。形勢逆転かと思われたが、オーケーペットがTAKEYUKIの右フックに右ヒジのカウンター! TAKEYUKIはダウン。

 4R、TAKEYUKIはまたもパンチのラッシュで逆転を狙うが、オーケーペットの右ミドルで一瞬動きが止まる。右ストレートで相手のアゴを跳ね上げるが、オーケーペットはしっかり打ち返して追撃させない。

 5R、ポイントで優勢に立ったオーケーペットは、パンチ・蹴り共に左でTAKEYUKIを翻弄。左バックハンドエルボーまで繰り出し、相手の頭をかすめる。疲労も見え始めるが、TAKEYUKIは攻め込むことができなかった。

 ジャッジは三者ともフルマークでオーケーペットの勝利を支持。敗れたTAKEYUKIは、試合前からこの世界戦をラストファイトと決めていたようで引退を表明した。

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