【DEEP KICK】山口がHIROYAを倒した男にTKO勝ち
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▲山口（左）が東本（右）をTKOに破って初代王者に
DEEP☆KICK事務局
「DEEP☆KICK20」
2014年4月27日（日）大阪市立旭区民センター大ホール
▼メインイベント DEEP☆KICK63㎏級初代王座決定戦
○山口裕人(山口道場)
TKO 1R2分51秒 ※左フック
●東本央貴(MAD MAX GYM)
※山口がDEEP☆KICK63㎏級初代王座に就く。
DEEP☆KICK 63kgのベルトが新設され、初代王者を決めるのに相応しい2人が対戦した。65kgのベルトを返上し、ベスト体重の63kgで2本目のベルトを狙う山口と、Krushを主戦場としてHIROYAをKOしたこともある東本が初のタイトルを狙う。
東本がインローを蹴って様子を見る静かな立ち上がりだったが、山口が会場の静けさを消し去る大きなパンチで前に出る。
東本はミドルで距離を保つが、それを無視するかのように左右のフックで山口が強引に前に出る。東本もショートのパンチで応戦するが、コーナーに詰まったところで山口の右フックがテンプルに入ってダウンを奪われる。
立ち上がって何も無かったかのように東本は回り込み、ヒザと左ストレートで山口の追撃から逃れていたが、最後は山口の怒濤のパンチラッシュでダウンを奪われる。東本はカウント8で何とか立ち上がろうとするも、リングに崩れ落ちてレフェリーストップとなった。
▲憂也（右）がTKO勝ちで対抗戦をイーブンに持ち込んだ
▼セミファイナル3 日韓対抗戦3対3 65㎏契約
○憂也(魁塾／DEEP☆KICK65㎏級王者)
TKO 1R2分23秒 ※パンチ連打
●ベク・マクソン(大韓民国/コリアキックボクシング ウェルター級王者）
日韓対抗戦は日本側が1敗1分けと後がない状況で、65kg級王者の憂也がコリアキックボクシング・ウェルター級王者のマクソンを迎え撃つ。
マクソンが放った右ローキックの音が会場に響きわたりスタート、憂也はミドルキックと前蹴りで距離を保ち反撃していく。
マクソンはローキックで下に気を引き付け、上段の膝蹴り放っていくが、憂也は焦らずフェイントをおり混ぜ蹴りからショートアッパーで攻めていく。マクソンも突き放してのハイキックと落とすような鋭いローキックを放ち、一進一退の攻防が続く。
憂也が距離を外したかと思うと、遠い距離からのストレートと左フックでマクソンのアゴをとらえてダウン奪う。なんとか立ち上がったマクソンだが、フラフラの状態。憂也はすかさず激しい連打で2度目のダウンを奪い、レフェリーストップ。憂也がTKOでマクソンを下し、日韓王者対抗戦は1勝1敗1分けの五分で終わった。
▲ジンヒョク（右）がDEEP☆KICK王者・池上（左）に勝利
▼セミファイナル2 日韓対抗戦3対3 60kg契約
○キム・ジンヒョク(大韓民国/コリアンムエタイ フェザー級王者・国際キックボクシングライト級王者)
判定2－0 ※30-29、29-28、29-29
●池上孝二(及川道場/DEEP☆KICK60㎏級王者)
二冠王のジンヒョクとDEEP☆KICK60kg王者・池上の対戦。
1R、鋭いパンチでジンヒョクが池上を攻め立てる、池上もパンチからヒザ蹴りで応戦するが、前に出てくるジンヒョクに押され気味。
2Rもジンヒョクはパンチで前に出る。池上も反撃に出るが攻めあぐむ。3R、池上が意地を見せ前に出るも決定打は出せず、ジンヒョクが判定で勝利した。
▲先鋒戦はドローに終わった
▼セミファイナル1 日韓対抗戦3対3 55kg契約
△田中一輝(月心会/DEEP☆KICK55㎏級王者)
判定1-1 ※29-30、29-29、29-30
△カン・ビョンジュ(大韓民国/WAKO KOREAフライ級王者)
日韓王者対決の先鋒は、DEEP☆KICK55kg級王者・田中が、ビョンジュと対戦した。
1R、立ち上がりは田中がパンチラッシュでビョンジュを攻めていく。ビョンジュもパンチで応戦するが田中は軽いフットワークでパンチをかわし、ローキックを当てていく。
2Rに入るとビョンジュも積極的に前に出ての攻撃が目立つ、田中のパンチをブロックし、ヒザ蹴りで反撃。
3R、ビョンジュはボディへのヒザ蹴りで田中をロープに追い込んでいく。田中はパンチで応戦するも、ビョンジュはお構いなしにヒザ蹴りの連打をボディに打ち、ダメージを与えた。日韓対抗戦先鋒戦は判定1-1のドローに終わった。
▼第7試合 DEEP☆KICK60kg級次期挑戦者決定戦
○上杉文博(究道会館/DEEP☆KICK60kg級2位)
判定3-0 ※30-26、30-26、30-27
●是枝修平(TeamFreeStyle/DEEP☆KICK60kg級5位)
※上杉が60kg級王者・池上孝二へのタイトル挑戦権獲得
池上の持つ60kg級王座への挑戦権を懸け、2位・上杉と5位・是枝が戦った。
パンチを得意とする上杉が1Rにダウンを奪い、このまま終わるかと思われたが、是枝も驚異の打たれ強さで最後まで打ち合う。判定でダウンを奪った上杉が勝利して池上への挑戦権を獲得した。
▼第6試合 DEEP☆KICK55kg級次期挑戦者決定トーナメント一回戦
○中川幸樹(魁塾/DEEP☆KICK55kg級3位)
KO 2R1分26秒 ※パンチ
●木内祐太(風吹ジム/DEEP☆KICK55kg級5位)
1R、中川はフットワークを使い、距離を取ってパンチを小刻みに当てていく。木内も右ストレートからミドルキックで反撃する。
2R、中川が中に入り強烈な左フックで木内に大きなダメージ。木内はもうろうとしながらも意地を見せて続行するが、たまらずダウン。そのまま立ち上がることが出来ず、KO勝利で中川が決勝戦に駒を進め鈴木との対戦が決定した。
▼第5試合 DEEP☆KICK55kg級次期挑戦者決定トーナメント一回戦
○鈴木真彦(山口道場/DEEP☆KICK55kg級2位)
TKO 1R2分52秒 ※パンチ連打
●祐治(M-FACTORY/DEEP☆KICK55kg級4位)
無敗の若武者・鈴木が、鈴木へのリベンジに燃える祐治と対戦した。
序盤に鈴木の遠い距離からのワンツーが祐治の顔面を捉えてダウンを奪う。その後も鈴木ペースで試合は運ぶ。鈴木が祐治をコーナーに詰め、パンチ連打で倒してTKO勝利。鈴木がトーナメント決勝進出を決めた。
▼第4試合 58kg契約
○南野卓幸(隆拳塾)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-29
●大樹(ARENA)
NJKFフェザー級2位の大樹と大物食いを狙う南野の対戦。南野はアグレッシブにパンチコンビネーションからヒザ蹴りで大樹にプレッシャーを与える。大樹も反撃するが、単調に終わり手数に勝った南野が大物食いを果たした。
▼第3試合 55kg契約
○伊奈良太(WATANABE GYM)
失格 3R2分22秒 ※再三の組付き行為による失格
●殿(心将塾)
殿は前日計量で100gオーバー。本来なら失格となるが伊奈の強い希望もあり試合は行われることに。殿は減点1とグローブハンデ、伊奈が勝利した場合のみ公式記録としての扱いとなる。
伊奈が的確なパンチで1Rに2回、2Rに1回のダウンを奪い優勢に試合をすすめる。3Rに入ると、殿がレフェリーの再三の注意にも関わらずクリンチを続けたたため失格となり伊奈が勝利した。
▼第2試合 55kg契約
○ハト胸むな男(TeamFreeStyle)
KO 2R1分29秒 ※左ストレート
●宇佐貴嗣(大和会館)
入場でロープを飛び越える際に転倒して、場内から失笑を浴びたハト胸。試合ではその笑いをかき消すような見事な左ストレートで宇佐をKO、DEEP☆KICK初参戦の宇佐に厳しい洗礼を浴びせた。
▼第1試合 60kg契約
○伊仙町勇磨(BLA-FREY)
KO 1R1分57秒 ※パンチ連打
●久保田裕一(BFA-SEED)
パンチを得意とする久保田がデビュー戦の伊仙町に襲いかかる。久保田がプレッシャーをかけてジャブを出したところ、伊仙町の強烈な右フックが顔面を捉えダウンを奪う。久保田は立ち上がるもすかさず伊仙町の連打で倒されレフェリーストップ。伊仙町がデビュー戦をKO勝利で飾った。
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