【DEEP KICK】憂也はドロー防衛、山口侑馬が新王者に
DEEP☆KICK実行委員会
「DEEP☆KICK24」
2015年2月22日(日)大阪・アゼリア大正ホール
▼第8試合 メインイベント2 DEEP☆KICK65kg級タイトルマッチ
△石田勝希(RKS顕修塾/挑戦者)
ドロー 判定1-0 ※30-29、29-29、30-30
△憂也(魁塾/王者)
※憂也が初防衛に成功
王者・憂也が、昨年12月に行われた挑戦者決定戦を勝ち上がった石田の挑戦を受ける。両者は共にK-1甲子園出身で、憂也は第5回K-1甲子園準優勝者、石田は第3回K-1甲子園で3位入賞を果たしている。関西を主戦場としている2人だが今回が初対決。石田は9戦9勝(6KO)と無敗でのタイトル挑戦となった。
1R、憂也はゆっくりと前に出てプレッシャーをかける。石田は足を使って距離を取り、鋭く飛び込んでストレートフックから左ミドルを蹴っていく。憂也はディフェンスしながらもパンチとミドルを打ち返す。終盤に偶発的なバッティングで石田の左まぶたが腫れ上がるが試合は続行、ここで1R終了のゴング。
2R、石田の左まぶたの腫れは次第に大きくなるが石田はかまわず攻撃を仕掛ける。2Rになり互いのホールディングが目立ちはじめ両者ともにレフェリーから注意を受ける。
3Rに入っても展開は変わらず、両者攻撃をヒットさせるも決定打には至らず試合終了。ジャッジ一人が手数で勝った石田を支持するも判定0-1のドローで決着つかず、規定により憂也が辛くも初防衛に成功した。
▼第7試合 メインイベント1 DEEP☆KICK60kg級王者決定戦
○山口侑馬(山口道場)
延長判定3-0 ※三者とも10-9
●上杉文博(究道会館)
※山口が第4代王者に
※本戦は判定1-0(30-29、29-29、29-29)
池上孝二が返上した60kg級のベルトをかけてランキング1位の上杉と2位の山口が対戦した。上杉は現ACCEL王者でもあり、現在7連勝中。その上杉に最後に土をつけたのが山口で、上杉にとってはベルトを狙うだけでなく借りを返す最高のチャンスとなった。
1R、お互いが牽制する中、上杉が左ボディフックから右フックで仕掛ける。山口もしっかりブロックして右フックを返す。そこからは殴り合いへ。ややパンチが効いた山口だが、すぐに立て直し前に出て大きな左フックを放つ。上杉は足を使って回り込み左ボディフックで応戦する。
2R、上杉は姿勢を低くして左ボディから左フック、山口はパンチからのヒザ蹴りで一進一退の攻防が続く。後半は両者足を止めての打ち合い、どちらかが倒れてもおかしくない展開となる。
3R、上杉はヒザ蹴りが効いてきたのか右手が少し下がってきている。しかし、2人の殴り合いは続き、山口は大きなパンチ、上杉はボディへのパンチを打ち込む。判定はジャッジ一人が山口を支持するも0-1とドロー、王者決定戦のため延長ラウンドへもつれこんだ。
延長R、大きな叫び声で気合を入れる山口が勢い良く前に出て右ストレートから左フックを当てる。上杉は左ミドルを山口のボディに叩き込む。互いにスタミナの消耗は激しく気迫の攻防。互いに激しいパンチラッシュ、山口は更にヒザ蹴りを多用。会場の熱気が最高に達したところで試合終了のコングが鳴らされた。判定は3-0で山口が勝利し、第4代DEEP☆KICK 60kg級王者となった。
マイクを握った山口は「これで55kg(鈴木真彦)、60kg、63kg(山口裕人)、前65kg(山口裕人)、元70kg(竹野蓮)と全階級を山口道場が制覇しました。関西最強は山口道場です。これからは、このベルトをもって関東も制圧したいと思います。」と語った。
▼第6試合 セミファイナル 60kg契約
○是枝修平(TeamFreeStyle)
判定2-1 ※30-29、30-29、29-30
●伊仙町勇磨(BLA-FREY)
1R、是枝が左右のスイッチと長身からのジャブで伊仙町を牽制する。中に入ってショートパンチを入れたい伊仙町だがジャブと左ミドルで中には入れてもらえない。
2R、伊仙町が強引に中に入って右フックを当てて仰け反らせる場面もあったが、是枝も右フックからの左ミドルで応戦する。
3R、展開的には両者とも決定打が出せないまま進み残り1分で是枝がオーソドックスに戻して打ち合いに応じる。判定2-1の接戦で是枝がDEEP☆KICKランカー対決を制した。
▼第5試合 55kg契約
△京谷祐希(山口道場)
ドロー 判定1-0 ※30-28、29-29、29-29
△雄一(NJKF・TRASH)
京谷は、2012年6月にKrushのリングで現Krush-58kg級王者・武尊に唯一KOで黒星を付けた戦績を持つ。ケガで戦線離脱し、今回2年ぶりの復帰戦となった。
1Rは京谷の鋭いストレートが雄一を襲う。パンチのコンビネーションも冴え、足を使って雄一に何もさせない一方的な展開。2Rになって雄一は蹴りで対抗していく。京谷がパンチを打てば雄一は合わせてミドルキックを返していく。この展開で次第に京谷のパンチの勢いに陰りがみえてくる。
3Rに入ると、雄一が前に出て京谷が下がる展開に。京谷も下がりながらパンチを打つが、雄一も右ストレートで京谷の顔面を捕らえる。判定はドローに終わり、雄一の打たれ強さが目立った試合となった。
▼第4試合 55kg契約
○笹木一磨(NJKF・理心塾)
TKO 2R38秒 ※セコンドからタオル投入
●鮫島力(薩摩ジム)
NJKFのランカーとRISEのランカーの対決。1Rのゴングが鳴ると同時に、前に出て鮫島が左ミドルを放ちパンチ連打で笹木を攻める。笹木は一瞬面食らうも落ち着いて回りこみ、パンチを返しながらローキックを当てていく。後半になりローキックが効いてくる鮫島、しかし前進し連打をやめない。
2Rになっても前に出てパンチ連打の鮫島。笹木は退がりながらもパンチを返しローを放つ。ローキックが効いてきた鮫島は足を引きずりながらもパンチを繰り出す。チャンスと見た笹木はコーナーに詰めパンチからのローキック、たまらず鮫島がダウン。ここでセコンドからタオルが投げられ笹木がTKO勝利でランカー対決を制した。
▼第3試合 59kg契約
○祐毅(TeamFreeStyle)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-27
●クロダッシュ(N-FIELD KICK BOXING GYM)
▼第2試合 54kg契約
○藤原良(NJKF/誠至会)
KO 2R1分57秒 ※左ミドル
●ユースケ(TIA辻道場)
▼第1試合 53kg契約
△多田愛里(多田ジム)
ドロー 判定1-1 ※30-29、29-30、30-30
△AYA(N-FIELD KICK BOXING GYM)
▼オープニングファイト第9試合 TOP☆RUN65kg級王者決定戦
○口丸海斗(伊藤道場)
TKO 2R1分58秒 ※2ダウン
●市橋 賢(M-FACTORY)
※口丸が第6代王者に
▼オープニングファイト第8試合 TOP☆RUN48kg級GIRLSタイトルマッチ
○佐藤 凛(真我館)
判定2-0 ※30-29、30-29、30-30
●安村可麗(修和館)
※佐藤が初代王者に
▼オープニングファイト第7試合 TOP☆RUN55kg級タイトルマッチ
○多根嘉帆(直心会)
判定3-0 ※三者とも30-28
●新谷洸大(NJKF/健心塾)
※多根が初防衛に成功
▼オープニングファイト第6試合 TOP☆RUN50kg級タイトルマッチ
○井上夕雅(伊藤道場)
判定2-1 ※30-29、30-29、29-30
●政所 椋(魁塾)
※井上が第10代王者に
▼オープニングファイト第5試合 TOP☆RUN45kg級王者決定戦
○黒川佑哉(NJKF/健心塾)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-28
●安村綺麗(修和館)
※黒川が第7代王者に
▼オープニングファイト第4試合 TOP☆RUN40kg級タイトルマッチ
○田中将吾(隆拳塾)
判定3-0 ※三者とも30-27
●峯 大樹(魁塾)
※田中が初防衛に成功
▼オープニングファイト第3試合 TOP☆RUN35kg級王者決定戦
○北野峻平(拳心會館)
判定2-1 ※30-29、30-28、29-30
●濱田祐生(山口道場)
※北野が第9代王者に
▼オープニングファイト第2試合 TOP☆RUN30kg級タイトルマッチ
○村上龍世(龍栄武館)
判定2-0 ※30-29、30-29、30-30
●山口 瑠(拳心會館)
※村上が2度目の防衛に成功
▼オープニングファイト第1試合 NEXT☆LEVEL提供試合35kg級
○伊藤柚姫(伊藤道場)
判定3-0 ※三者とも20-19
●森川成登(昇龍会)
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