2015/03/17（火）UP
（最終更新：2016/03/17 12:02）

eFightの試合動画
試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

▲当初はタイトルマッチを行う予定だった志朗（左）は体調不良のためノンタイトル戦に

「KICK REVOLUTION 2015」
2015年3月17日（火・現地時間）タイ・ランシットスタジアム

　3月17日（現地時間）17：30より、タイ国ランシットスタジアムで「日本－タイ　6vs6マッチ」が行なわれ、日本チームが5勝（4KO）1敗と勝ち越した。

　昨年7月に行なわれた第1回大会は日本チームの全勝（6戦6勝）に終わっているだけに、第2回大会が決まるとランシットスタジアム側は「首相撲の出来るもっと強いタイ人を用意する」と豪語していたが、日本チームの勢いは止まらなかった。

　当初ランシットスタジアム認定初代インターナショナルスーパーバンタム級王座決定戦に出場する予定だった志朗（96ピーナン/BeWELL）は決戦5日前、左ヒジに蜂窩織炎（ほうかしきえん）を発症。現地のドクターからは即欠場を言い渡されたが、メインイベンターの大任を果たすため、契約体重をあげたノンタイトル戦に出陣。最近3戦3勝と好調のトングサーム・ソーグルウォンと57.5kg契約5回戦で拳を交わした。

　試合は接戦となったが、中盤にポイントを得た志朗が追いかけるトーングサームを振り切る形で判定勝ちを収めた。

▲4RにKO勝ちした中向（右）

　ライト級5回戦のセミファイナルに出場したMA日本スーパーフェザー級王者・中向永昌（STRUGGLE）は、右ローでラジャダムナンを主戦場とするピーマイ・ガーンブライサニーを攻略。ラウンドを重ねるにつれダメージを蓄積させ、4Rに右ストレートでキャンバスに這わせた。

▲清川（右）も4Rに右アッパーでKO勝ち

　中向同様第1回大会に続いて出場したREBELS-MUAYTHAIフェザー級王者・清川祐弥（新宿レフティージム）は、スーパーフェザー級5回戦で、ラジャダムナンで2戦2勝のローマン・ソーゴースンガイジムと一騎討ち。発表身長より遥かに背が高いローマンに攻めあぐねるのではと予想された清川だったが、1Rからパンチで距離を潰して試合の主導権を握る。その語もスピードと手数でローマンに付け入る隙を与えず、最後は4Rに右アッパーでKOした。

▲潘（右）は4RにローでKO勝ちした

　今回が初の海外遠征となったJ-NETWORKスーパーライト級3位・潘隆成（クロスポイント吉祥寺）は、二大メジャースタジアムで大きく勝ち越すファーペット・シンマナサックと激突。飛びヒザ蹴りやジャンピングハイなどを得意とするファーペットに押される場面もあったが、ローを軸にじわじわと反撃。3R終盤には左ジャブを効かせ、完全に試合の流れをたぐり寄せる。そして4R、ローでファーペットを葬った。

▲Chihiro（右）も4Rに相手を戦意喪失に追い込んで勝利

　J-GIRLSピン級王者で、タイで8戦全勝のキラッ☆Chihiro（魁塾）はサーオサラヤー・ソーゴースンガイジムとピン級2分5Rで対戦。1Rから得意の前蹴りで自分の距離とリズムをつかみ、サーオサラヤーを圧倒する。その後も左ミドルやパンチを織り交ぜた多彩な攻撃で、対戦相手を4Rに戦意喪失に追い込みレフェリーストップ勝ち。4月5日に決定しているWPMF日本ピン級王座挑戦に弾みをつけた。