【ボクシング】長谷川が1年ぶり再起戦で勝利
真正ジム
「REAL SPIRITS vol.44」
2015年5月9日(土)兵庫・神戸市立中央体育館
▼メインイベント フェザー級 3分10R
○長谷川穂積(真正ジム/元WBC世界バンタム級王者、元WBC世界フェザー級王者)
判定3-0 ※97-93、98-93、100-91
●オラシオ・ガルシア(メキシコ/WBC世界スーパーバンタム級9位)
長谷川は昨年4月、3階級制覇に失敗して一時は引退も考えたが、約1年1カ月ぶりの復帰戦を迎えた。相手は一階級下の世界ランカーであるガルシア。29勝21KO無敗という脅威の戦績を持つ相手を、長谷川が自ら選んだ。
1R、サウスポーの長谷川は右のジャブを連続して突き、左ボディブロー。この左ボディが何度もガルシアにめり込むが、ガルシアも右ストレートを打ち返す。終盤に長谷川が左右フックを連続してヒットさせる。
2R、立ち上がりにガルシアの右ストレートを連続して被弾する長谷川。左ボディブローからの左フック、左ストレートを長谷川も直撃させる。
3R、ガルシアのパンチをかわした長谷川は左ストレートを顔面とボディへ打ち込む。何度も前足のつま先を踏んでくるガルシアに長谷川は抗議。
4R、前に出てくるガルシアを長谷川は左ストレートで迎撃。頭を下げてガルシアのパンチをかわし、顔面とボディへ左のパンチを当てて行く。右アッパーもヒット。
5R、前に出るガルシアだがパンチの多くは空を切り、長谷川の左ボディブロー、左右フックをもらう。
6R、長谷川の左ストレートとガルシアの右ストレートが交互に当たる。左フックの合い打ちも見られる。
7R、至近距離でフックの打ち合い。長谷川はボディも叩く。ガルシアの右をかわしての左ストレートが冴える。
8R、前に出てくるガルシアを左のパンチで迎え撃ち、ガルシアのパンチをかわしては左右のパンチをヒットさせる長谷川。
9Rも前に出るガルシアのパンチを被弾する長谷川だが、フットワークでかわしつつ、接近戦での打ち合いにも応じる。スリリングな打ち合いが続く。
10R、ガルシアが前に出てパンチを連打し、長谷川がフットワークとディフェンスでかわしていく。残り30秒、長谷川が真っ向から打ち合いに行き、左のパンチをヒットさせた。
勝敗は判定にもつれ込み、ジャッジ1名が全ラウンド長谷川に10点を付けるほどの完勝。
長谷川は「むっちゃ怖かったです。1年前、自分自身が納得できる試合が出来なくて、このような試合を組んでくれて感謝します。僕はボクサーで言えば高齢者組なので、僕は僕なりのボクシング人生を歩んでいければいいと思います」とマイクで語り、今後のことを聞かれると「それはちょっと考えて。しばらくはこの恐怖感から脱したいと思います」と言葉をにごした。
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