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【JFKO】元ムエタイ王者の秋元、決勝進出も僅差で涙を呑む

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2015/05/24(日)UP


▲前田(右)が怒涛の突きのラッシュで河瀬(左)を返り討ち

▼男子中量級決勝戦
○前田優輝(新極真会 和歌山支部)
判定5-0
●河瀬俊作(新極真会 佐賀筑後支部)

 昨年と同じ顔合わせとなった中量級決勝戦。前回は前田が本戦で判定勝ちし、初代王者に輝いた。

 しかし、河瀬は準々決勝で緑強志に本戦判定5-0、準決勝藤で原田将二郎との接戦を延長1回3-1でクリアしたのに対し、前田は苦戦を強いられた。

 準々決勝では長身の石嶺雄大(社団法人 極真会館 小井道場)の上段膝蹴りをもらう場面もあったが、延長2回目で石嶺の押しによる注意2回(減点)があって判定5-0.準決勝の越智純貴(新極真会 福岡支部)戦も延長1回判定3-0での勝利と、波に乗り切れていない感があった。

 決勝戦はリベンジに燃える河瀬が左中段回し蹴りで先制。さらに得意の前蹴りを繰り出すが、前田が怒涛の突き連打で反撃する。この連打で河瀬は場外に出されないように踏ん張るのがやっとの状態に。連打は最後まで止まらず、前田が本戦決着で2連覇を達成した。


▲加藤(右)が左下突きを効かせて接戦を制し、念願のビッグタイトルを初獲得

▼男子軽重量級決勝戦
○加藤大喜(新極真会 愛知山本道場)
延長2回 判定4-1
●前田勝汰(新極真会 和歌山支部)

 両者はなんと今回が7度目の対戦ということで、手の内を知り尽くした者同士の決勝戦となった。

 前田は、パワフルな突きの連打で前へ出て相手を押し込んでいく戦い方で決勝まで進出したが、加藤は前蹴りと下段回し蹴りで簡単には前に出させない。本戦の判定は加藤有利の2-0、延長戦では前田が1-0と盛り返した。

 2回目の延長戦、前田の突進力は衰えることなく、上段への蹴りも狙ってくる。加藤は上段への蹴りには同じ技を返し、左下突きをタイミングよく何発もヒットさせる。

 これでボディにダメージを与え、判定4-1で加藤が勝利した。

 全日本ウエイト制選手権大会、全日本選手権大会、カラテワールドカップ、そして昨年のこの大会と、優勝まであと一歩手が届かず、準優勝ばかりだった加藤が初めてビッグタイトルを手に入れた。


▲上段を蹴る山本(左)。巧みな戦略で体格差のある落合(右)に見事勝利

▼男子重量級決勝戦
○山本和也(新極真会 東京東支部)
判定3-1
●落合光星(新極真会 和歌山支部)

 昨年の優勝で一躍頭角を現した山本は、今大会も絶好調。得意の上段への蹴りを駆使し、決勝まで勝ち上がった。

 対する落合は第45回全日本王者(無差別級)で、182cm、125kgの巨体から繰り出すパワフルな突きと下段回し蹴りが武器。準々決勝では、優勝候補の一角と目されていた内藤貴継(白蓮会館)から下突きで一本勝ちを収めている。

 決勝戦でも落合はパワフルな突きで猛然と前に出る。どよめきが起こる場内。それに対し、山本は上段への蹴りを連発し、落合の顔面を何度も脅かす。

 しかし、試合中盤が過ぎると山本は落合に真正面からの打ち合いを挑んだ。170cm、85kgと体格でかなり劣る山本が、落合と互角の打ち合いを展開して場内は歓声に包まれる。

 そして、落合がスタミナ切れで動きが止まり、逆に山本は突きの連打の回転を速め、本戦で決着をつけた。

 2連覇を達成した山本は、「上段を蹴ることで前に来られないようにし、相手の身体を反らせるようにして突きを入れる作戦でした。ただ、これをずっと続けていても勝てないと思ったので、最後は突きだけで行こうと思いました」と、落合を攻略した戦法を明かした。

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