【NJKF】“激闘王”テヨンが14度目のKO「次はRISE王座狙う」
ニュージャパンキックボクシング連盟
「NJKF 2016 1st」
2016年2月21日(日)東京・後楽園ホール
▼第8試合 スーパーファイト 64.5kg契約 3分3R
○テヨン(キングジム/WBCムエタイ日本統一スーパーライト級王者)
KO 2R 1分28秒 ※右ストレート
●セイサック・エスジム(タイ/エスジム)
テヨンは23戦16勝のうちKO勝利は13と、破壊力抜群の攻撃でKOを重ねているハードパンチャー。今回、初めてタイ人と対戦する。セイサックは46勝18敗6分の戦績を持ち、日本でも数戦を経験しているムエタイ戦士。
1R、徹底的に左右ローを蹴るテヨンにセイサックは右ミドルを狙い撃ち。セイサックは左ハイキック、顔面とボディに前蹴りを放ってテヨンをパンチの距離に入れさせない。さらに、テヨンのパンチにカウンターを合わせてくる。1Rはセイサックの技術が光った。
2Rもセイサックは前蹴りとミドルを多用してテヨンから距離を取るが、テヨンは右ボディストレートを放っていき、強烈な左ボディブローを叩きつける。
ミドルを蹴られながらも前へ出るテヨンが右フックをヒットさせ、続く左フックでダウンを奪う。
一気にパンチで倒しにいくテヨンにセイサックはヒジで応戦するが、右ストレートで吹っ飛ばされ大の字に。テヨンが豪快なKOで2016年初戦を勝利で飾った。
これで戦績を17勝(14KO)4敗3分としたテヨンは、RISE王座奪取を次の目標として掲げた。「WBCムエタイ・インターナショナル王座はもちろんなんですが、RISEの王座も欲しいです。せっかくランキングに入れてもらっているので、RISEルールを何試合か経験してタイトルに挑戦したい」
目指すはムエタイルール(ヒジ打ちあり、首相撲無制限)とRISEルール(ヒジ打ちなし、首相撲制限あり)のタイトル同時制覇。「会長からガンガン行くといい試合になると言われているので、これからもKOするためにガンガン打って行きます」と激闘宣言した。
●テヨンのKO試合動画
・【試合動画】テヨンがレベルス王者ハチマキを4RKO
・【試合動画】テヨンが大和侑也に戦慄のKO勝ち
・【試合動画】テヨン、TaCaとの死闘をTKO勝ちで制す
▼第7試合 スーパーファイト 67kg契約 3分3R
○健太(E.S.G/元WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-28
●笹谷 淳(TANG TANG FIGHT CLUB/元J-NETWORKウェルター級王者)
昨年、健太はゲーオら強豪に3連敗を喫したが、9月から3連勝と再び勢いに乗っている。笹谷とは2014年7月に対戦し、この時は健太が判定3-0で勝利。健太は今回の再戦を前に「メチャクチャにしてやる」と宣言していた。
1R、最初から得意のヒジを狙っていく笹谷に健太は間合いをとった右ストレートで応戦。笹谷のヒジによるアタックに健太はバランスを崩す場面があった。
2R、健太はしつこい首相撲からのヒザ蹴りに持ち込み、パンチでもボディを攻める。前に出る笹谷はヒジを繰り出す、健太もヒジを打ち返してヒジの打ち合いに。
3R、猛然とヒジで襲い掛かる笹谷に健太もヒジで応戦。健太はコーナーに追い詰めて右ストレートを突き刺す。それでも前に出てくる笹谷に健太は左右のヒジと左右フック。ヒジの打ち合いが繰り広げられる。そこで偶発的なバッティングがあり、眉間を大きくカットして流血した健太だが、終盤には左ヒジ、右フックをヒットさせ、判定勝ちで笹谷を返り討ちにした。
健太は「今日は笹谷選手の攻撃に押されて自分の中では勝利した気持ちじゃないです。昨年は5月に(WBCムエタイ日本統一ウェルター級王座の)防衛に失敗しましたが、その後ムエタイルールでは4戦4勝。大和選手にベルトを懸けてもう一度やって欲しいです」と、大和とのタイトルマッチでの再戦をアピールした。
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