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【柔道】小川直也の息子、全日本初出場は父と同じ5位

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2016/04/29(金)UP

父直也(右)と同じ全日本初出場で5位となった小川雄勢(左)

 4月29日、日本武道館において体重無差別の全日本柔道選手権大会が行われ、小川直也の長男である小川雄勢(19歳=明治大学)が初出場した。父直也は全日本選手権7回優勝、バルセロナ五輪銀メダリストで、総合格闘技にも参戦、現在はプロレスラー兼柔道の指導者だ。
風貌、身長は身長190cmでそっくりながら体重は135kgと父を凌ぐ。

 その小川は今年4月の全日本選抜柔道体重別大会では一昨年の全日本王者の王子谷剛志(23歳=旭化成)に対し積極的に攻め指導1つの差で優勢勝ちを収め大金星、大物の片鱗を見せる。準決勝で七戸龍(27歳=九州電力)と対戦したが、七戸が積極的に攻め指導1つの差で小川が敗れている。この伸び盛りの小川がどこまで勝ち上がるか期待された。

 小川直也も会場入りし長男・雄勢を応援。1回戦シードの小川は2回戦で支え釣り込み腰で相手を転がし、押さえ込んで一本勝ち、3回戦は優勢勝ちで勝ち上がり準々決勝は昨年の準優勝者の七戸龍。
七戸の父は極真本部の怪物と言われ極真空手全日本重量級3連覇を成した七戸康博。父の実績だけを見ると格闘技ファンには極真vsプロレスと言う見え方も重なる一戦となった。

七戸(右)に大内刈りで転がされ技あり、そのまま袈裟(けさ)固めで押さえ込まれ一本負けとなった。

 4月の体重別のリベンジを果たすかのように小川は開始早々七戸の奥襟を取りパワーで惹きつけ積極的に攻めるが、七戸の大内刈りで転がされ技あり、そのまま15秒押さえ込まれ1本負けとなった。
小川の順位は奇しくも1988年に父が全日本に初出場した成績と同じ5位となった。

 今回の全日本大会で優勝を勝ち取ったのは4月に小川が勝った王子谷剛志に輝いた。

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