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【UFC】場内総立ちの女子大激闘にヨアナ勝利

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2016/07/09(土)UP

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1、2Rは押されていたヨアナ(右)だったが、3Rから逆襲が始まり場内は大興奮に

Zuffa
「TUF23 Finale ―Team Joanna vs Team Claudia―」
2016年7月8日(金・現地時間)アメリカ・ネバダ州ラスベガス
MGMグランド・ガーデンアリーナ

▼UFC女子ストロー級選手権試合 5分5R
○ヨアナ・イェンドジェイチェク(ポーランド/UFC女子ストロー級王者)
判定3-0 ※48-46、48-46、48-45
●クラウディア・ガデーリャ(ブラジル/UFC女子ストロー級1位・挑戦者)
※ヨアナが3度目の防衛に成功。

 ヨアナは元キックボクサーで、アーネスト・ホーストの弟子だった。2012年にMMA(総合格闘技)へ転向し、2014年7月からUFCに参戦。3戦目でUFC女子ストロー級王座に就き、現在まで2度の防衛に成功している。戦績は11戦全勝。

 挑戦者のクラウディアは2013念7月にインヴィクタで浜崎朱加と対戦、TKO勝ちして浜崎に唯一の黒星を付けた選手として日本でも知られる。クラウディアは13勝1敗で、唯一の黒星は2014年12月に王者ヨアナに付けられたものだ。

 1R始まってすぐ、クラウディアの左ジャブがタイミングよく当たり、ヨアナは尻もち。クラウディアは上から抑え込むが、ヨアナは何もさせずに立ち上がる。パンチの打ち合いから組み付くクラウディアにヒジを入れる。

 組み技で疲れが出たか、やや動きが鈍ったクラウディアにヨアナはパンチ&キックで攻めていく。クラウディアも打ち返すが、ヨアナの突き刺すような前蹴り、ローをもらう。

 2R、前に出て打ち合うクラウディアがパンチからタックル。ケージ(金網)に押し込むとヒジを見舞ってテイクダウンを奪う。ヨアナは立ち上がるもクラウディアは逃さず組みついたままでパンチを見舞う。ヨアナは投げを見舞って上になるが、クラウディアはすぐに立ってヨアナをケージへ押し込む。

 3R、クラウディアが入ってくるところにヨアナが連打を見舞う。しかし、クラウディアがタックル成功。ヨアナは立ち上がると投げを見舞うが、上になったのはクラウディアの方。すぐに立つヨアナに組み付いたままのクラウディア。ヨアナも密着した状態でヒジを見舞い、離れ際にもヒジを当てる。

 バテ気味のクラウディアにヨアナはジャブ、ロー、ヒジ、前蹴り。下がるクラウディアだが、タックルでテイクダウンを奪う。ヨアナは上を奪うとすぐに離れ、「立って来い」と手招き。ヨアナが打撃で攻勢を仕掛けるが、クラウディアの右ヒジでヨアナが倒れ掛かる。しかし、すぐにヨアナがヒジで逆襲。ラウンドが終わると、なんと試合中に場内総立ちとなってのスタンディングオベーションだ。

 4R、距離をとってパンチと蹴りで攻めるヨアナ。ジャブ、ロー、前蹴りが決まる。クラウディアも左フックで反撃するが、ヨアナは一歩も退かず打撃を当て続け、ヒジ、ヒザ、ローでこのラウンドは圧倒。

 5R、スピードが衰えないヨアナは距離をとってのジャブ。しかしクラウディアがタックルで勝負をかけ、テイクダウンしかけるがヨアナはヒジを打って脱出。パンチを放って前に出るクラウディアをヨアナが投げ、上になるが「立って来い」と手招き。

 ヨアナの3連打がヒット、さらに前蹴り。ワンツーが何度も突き刺さる。組みついてきたクラウディアにはヒザとヒジを見舞う。両者とも最後まで動き続け、繰り広げられた大激闘に場内は総立ちのスタンディングオベーション。

 判定は3-0でヨアナが防衛に成功。「MSGに私も行く」と11月12日に開催が決定しているマディソン・スクエア・ガーデン大会への参戦をアピールした。

●次ページは日本でも活躍したチェ・ドゥホの一撃KO劇

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