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【ベラトール】石井慧、RIZIN王者キング・モーに完封負け

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2016/12/16(金)UP

 

石井(左)にパンチで攻勢をかけるモー(右)

Bellator MMA
「Bellator 169 & BAMMA 27 -KING MO VS. ISHII-」
2016年12月16日(金・現地時間)アイルランド・ダブリン 3アリーナ

▼メインイベント Bellatorヘビー級 5分3R
○キング・モー(アメリカ/元Strikeforceライトヘビー級王者、2015年RIZINヘビー級世界トーナメント優勝)
判定3-0 ※三者とも30-27
●石井 慧(ブラック・ハウス/レインMMA)

左ミドルを返す石井(左)

 IGFなどを中心にこれまで21戦14勝6敗1分の戦績を収めている石井。ベラトールには今年6月に初参戦し、クイントン・”ランペイジ”・ジャクソンに判定2-1で敗れている。

 対するモーは2010年に第4代Strikeforceライトヘビー級王座に就いた実力者。昨年末のRIZINヘビー級世界トーナメントでも優勝を果たしている。ベラトールには2013年から継続参戦し、今年5月にはフィル・デイヴィス(現ライトヘビー級王者)と王座挑戦権を争うも判定で敗れている。

 両者ともに再起戦となったこの試合。1R、左のインローを繰り出すサウスポーの石井に対して、モーが鋭い右ストレートをボディと顔面に打ち分ける。ガードを下げてジリジリと前進してくるモーのプレッシャーに、石井は下がり気味。

 モーは右ストレートからの両足タックルでテイクダウンに成功。いったん立ち上がる石井はケージ際で再びテイクダウンを許してしまうが、モーは深追いはしないで立ち上がる。なかなか手を出さない石井に対して、モーはどうして打って来ないんだよと苛立ちのジャスチャーを見せた。

 2R、石井の左のインローに合わせて、パンチを放つモー。石井は組み付こうとするがモーは突き放す。モーは右ストレートから左フック、さらに右のボディーストレートとパンチを散らす。石井もパンチを返すが、なかなかヒットしない。

石井(下)を上から攻め込むモー(上)

 モーはケージ際でタックルからテイクダウン。石井を押さえつけながらレフェリーと言葉をかわす余裕まで見せる。石井が立ち上がろうとすると、下から持ち上げて再びテイクダウン。上からパウンドを落としてくるモーの両腕を石井は引き付けて堪える。

 3R、一矢報いたい石井は開始ゴングと同時にパンチを繰り出しながら前進。手数を増やして攻める姿勢を見せる。しかし、モーはパンチをかわすとすかさずタックルに入り、下から石井を抱え上げて前方へ叩き落した。

勝ち名乗りを受けるも、モーに笑顔はなかった

 モーが上からコントロールする展開が続くが、石井がケージを背に何とか立ち上がると、再びスタンドの攻防に。しかし、石井のスーパーマンパンチにモーがタックルを合わせて再びテイクダウンを決めた。

 終始、試合の主導権を握り続けたモーが判定勝ち。石井は昨年末RIZINのイリー・プロハースカ戦から3連敗となった。

PHOTO=Bellator MMA(C)

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