TOP > 試合結果 一覧

【ROAD FC】スーチョルが涙の初戴冠、バンタム級の新王者に

フォロー 友だち追加
2017/04/15(土)UP

ROAD Fighting Championship
「Xiaomi ROAD FC 038 」
2017年4月15日(土・現地時間)韓国・ソウル市 奨忠体育館

ミンウ(左)のパンチにミドルを合わせるスーチョル(右)

▼メインイベント・第6試合 ROAD FCバンタム級王座決定戦 5分3R
○キム・スーチョル(韓国/元ONE世界バンタム級王者)
判定3-0
●キム・ミンウ(韓国)

 昨年、前ROAD FCバンタム級王者イ・ユンジュン(韓国)が脳梗塞を患い、治療に専念すべく王座を返上。スーチョルとミンウが新王座を争うこととなった。
 
 スーチョルはROAD FCの第1回大会から出場している25歳のトップファイター。2012年には初代ONE世界バンタム級王座を獲得した実績を持つ。日本人選手との対戦も多く、田村一聖や手塚基伸といった強豪からTKO勝ち。2015年大みそかのRIZINでも勝利している。戦績は21戦15勝5敗1分。

 対するミンウはROAD FCを主戦場としながら、スーチョルと同じくたびたび日本のリングでも試合に出場する23歳。戦績は11戦7勝4敗で、修斗のトップファイターである佐藤将光や根津優太から勝利を収めた実力を持つ。

 1R、序盤にスーチョルがミンウの右ローをキャッチしてテイクダウン。ミンウが立ち上がると首相撲でヒザを打ち合う。いったん離れるが、スーチョルは再び一気に間合いを詰めて、ミンウを抱え上げてテイクダウン。上からパウンドを落とすが、ミンウは下から蹴り上げて脱出。スタンドに戻るとアグレッシブな打ち合いを展開する。

 2R、組んでのヒザ蹴りの打ち合いから、スーチョルのヒザがミンウの下腹部に入り、いったん試合は中断。再開後、ミンウがパンチ連打から強烈な飛びヒザ蹴りをボディに突き刺し、スーチョルをケージに押し込む。

涙のバンタム級王座戴冠を果たしたスーチョル

 両者が至近距離からパンチを交換するが、組みの攻防からまたもスーチョルのヒザがミンウの下腹部を直撃。ドクターチェックが入り、スーチョルにはイエローカードが提示される。

 以降は両者が至近距離でアグレッシブにパンチを打ち合い、距離が詰まると組みの攻防に。3Rも、スーチョルがタックルからテイクダウンを奪い続けて、ペースを握る。ミンウが立ち上がると、スーチョルはしつこくタックルからテイクダウンを奪った。

 スーチョルが判定勝ちを収めて初戴冠。試合後、ベルトを手にすると大粒の涙を流した。

●編集部おススメ記事
【RIZIN】テイクダウン奪い合うもスーチョルが判定勝ち
王者ユンジュンが脳梗塞、治療専念のため王座返上へ


 

バーネット(左)の顔面に強烈な右フックを炸裂させたヒョンマン(右)

▼セミファナイル・第5試合 無差別級 5分3R
○ミョン・ヒョンマン(韓国)
TKO 1R 2分17秒 ※バーネットの負傷
●クリス・バーネット(アメリカ)

前日計量では片手倒立で静止するブレイクダンス技を決めて見せた身軽なバーネット(右)

 ヒョンマンは身長190cm、体重120kgの巨体を誇るファイター。キックボクシング仕込みの打撃を武器としており、これまでに6戦3勝(3KO・TKO)3敗の戦績を収めている。日本では、昨年9月のRIZIN無差別級トーナメント開幕戦でミルコ・クロコップと対戦したことでも知られる。

 対するバーネットは今回がROAD FC初参戦。身長176cm、体重150kgの体格を誇り、その見た目からはとても想像できないテコンドー仕込みの蹴り技を得意とするファイター。日本でもIGFで試合を重ね、昨年4月のRIZINにも出場するなど活躍。これまでに18戦15勝(12KO・TKO)3敗の戦績を収めている。

 1R、ヒョンマンの左ジャブに鋭い右ローを返すバーネット。その俊敏な動きに会場が沸く。バーネットが再び右ローを放とうとしたところで、ヒョンマンが強烈な右フック。バーネットはパンチを振り回しながら一気に間合いを詰め、ヒョンマンをケージに押し込む。

 バーネットはテイクダウンに成功すると上からパンチを連打。ヒョンマンはガードを固めてこれを凌ぐと、ケージを背に立ち上がる。バーネットはヒョンマンをケージに押し込んだ状態をキープするが、ここで左まぶたから大量の出血が見られ、レフェリーが試合を中断する。

 バーネットの左まぶたは大きく腫れ上がってほぼふさがった状態に。試合はここでドクターストップとなり、ヒョンマンのTKO勝ちが告げられた。

●編集部おススメ記事
【RIZIN】ミルコがヒョンマンに一本勝ち
【IGF】巨漢バーネットが後ろ蹴りでTKO勝ち 

●次ページ:王者アソルを18秒KOした桑原清が再び参戦 

  • 1
  • 2
フォロー 友だち追加

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!

こんな記事も読まれています

関連記事

」をもっと見る

【関連リンク】

TOP > 試合結果 一覧