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【ONE】ゲイリー・トノンがヒールホールドで青木真也に一本勝ち

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2017/05/26(金)UP

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トノンのヒールホールドにタップ(ギブアップの意思表示)する青木

ONE CHAMPIONSHIP
「ONE 55:Dynasty of Heroes」
2017年5月26日(金・現地時間)シンガポール・インドアスタジアム

▼グラップリングルール ライト級(77.1kg) 15分1R
〇ゲイリー・トノン(アメリカ)
一本 7分47秒 ※ヒールホールド
●青木真也(パラエストラ東京/Evolve MMA)

 現在『ONE CHAMPIONSHIP』を主戦場とする元ONE世界ライト級王者・青木真也が、グラップリングルール(打撃禁止の組技限定ルール)の試合に臨んだ。

 対戦するトノンは幼少の頃からレスリングを習い、15歳でブラジリアン柔術を始め、その名が知られるようになったのは、2013年10月に中国・北京で開催された寝技の世界大会ADCC(アブダビ・コンバット)に出場してからだ。

 当時は黒帯を取得したばかりの無名の大学生であったが、1回戦で北岡悟にチョークスリーパーで一本勝ちを収めると、続く2回戦でクロン・グレイシーと激突。クロンのバックを奪ってあと一歩のところまで追い込む激闘を繰り広げたが、試合終盤にチョークスリーパーを極められて一本負けを喫した。

 その後も、寝技の名手エディ・ブラボーが主催する大会『EBI』で、2014年から2015年にかけて3度優勝。2015年9月にイギリスで開催された柔術大会『Polaris』では、“足関十段”こと今成正和、さらに“ポーランドの足関王”マーチン・ヘルドから得意技のヒールホールドで一本を奪うなど活躍している。また、2017年1月には、自身のSNSを通じて「MMAルールでクロンとノーギャラでもいいから戦いたい」とRIZINにメッセージを送ったことでも知られる。

 青木はこの世界的グラップリングの強豪に挑み、テイクダウンに成功するとバックマウントを奪うなど試合を優勢に進めた。しかし、青木にテイクダウンされバックを奪われたトノンは前転して足を取りに行き、青木が右足をディフェンスすると即座に左足へヒールホールド。得意技で青木から一本勝ちを収めた。

 リングアナウンサーに「次はMMAで再戦」と話を振られると、トノンはその場で了承。青木は「焦るなよ」と即答を避けた。

Photo by ONE

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