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【ムエタイ】石井一成がラジャで復活勝利

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2017/08/06(日)UP

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連敗で臨んだムエタイの聖地ラジャダムナンスタジアムでの試合で、石井(左)が復活勝利をあげた

「スックワンキントーン」
2017年8月6日(日)タイ・ラジャダムナンスタジアム

▼第4試合 50.3kg契約
〇イッセイ・ウォーワンチャイ(石井一成/エクシンディコンジムJAPAN/九州産業大学1年)
判定
●ペットエーク・ソーサクナリン(タイ)

 ウォーワンチャイプロモーションが福岡勢を率いてタイ遠征合宿を行い、7月30日の総勢12名が挑んだ日タイ対抗戦に続き、今村竜之介と石井一成がラジャダムナンスタジアムに出場した。

 石井は2月、東福岡高校卒業目前にTrue4Uフライ級王座を奪取するも、初防衛戦でセンソン・エラワンのリベンジを許してしまう。王座転落後も6月の『KNOCK OUT』2戦目でNJKFフライ級王者・能登龍也に初回TKO負け。今回は2連敗後のタイでの再起戦となった。

 今回の相手は、石井が過去2戦して2勝しているペットエーク。1R、石井は右ローキックを軸に攻める。そんな中でペットエークのガードに隙があったためか、石井はラウンド中盤からハイキックを多用する。石井はハイキックで初回KO勝利を狙っているかのような蹴り数だった。

 2R、石井の放つローキックのほとんどがヒットしているため、早くもペットエークの足が効き始めている様子だったが、それでもペットエークの動きには軽量級ならではのスピード感があり、なかなかKOの流れにはつなげない。

 3R、石井は顔面前蹴りもヒットさせる。そしてラウンド終盤にはパンチラッシュをまとめた。相打ちのタイミングが多かったが、石井のヒット数がはるかに上回り、これには会場も大喝采。

 4R、ここにきて攻撃の流れを掴んだ石井は、パンチのラッシュから左右のミドルへと多彩な攻撃を見せた。

 最終R、石井はパンチやロー、そして再度顔面前蹴りを決めて試合終了。判定勝ちを収めた。

 石井は「1年以上ぶりのラジャでの試合で、間合いが難しかったですが、後半は攻撃をたくさん当てることが出来たので良かったです。応援してくれた方々ありがとうございました」とコメントしている。


 

今村(左)はジャラムカオ(右)に惜敗

▼第1試合 48.0kg契約
〇ジャラムカオ・13リアンタワー(タイ)
判定
●リュウノスケ・ウォーワンチャイ(今村竜之助/エクシンディコンジムJAPAN)

 今回がタイ4戦目となる今村は、6月からサラブリ・ノーナックシンジムにて長期合宿を行っている最中だ。この試合で合宿の成果が出せるのか。

 初回と2Rは互いに手数が少なく、組んだところから今村がジャラムカオをコカす場面が見られたが、全体的にはジャラムカオがうまく試合をまとめていた。

 3Rから本格的に打ち合いが始まる。今村が右ミドルを当てると、ジャラムカオはヒザの距離へと持っていきたいようで距離を詰めてきた。

 4R、今村の放つロングパンチがジャラムカオの顔面を捉える。単発であるためジャムカオは構わず前に出続ける。明らかな優勢をアピールできたが、ジャッジは今村の攻撃をどう評価してくれるのか。

 最終5R、前に出るジャラムカオに対し、今村は下がりながらミドルやハイキックを繰り出す。終了ゴングが鳴り、レフリーはジャラムカオを勝者とした。ジャラムカオが前に出ることで、試合主導権は常にジャラムカオにあったと判断されたようだ。

 今回はスッキリしない結果に終わったが、今村は引き続き、来月半ばまでタイ合宿を遂行する。

Photo & Text 早田寛  Hiroshi Soda

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