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【ONE】青木真也がグラップリングマッチで前王者ガフロフに一本勝ち

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2018/01/20(土)UP

強烈な右フックを何度もヒットさせたジンナン

▼メインイベント2 女子ストロー級初代王座決定戦 5分5R
○ジョン・ジンナン(29=中国)
TKO 4R 2分17秒
●ティファニー・テオ(28=シンガポール)

 ONEの女子部門でアトム級(47.7kg〜52.2kg)に続き、新たに王座が新設されたストロー級(52.3kg〜56.7kg)。今大会では女子ストロー級初代女王の座を懸け、中国の強豪ジンナンとシンガポールの新鋭テオが激突した。

 ジンナンは2014年8月のプロデビューから中国のビッグプロモーション「Kunlun Fight」を主戦場とし、これまでに11勝1敗の好戦績を収めている。対するテオは昨年2月のプロデビューからハイペースで試合を重ね、今年11月までに7戦全勝をマークしている。

 試合は序盤からパワーとパンチの回転力で勝るジンナンが押し込む展開に。1R終盤にはテオの投げを潰したジンナンが、上から鉄槌を連打。テオは右目の下が大きく腫れ上がる。

 2R以降はジンナンが強烈な左右フックを何度も浴びせて、テオを何度もふらつかせる。劣勢が続くテオも何とか組みついてテイクダウンを奪うが、ジンナンは下から巴投げでひっくり返すなどグラウンドの攻防でも主導権を握った。

 3Rにはジンナンがバックマウントから怒濤の鉄槌連打であわやの場面を作るが、テオは防戦一方に追い込まれながらも終了間際にはガードポジションに戻すなど粘り強く抵抗。

 しかし、4R開始早々にテオは前蹴りを放ったところでジンナンの左右フック連打を被弾。テオはその場で腰から崩れ落ち、レフェリーがすぐに試合を止めた。

 ジンナンがTKO勝ちを収め、ONE女子ストロー級初代女王の栄冠に輝いた。試合後にマイクを向けられたジンナンは「今回のチャンスを与えてくれたONEに感謝している。このベルトを両親に見せたい。今日は女子MMAの力、そして中国MMAの力を見せることができたと思う」と勝利の喜びを語った。


足関節技を仕掛けた今成に鉄槌を落とすサーデュラエフ

▼バンタム級 5分3R
○ユサップ・サーデュラエフ(32=ロシア)
判定3-0
●今成正和(41=今成柔術/元DEEPバンタム級&フェザー級王者)

“足関十段”の異名を持つ今成は、その名の通り足関節技を得意とするベテランファイター。長年主戦場としてきた『DEEP』では、フェザー級とバンタム級の二階級を制覇するなど活躍。41歳を迎えた現在も極めの強さでは他の追随を許さず、36勝16敗2分の戦績のうち、実に25試合が一本勝ちだ。ONEにはは5年7カ月ぶりの参戦となる。

 対するサーデュラエフはレスリングでオリンピック代表チーム入りを果たした実績を持ち、2008年9月にMMAプロデビュー。2011年9月には『DREAM』のバンタム級世界トーナメントに出場した経験を持つ。以降はONEに継続参戦し、同団体で4勝3敗の戦績を収めている。

 1R、スライディングから一気に足関節技を狙った今成だが、これを外したサーデュラエフに上四方固めで押さえ込まれる状態に。トップをキープするサーデュラエフに対し、たびたびスクランブルを仕掛ける今成。終盤にはサーデュラエフが腰を浮かせたところで、今成はすかさず潜り込んでヒールホールドを極めにいくが、サーデュラエフは足を抜いて対処する。

 2R、蹴りを相打ちさせて同時に尻餅を着く両者。今成はすぐさま反応してサーデュラエフの足を捕らえるが、終盤までサーデュラエフのディフェンスを崩せない状況が続く。サーデュラエフは足を捕らえられた状態からも上半身を起こし、パンチ連打を今成の顔面にたびたびヒットさせる。

 3R、なおもスライディングから足を取りにいく今成だが、サーデュラエフはさっと身を引いて付き合わない。今成は左右フックで前に出るがこれは空振り。サーデュラエフがすぐさま組みついてくると、今成はグラウンドに引き込む。しかし、サーデュラエフは今成の寝技を凌ぎながらスペースができると鉄槌やヒザ蹴りを入れる。終了間際に今成が足関節技を狙うが、ここでタイムアップとなった。

 勝敗の行方は判定に。サーデュラエフの固いディフェンスを前に攻めあぐねた今成は敗れた。

PHOTOS(C)ONE Championship


▼メインイベント1 フライ級 5分3R
○ステファー・ラハーディアン(インドネシア)
判定3-0
●モハメド・イムラン(パキスタン)

▼バンタム級 5分3R
○スノト(インドネシア)
一本 2R 2分07秒 ※アームロック
●リン・サロス(カンボジア)

▼71.7kg契約 5分3R
○ヴィクトリオ・センドゥク(インドネシア)
TKO 2R 55秒
●ヨハン・ムリア・レゴウォー(インドネシア)

▼ストロー級 5分3R
○レネ・カタラン(フィリピン)
TKO 2R 4分22秒
●ペン・シューウェン(中国)

▼女子アトム級 5分3R
○プリシーラ・ルンバンゴール(インドネシア)
TKO 1R 3分23秒
●オードレイローラ・ボニフェイス(マレーシア)

▼フライ級 5分3R
○リスキー・ウマー(インドネシア)
TKO 1R 4分20秒
●エギー・ロズデン(インドネシア)

 

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