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【ONE】青木真也が57秒でTKO負け、アスクレンが引退試合を勝利で飾る

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2017/11/24(金)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

寝技に持ち込もうとした青木に上からパウンドを見舞うアスクレン

ONE Championship
「ONE: IMMORTAL PURSUIT」

2017年11月24日(金・現地時間)シンガポール・インドア・スタジアム

▼ONE世界ウェルター級タイトルマッチ 5分5R
〇ベン・アスクレン(33=アメリカ/ONEウェルター級王者)
TKO 1R 57秒 ※パウンド→レフェリーストップ
●青木真也(34=パラエストラ東京/EVOLVE MMA/元ONEライト級王者)

 アスクレンはレスリングで北京五輪に出場しており、MMA(総合格闘技)ではベラトールでもウェルター級王者になっている。青木は元DREAMライト級王者で、2013年4月にONEでもライト級王者になったが、2度防衛した後、昨年11月にエドゥアルド・フォラヤンにTKO負けして王座陥落。今回は階級を上げての2階級制覇に挑む。

 1R、右手を伸ばして距離をとるサウスポーの青木に、アスクレンは構わず前へ出る。アスクレンがジャブを出すとすかさず組み付く青木。リング中央まで押し戻すと飛び付いて寝技に持ち込む。

 青木の頭を抱えて持ち上げたアスクレンは、強く青木の頭をマットに叩きつける。青木の動きをよく見ながら右のパウンドを叩き込むアスクレン。

 右の連打で防戦一方となった青木に、アスクレンは左右のパウンド。さらに立ち上がって上から強烈な右を叩き込むと、レフェリーがストップに入った。

 勝利の雄たけびをあげたアスクレンは、セコンドを担ぎ上げてリング内を駆け回ったり、セコンドにタックルしたりと喜びを爆発させる。アスクレンは33歳の若さでこの試合をもって引退。生涯戦績は17戦無敗1無効試合。


バックを奪ってイニオンの顔面にパンチを叩き込むV

▼女子アトム級 5分3R
〇V.V Mei(Riki Gym/和術慧舟會GODS/元DEEP JEWELSアトム級王者)
判定3-0
●ジナ・イニオン(フィリピン)

 当初、V.V Mei(以下V)はONE世界女子アトム級王者アンジェラ・リーとタイトルマッチで再戦するはずだったが、リーが欠場したため3年8カ月まえにグアムのMMA団体『PXC』にて判定2-1で敗れたイニオンとの再戦となった。

 1R、Vはパンチから組み付くと自ら寝技に引きずり込み、反転して上のポジションを奪うとヒジとパウンドを落とす。両者寝技の状態でイニオンがVの顔面を蹴ってしまい、試合は一時中断。再開後もVが同じようにして上のポジションを奪い、パウンドを落とした。

 2R、ワンツーで前に出るイニオンをVがタックルでテイクダウン。ガッチリと抑え込みながらパウンドを見舞うV。マウントポジションからパウンド、さらに腕十字も狙う。返そうとするイニオンのバック、サイドを奪って肩固めの体勢に。これは極まらなかったが、バックマウントからのパンチを連打してこのラウンドも優勢に終えた。

 3Rもパンチからタックルを仕掛けるV。離れたイニオンがパンチで前に出てくると右フック、さらに飛び込んでの左フックを見舞う。またもテイクダウンを奪ったVがサイドポジションから顔面へのヒザ蹴り。最後はスタンドになり、Vがテイクダウンを狙ったところで試合終了。攻め続けたVが判定3-0でリベンジを果たした。

photo by ONE

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