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【ONE】元パンクラス王者・徳留一樹、42歳の古豪ナラントンガラグに敗れる

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2018/07/14(土)UP

下石(下)の首をチョークで絞め上げるセクストン(上)

▼ライト級 5分3R
○アリエル・セクストン(36=コスタリカ)
一本 3R 44秒 ※後ろ三角絞めからのアームロック
●下石康太(31=BLOWS)

“西の業師”の異名を持つ下石は『DEEP』でライト級タイトルマッチも経験した国内トップファイター。昨年7月からは韓国のトップ団体『ROAD FC』で16人制のライト級世界トーナメントに参戦したが、惜しくも準決勝で敗れた。今回は初参戦のONEで再起を目指す。

 対戦相手のセクストンは極めの強さを持ち味とし、これまでに上げた11勝のうち実に9勝が関節技・絞め技によるもの。残りの2勝も打撃によるKO・TKOで、勝った試合は全てしっかりとフィニッシュしている。今年2月にONEの強豪イブ・タンに僅差の判定負けを喫し、今回が再起戦となる。

 1R、ワンツースリーのパンチから組みついた下石は、セクストンの片足を捕らえて先制のテイクダウンを奪取。セクストンが立ち上がると、下石は至近距離からパンチとヒザ蹴りを交互に入れて畳み掛ける。

 主導権を握ったかに思われた下石であったが、右フックを空振りさせたところでセクストンの鋭い右アッパーを被弾してダウン。以降はセクストンに優位なポジションをキープされ、終盤にはチョークであわや一本という大ピンチを迎えるが、ここはラウンド終了のゴングに救われた。

 2R、立て直しを図りたい下石は打撃戦から組みの攻防になると、セクストンを鮮やかに投げ飛ばしてみせる。その後もセクストンが立ち上がるたびに下石はしぶとく組みつき、計4度のテイクダウンに成功。

 これで下石が完全に巻き返したかに思われたが、ラウンド終了直前にセクストンが一瞬の隙を突いて右ストレートをヒットさせる。下石はまたもダウンを喫してしまい、ラウンド終了のゴングが鳴らされてもなかなか立ち上がることができない。

後ろ三角絞めから下石(下)の左腕を極めにいくセクストン(上)

 3R、ダメージが残っている様子の下石は組みついていくが、足の踏ん張りが利かずに自ら崩れ落ちてしまう。それでも下石は何とか片足を捕らえてテイクダウンを狙うが、セクストンはこれを上から潰して後ろ三角絞めに捕らえると、そこからヒジ関節も極めてタップを呼び込んだ。

 セクストンが要所でパンチを効かせて、最後は得意の寝技で畳み掛けての一本勝ち。一方の下石はONEデビュー戦を落とし、悔しい2連敗となった。


涼しい顔で強烈な左ミドルを蹴るペッダム(右)に対し、苦しそうな表情のトナー(左)

▼ONE Super Seriesムエタイ フライ級 3分3R
○ペッダム・ガイヤーンハーダオ(20=タイ/WBCムエタイ世界フェザー級王者)
KO 2R 1分11秒
●ジョシュ・トナー(30=オーストラリア/ISKA K-1ルール世界フェザー級王者)

 ONEの立ち技格闘技部門として今年4月から始動した「ONE Super Series」。今大会では対戦カードのひとつに、WBCムエタイ世界フェザー級王者ペッダムvsISKA K-1ルール世界フェザー級王者トナーのムエタイマッチが組まれた。

 ペッダムはムエタイ二大殿堂のラジャダムナンとルンピニーの両スタジアムでトップランカーに君臨。今年6月の『RISE 125』で那須川天心と激闘を繰り広げたロッタン・ジットムアンノンとも2度対戦し、1勝1敗と五分の結果だという。

 対するトナーは“時限爆弾”の異名を持ち、アグレッシブなファイトスタイルを持ち味としている。2016年11月に『K-1 WORLD GP』の初代フェザー級王座決定トーナメントに出場したが、1回戦で小澤海斗にKO負けした。

 1R、ペッダムが鞭のようにしなる強烈左ミドルを連発し、その合間に左ストレートや左ハイも織り交ぜていく。トナーも下がらずにパンチを返すが、ペッダムに届かない。ラウンドが終了する頃には、ペッダムの左ミドルでトナーの右腕が真っ赤に腫れ上がった。

 2R、トナーがパンチをラッシュしても、ペッダムはしっかりとガードを固めてヒットを許さず、首相撲に持ち込んでヒザ蹴りを返す。すると、いったん距離を取ったトナーに対し、ペッダムは左ミドルのフォームから渾身のヒザ蹴り。

 左ミドルを予測したか、蹴りをキャッチにいくような動きを見せていたトナーは、アゴに直撃を受けてマットに大の字となった。ペッダムがインパクト大のKO勝ちで、ONEデビュー戦を飾った。

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