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【ONE】元パンクラス王者・徳留一樹、42歳の古豪ナラントンガラグに敗れる

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2018/07/14(土)UP

左ストレートで前に出た徳留(右)を力強い左フックで迎え撃つナラントンガラグ(左)

ONE Championship
「ONE:PURSUIT OF POWER」
2018年7月13日(金・現地時間)マレーシア・クアラルンプール アシアタ・アリーナ
Photo by ONE Championship

▼フェザー級 5分3R
○ジャダンバ・ナラントンガラグ(42=モンゴル/元ONEフェザー級王者)
判定3-0
●徳留一樹(31=パラエストラ八王子/元パンクラス・ライト級王者)

 徳留は2007年11月に総合格闘家としてプロデビュー。主戦場の『パンクラス』では爆発力のある打撃を武器に活躍し、2015年11月のライト級タイトルマッチでは北岡悟からKO勝ちを収めて王座獲得を果たした。また、2013年3月からは世界最高峰の『UFC』にも参戦し、2014年9月までに4試合を経験。今回はアジア最高峰の『ONE Championship』(通称ONE)でのデビュー戦となる。

 対するナラントンガラグは2004年4月から『K-1 WORLD MAX』にレギュラー参戦し、魔裟斗やブアカーオといった強豪たちと対戦した経験を持つ大ベテランだ。総合格闘家としても2014年8月に元パンクラス・ライト級王者の大石幸史を判定で破り、ONEフェザー級王座を獲得するなど活躍。今年6月に迎えた約1年半ぶりの復帰戦をTKO勝ちで飾り、健在ぶりを示している。

 1R、ジリジリと前に出てくるナラントンガラグに対し、上下に細かくステップを踏みながら一定の距離を保つ徳留。パンチの交換から組みの攻防になると、ナラントンガラグが投げを打って先制のテイクダウンを奪う。徳留がほどなくして立ち上がると、ナラントンガラグはなおもプレッシャーをかけ続け、左右フックからのタックルで再びテイクダウンに成功した。

 2R、ナラントンガラグが左右フックを放って前に出たところへ、徳留は後退しながらの左ストレートと返しの右フック。このコンパクトな連打が見事に決まり、ナラントンガラグは前のめりにダウンする。しかし、徳留は追撃に入ろうとするも、ナラントンガラグのタックルに捕まりテイクダウンを許してしまう。ここから展開が膠着したため、レフェリーがブレイクを指示して試合を再開させる。

 すると直後にナラントンガラグが徳留の右ストレートを上体を下げてかわしながら右フック。これは徳留の頭の後ろをすり抜けるが、この瞬間にナラントンガラグの頭がバッティング気味に当たってしまったようで、徳留は仰け反るように倒れる。以降は徳留がナラントンガラグの鉄槌とエルボーをしのぐ時間が続いた。

 3R、左右フックを振るいながら前進してくるナラントンガラグに、徳留が右ジャブをコンパクトに合わせる。だが、ナラントンガラグは勢いを止めずにパワフルな左右フックを振り回して組みつくと、徳留の足を払ってテイクダウンを奪う。徳留も何とか立ち上がって左右ストレートを伸ばすが、ナラントンガラグはことごとく組み伏せて最後まで反撃を許さなかった。

座礼で敬意を示し合う徳留(左)とナラントンガラグ(右)

 試合が終了すると、すぐに座礼で敬意を示して互いの健闘を称え合う両者。その姿に観客から拍手が起こる中、ナラントンガラグが判定3-0で勝ち名乗りを受けた。

 ナラントンガラグは打撃と組みの両局面で変わらぬ力強さを見せて健在ぶりをアピール。一方、徳留はベテランの牙城を崩せず、悔しいデビュー戦となった。

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