【DEEP】ジョシュ・バーネット愛弟子が大塚隆史、SARAMIをKO撃破
パク・シウが富松恵美に勝利、渡辺華奈は赤林檎の打撃にヒヤリとさせられるも腕十字で一本勝ちDEEP事務局
「DEEP 85 IMPACT」(2P目)
2018年8月26日 (日)東京・後楽園ホール
▼第6試合 DEEP女子アトム級 5分3R
●富松恵美(パラエストラ松戸)
判定0-3 三者とも27-30
〇パク・シウ(TEAM MAD)
富松はブラジリアン柔術黒帯を持ちながら、打撃にも磨きをかけてJEWELSのトップ戦線で長く活躍。『RIZIN』で活躍した石岡沙織にチョークスリーパーで一本勝ちしているほか、タイトルマッチ経験もあるベテラン選手だ。
シウは今回が初参戦となる韓国のメジャーMMA(総合格闘技)団体『ROAD FC』期待のホープ。DEEPとUFCで活躍した現ROAD FC女子アトム級王者ハム・ソヒの妹分で、テコンドーとキックボクシングをバックボーンに持つ。富松が6月に敗れたパク・ジョンウンとデビュー戦で対戦し、互角の打ち合いを繰り広げている。初来日は2014年4月で、“天才ムエタイ少女”伊藤紗弥とキックボクシングで対戦。今年5月には日本の格闘技イベント『GRACHAN35×1MC6』に来日し、沙弥子と対戦して判定負けを喫した。
1R、シウはローと右ストレート、富松はジャブを出す。手数を出して攻めるのはシウ。富松は蹴りにタックルを合わせてテイクダウンを奪いにいったが、完全に寝かせきることが出来ない。
2Rもパンチとローの手数を出していくシウ。富松は組みにいくが、シウはヒザ蹴りで富松から離れる。富松はしつこくタックル。しかしシウを寝かせることが出来ず、シウに上からガブって抑え込まれる。
3R、シウのジャンプしての左ミドル、追撃の左ミドルで富松が下がる。富松は寝技に持ち込み下からの関節技を狙うが、シウに抑え込まれて膠着状態。ラスト1分でブレイクがかかり、スタンドに戻るがシウのパンチを浴びる富松。決死のタックルもかわされ、前蹴りを効かされて大きく後退。
ジャッジ三者とも30-27でシウがフルマークの勝利。国内トップクラスの富松を破り、パク・ジョンウンに続いて韓国女子格闘家の強さを見せつけた。
▼第5試合 DEEP女子フライ級 5分2R
〇渡辺華奈(FIGHTER’S FLOW)
一本 1R 4分20秒 ※腕十字固め
●赤林檎(フリー)
渡辺は柔道四段で全日本指定強化選手に7年間選ばれ、オリンピック最終選考会には3度出場。全日本選手権5位に2度、東日本実業団体2連覇、フランス大会団体優勝など数々の戦歴を持つ。2018年12月3日の『DEEP JEWELS』でプロデビューし、4戦3勝1分で無敗。ケージ(金網で囲まれたリング)で試合をするのは今回が初となる。
対する赤林檎は今回が初参戦。関西からやってくるホープで、2017年9月にはDEEP JEWELSに参戦している女子レスリングで全日本社会人選手権48kg級優勝の実績を持つ青野ひかると引き分けている。高校1年生から日本拳法を始め、西日本学生選手権で準優勝、白虎会優勝大会で優勝などの実績を持つ。キックボクシングの試合もしている打撃系ファイターだ。
1R、赤林檎が前へ出てウェイトの乗った右フック、右ストレートで渡辺を大きくのけ反らせる。いきなりピンチに陥った渡辺だが、組み付いて大内刈りでテイクダウン。抵抗する赤林檎からマウントを奪うと、パウンドを入れていく。
背中を向ける赤林檎のバックマウントを奪い、エビ反りにさせてパンチを打ち込む渡辺。ここでストップかと思われたが、赤林檎は向き直ってブリッジで必死の抵抗。渡辺はさらにパウンドを叩き込むと最後は腕十字。かなりの角度で腕が曲がったが、赤林檎はそれでも耐え、渡辺が曲げる角度を変えたところでレフェリーが渡辺の一本勝ちを宣した。
赤林檎のパンチで右目の下が大きく腫れた渡辺だが、「勝つことは出来ましたが課題がいっぱいです」と反省し、「今日は父の誕生日なので、お父さん、おめでとう」と会場へ応援に駆け付けていた父へ勝利をプレゼントした。
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