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【ONE】元UFCの阿部大治が無念の秒殺KO負け、強烈ミドル3発に沈む

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2018/10/26(金)UP

左ボディを叩き込むエヌサン(左)

▼メインイベント MMA ONE世界ミドル級(-93.0kg)タイトルマッチ 5分5R
○アウンラ・エヌサン(33=ミャンマー/ONE世界ミドル級&ライトヘビー級王者)
TKO 1R 2分21秒
●モハメド・カラキ(27=レバノン/挑戦者)
※エヌサンが2度目のミドル級王座防衛に成功。

 エヌサンは現在、ONEでミドル級とライトヘビー級(-102.2kg)の世界王座を保持。今年6月のミャンマー大会では日本中重量級の実力者・長谷川賢(31=フリー)の挑戦を死闘の末に5R・KOで退け、ミドル級王座の初防衛に成功した。今回は再び母国の地で、同王座の防衛を目指す。

 挑戦者のカラキもヨルダンのMMA団体『Desert Force』で、ミドル級とライトヘビー級のベルトを巻き、戦績は9戦全勝という実力の持ち主。今大会がONEデビュー戦ながら、いきなりタイトルマッチの挑戦者に抜擢されている。

 1R、エヌサンが左ジャブから右フックを振るって前に出ると、カラキはタックルを仕掛けて押し返す。ケージを背負ってしっかりと踏ん張るエヌサン。カラキはテイクダウンできないと見て、いったん自ら離れる。

 すると直後のパンチの攻防で、エヌサンに強烈な右アッパーを突き上げられたカラキがダウン。エヌサンは鉄槌連打でフィニッシュを狙う。タフなカラキもここから立ち上がって打ち返しにいくが、エヌサンに左ボディを効かされると、ケージにもたれかかりながら後ずさり。

 最後はエヌサンが右フックで再びカラキをダウンさせ、怒濤の鉄槌連打でレフェリーストップを呼び込んだ。エヌサンが初回TKO勝ちで、2度目のミドル級王座防衛を果たし、母国の大観衆を沸かせた。


エルボウニ(右)の顔面に左アッパーを突き上げるケバベス(左)

▼ONE Super Series キックボクシング ライトヘビー級(-102.1kg) 3分3R
○タリック・ケバベズ(26=モロッコ)
TKO 3R 2分26秒
●イブラヒム・エルボウニ(25=モロッコ)

 エルボウニは昨年11月に『K-1 WORLD GP』の初代ヘビー級王座決定トーナメントで準優勝した実績の持ち主。今年7月にONEの立ち技部門「ONE Super Series」に初参戦し、105.0kgの契約体重でアンドレ・メウニエルに初回KO勝ちしている。

 対するケバベズもエルボウニと同じく、今回がONEで2戦目。6月のデビュー戦ではヘビー級ワンマッチで、アラン・ンガラニから3R・KO勝ちを収めている。

 試合は序盤からリーチで勝るエルボウニに対し、ケバベズがガンガン間合いを潰して剛腕を振るう展開となった。エルボウニは1R終盤にケバベズの左右フックと左アッパーを浴びて、ダウン寸前に追い込まれる。

 ダメージを残したエルボウニは、2Rに入るとケージを背負いながら防戦一方となり、たびたびマウスピースを吐き出してしまう。ケバベズは手を休めることなく剛腕コンビネーションで畳み掛け、1度目のダウンを左アッパー、2度目を左フックで奪う。

 3Rにはクリンチ多用でイエローカードも受けたエルボウニは、ケバベズの更なる猛攻を受けて戦意を喪失した様子。エルボウニが再びサンドバッグ状態となったところで、レフェリーが試合を止めた。ケバベズが同郷対決をTKOで制し、ONEで2連勝を飾った。


▼セミファイナル MMA フェザー級(-70.3kg) 5分3R
○キアヌ・スーバ(マレーシア)
一本 1R 2分47秒 ※ギロチンチョーク
●ポー・トー(ミャンマー)

▼ONE Super Series キックボクシング バンタム級(-65.8kg) 3分3R
○ハン・ズーハオ(中国)
KO 1R 1分39秒
●ライアン・ジャキリー(フィリピン)

▼MMA ストロー級(-56.7kg) 5分3R
○シェ・トゥイ・ニー(ミャンマー)
判定3-0
●マイト・ジャイ(ミャンマー)

▼ONE Super Series キックボクシング フライ級(-61.2kg) 3分3R
○ジョシュ・トナー(オーストラリア)
判定3-0
●ヨセフ・ラシリ(イタリア)

▼MMA バンタム級(-65.8kg) 5分3R
○アフマッド・カイス・ジャスール(アフガニスタン)
TKO 2R 2分16秒
●マー・シュードン(中国)

▼MMA フライ級(-61.2kg) 5分3R
○ルーディ・アグスティアン(インドネシア)
一本 1R 4分01秒 ※アームロック
●カジ・エビン(フィリピン)

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