【ONE】元UFCの阿部大治が無念の秒殺KO負け、強烈ミドル3発に沈む
ONE Championship
「ONE: PURSUIT OF GREATNESS」
2018年10月26日(金・現地時間)ミャンマー・ヤンゴン トゥウンナ・インドア・スタジアム
Photo by ONE Championship
▼MMA ウェルター級(-83.9kg) 5分3R
○ルイス・サントス(38=ブラジル)
KO 1R 33秒
●阿部大治(26=HMC JAPAN/元パンクラス・ウェルター級王者)
阿部は昨年7月に『パンクラス』のウェルター級(-77.1kg)王座を獲得。プロデビューからわずか5戦、しかも全勝での戴冠だった。その2カ月後には『UFC』にも初参戦し、白星デビューも果たしたが、続く2試合を落として契約終了。今回からは新天地の『ONE Championship』(以下ONE)で再起を目指す。
対戦相手のサントスは今年でキャリア19年目を迎え、戦績は阿部の6勝(4KO・TKO)2敗に対し64勝(36KO・TKO)11敗1分1ノーコンテストを誇る大ベテランだ。2015年4月にはONE世界ウェルター級タイトルマッチも挑戦している。
強打を持ち味とする両者の打ち合いも期待されたが、試合は早々に決着。1R、左構えのサントスが強烈な左ミドルを蹴っていくと、阿部は3発目を受けたところで腹に効かされてしまったか、そのまま座り込んでしまい立ち上がることができず。阿部のONE初陣は無念の秒殺KO負けとなった。
▼MMA 67.0kg契約 5分3R
○今成正和(42=今成柔術/元DEEPバンタム級&フェザー級王者)
一本 1R 1分23秒 ※腕十字
●ラディーム・ラフマン(31=シンガポール)
今大会では当初、徳留一樹(31=パラエストラ八王子)vsエミリオ・ウルーチア(31=アメリカ)が予定されていたが、この試合はウルーチアの負傷により大会目前でキャンセルされ、代わりに今成vsラフマンが急遽組まれることになった。
今成は“足関十段”の異名通り、足関節技を得意とするベテラン。長年の主戦場としてきた『DEEP』では、バンタム級(-61.2kg)とフェザー級(-65.8kg)の二階級でベルトを巻いた。だが、今年1月に迎えた5年半ぶりのONE復帰戦と、続く4月の復帰2戦目でいずれも判定負け。今回は緊急出場という状況ながら、生き残りを目指して試合に臨む。
戦績は今成の35勝18敗2分に対し、ラフマンは3勝1敗。今成はキャリアの違いを見せ付けることができるか。
1R、左ジャブを細かく打ちながら距離を取るラフマンに対し、今成は右ローを見せてから相手の足元目がけて一気にスライディング。ラフマンが足を取らすまいとしゃがむと、今成はガードポジションからオモプラッタを仕掛ける。
下から絡み付く今成の足を残った片腕で懸命に解こうとするラフマン。今成はラフマンが強引に立ち上がろうとしたところで、すぐさま腕十字に切り替えて、タップ(ギブアップの意思表示)を呼び込んだ。今成が会心の一本勝ちで連敗を脱出し、ONEでの生き残りをアピールした。
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