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【空手】植草歩5連覇ならず、齊藤綾夏が初優勝、男子は五明宏人も初V=全日本選手権

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2019/12/08(日)UP

決勝はチャタンヤラクーシャンクーで7度目の優勝を果たした清水

 女子形の決勝は東京五輪に代表に内定している清水希容(25=ミキハウス)は、岩本衣美里(31=グリーンコーポレーション)と対決。岩本はアーナンという沖縄空手の劉衛流(りゅうえいりゅう)の形を披露。力強さと気迫、バランスの安定感を出したが、清水は勝負形チャタンヤラクーシャンクーでキレとスピード、そして飛び蹴りの着地も綺麗に決め、清水が27.48、岩本が26.20で7連覇を達成した。

 優勝した清水は全日本7連覇を果たした。「オリンピックも残すところ8ヶ月、オリンピックで金メダルをとってみなさんにいい演武を見せられるようにがんばりたい」と東京五輪に向け意気込みを語った。

喜友名は高得点で8度目の優勝

 男子は8連覇を狙う絶対王者の喜友名諒(29=劉衛流龍鳳会)vs5年連続で決勝で喜友名に敗れている新馬場一世(30=西濃運輸)と対戦。

 新馬場は今回が最後になる可能性を示唆しているだけに気合が入る。緩急鋭い剛柔流のスーパーリンペイで勝負し、迫力のある高い完成度の形を演じた。

左から各優勝者。喜友名諒(形)、五明宏人(組手)、清水希容(形)、齊藤綾夏(組手)

 喜友名諒(29=劉衛流龍鳳会)は自身の流派のアーナンで勝負。国際大会でも負けなし、しなるような突き蹴りと決めの強さ気迫で28.32の高得点を出し優勝。新馬場一世も27.28と高得点を叩き出したが喜友名に一歩及ばなかった。喜友名はこれで8連覇、阿部良樹の8連覇と並んだ。
 優勝した喜友名は「8連覇、これからも新しい歴史を築いていきたい。東京五輪は出場することができたら優勝します」と優勝宣言した。

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