【Stand up】柊真、金塚聖矢に圧倒TKO勝ちで新人王に輝く
若手育成を目的に寺戸伸近がゼネラルマネージャーを務めるキックボクシング交流大会『Stand up』。昨年、大いに盛り上がりを見せた新人王トーナメント『Stand up King of Rookie』を今年は7階級(-51.5kg、-55.5kg、-57.5kg、-60kg、-63kg、-65kg、-67.5kg)で実施。各階級の参加人数は4人で、7月24日と9月18日、10月23日の3大会に分けて一回戦、10月23日と12月4日に決勝戦を行った。
ルールは、ヒジなし・掴んでからの攻撃は1回の点はRISEルールと同じとなり、新人王になった選手はRISEランキング入り。他、ビッグマッチ出場の優先権を得る。
Stand up 実行委員会
『Stand up vol.15 King of Rookie2022 Final』
2022年12月4日(日)東京・ゴールドジムサウス東京ANNEX
▼第4試合 King of Rookie2022新人王決定戦 -51.5kg契約 3分3R延長1R
●金塚聖矢(チームドラゴン)
TKO 2R 1分44秒 ※レフェリーストップ
〇柊真(新潟誠道館)
※柊真が新人王に
金塚は3戦2勝1分の24歳。対する17歳の柊真は10月の一回戦がプロデビュー戦となり、今回2戦目となる。
1R、プレスをかける柊真は金塚にロープを背負わせ左ミドル、右ローと蹴り技で様子を探る。金塚は左ミドル、右ストレート。終盤に一気に仕掛けた柊真はパンチラッシュで左ストレートをヒットさせるが、金塚もパンチを返して応戦する。
2Rもプレッシャーをかける柊真に、金塚は左ミドル、右ロー。柊真はパンチのコンビネーションで追うと、金塚をコーナーに追い込んで大振りの右フックでダウンを奪う。立ち上がる金塚は打ち合いに応じるも、再び柊真が左右フックを浴びせて2度目のダウンを奪った。そのまま連打を仕掛けた柊真が右ストレートを炸裂させて連打につないだところで、レフェリーがストップ。
新人王に輝いた柊真は「今、高校生で強い人はいっぱいいて特に51.5kgは強い10代がいますが、僕も仲間入りして全員倒せるように練習するので応援よろしくお願いします」とアピールした。なお、柊真が今大会のMVPを獲得した。
▼第3試合 King of Rookie2022新人王決定戦 -63kg契約 3分3R延長1R
〇吉岡龍輝(及川道場/JAPAN CUP2021-65kg級王者)
不戦勝
●細野登弘(新潟誠道館)
※吉岡が新人王に
JAPAN CUP 2021-65kg級王者の吉岡は今年9月の一回戦でプロデビューした20歳。今回が2戦目となる。対する細野は7戦3勝(2KO)4敗の30歳。しかし、細野が前々日にコロナ陽性となり、出場不可能に。吉岡は前日計量で規定体重もクリアしているため不戦勝で新人王となった。マイクを握った吉岡は「今回試合がなくなったのですが、今の時期仕方ないことだと思っています。僕はこれから上にどんどん上がっていくので、次の試合でさらに進化した姿を見せるのでこれからの僕に期待してください」とアピールした。
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