2023/02/05（日）UP
（最終更新：2023/02/05 18:33）

中村倫也（左）が秒殺KO勝ちでUFCとの契約をGET!

『UFCファイトナイト・ラスベガス68』
2月5日（日・日本時間）
アメリカ・ネバダ州ラスベガス／UFC APEX
▼ROAD TO UFCバンタム級決勝戦
●風間敏臣（日本）
KO　1R33秒　※左フック
〇中村倫也（日本）

優勝者はUFC契約を手にするROAD TO UFCトーナメント。決勝へと昇って来たのは共に日本人選手。

風間はブラジリアン柔術をベースでこれまで10勝（2敗）のうち8試合でフィニッシュ（3KO・5一本）している。
　対するは中村はレスリングエリートで2016年フリースタイル57㎏級で全日本選抜優勝、61㎏級でU-23世界選手権優勝などの実績を残しMMAに転向。デビューからこれまで6戦全勝、5試合でフィニッシュ（4KO・1一本）。トーナメントでは1回戦を一本勝ち、準決勝はKOと全フィニッシュで勝ち上がってきた。

　1R、すぐに風間が距離を詰めるが中村もフック、ハイキックを打ち返すとサウスポーから右フックでダウンを奪う。尻餅を付いた風間はすぐ立ち上がるも中村はパンチでラッシュを仕掛け、ワンツーを何度も当てると最後はカウンターの左フックがクリーンヒット！風間はバッタリと大の字に倒れ、ここへ中村がパウンドを一撃叩き込むと完全に失神。衝撃の秒殺KOで中村がトーナメント優勝とUFC契約を手にした。

　中村は試合後のマイクで所属チームや家族など関係者への感謝を語ると、フィニッシュとなった左フックについては「興奮していたのであまり覚えていない、クレイジーだった」と語り、「15年間、ずっとこのケージで戦うことを夢見てきた。自分やチーム、日本人が素晴らしいことを広めていきたい」と語った。

▶︎【動画】中村の一撃で風間が失神する瞬間