【K-1甲子園】小浜桃奈・大久保琉唯も来場、西日本予選トーナメント試合結果
6月10日(土)大阪・176BOXにて「K-1甲子園2023~西日本予選トーナメント~」が開催された。
K-1甲子園は“高校生日本一”を決める大会で、これまで数々のプロ選手を輩出。今年も東日本・西日本の両地区で予選トーナメントを実施し、予選トーナメントの成績優秀者による決勝トーナメントで日本一の座を争う形で行われる。
この日は西日本予選として-55kg・-60kg・-65kgの3階級でトーナメントが行われ、K-1甲子園2023・K-1カレッジ2023応援サポーターのタレント小浜桃奈さん、PR大使を務める初代Krushフライ級王者で、K-1甲子園2021の-55kg王者である大久保琉唯がリングサイドで見守る中、9月3日(日)に行われる決勝大会(東京・新宿FACE)への出場権をかけてプロ顔負けのハイレベルな試合が続出した。
3階級で最多の16選手が出場した-55kgを制したのは、ジュニア時代にK-1アマチュア全日本大会で優勝歴がある15歳・高校1年生の新井真惺だ。細かいフェイントと多彩な蹴り技を駆使したテクニカルなファイトスタイルの新井は、準々決勝で昨年の準優勝者・プロでも活躍する早田吏喜を撃破。その勢いのままトーナメントを勝ち上がり優勝を果たした。
-60kgには5選手が出場し、昨年準優勝の兄・裕頼に続いての出場となる甲野藍良と和歌山の細濱 辰が決勝進出。甲野が準決勝で足を負傷して、ドクターストップとなったため、細濱の不戦勝優勝となった。
11選手が出場した-65kgでは、1回戦3試合がすべてKO決着となり、準々決勝以降も激しい打ち合いが続出。そんな激戦続きのトーナメントは中学時代に硬式空手で全日本王者になった経歴を持つ中原優芯と福岡の野中大翔が決勝に勝ち上がるも、中原が肩の負傷でドクターストップ。-60kgに続いて不戦勝という形で野中が優勝を手にした。
大会後、小浜さんは「間近で試合を見させていただいて、選手のみなさんの熱気が伝わってきてハラハラ・ドキドキでした」と興奮気味に語ると「9月の本戦(全日本大会)も楽しみにしています」とコメント。大久保も「最初から最後まで打ち合いが多く、僕も刺激をもらいました。9月までの時間を使って、優勝できるように頑張ってください」と選手たちにメッセージを送った。
中村拓己K-1プロデューサーは「毎年西日本予選は技術レベルが高く、最初からKOを狙うK-1らしい試合が多いのですが、今年は例年に比べてもレベルが高かったと思います。特に‐55kgは準々決勝以降、どの試合も見ごたえがありました。3階級で優勝・準優勝者が決まりましたが、組み合わせが変われば結果も変わったと思いますし、それだけどの選手にも優勝するチャンスがあったと思います」と大会を総括。
来月に控える東日本予選に向けて「西日本予選がこれだけレベルが高かったので、東日本予選がどうなるか。東日本予選の選手たちにも火が点いて、さらに熱い試合になることを期待しています」と語った。
【入賞者】
▼K-1甲子園2023 西日本予選トーナメント-55kg
優勝:新井真惺(大阪/大阪府立北かわち皐が丘高校1年)
準優勝:佐々木仁紀(三重/三重県立津高校1年)
3位:
榊原統羽(大阪/大阪府立堺上高校2年)
田中康友(福岡/福岡県立西田川高校1年)
▼K-1甲子園2023 西日本予選トーナメント-60kg
優勝:細濱 辰(和歌山/和歌山県立和歌山高校1年)
準優勝:甲野藍良(宮崎/宮崎県立宮崎南高校2年)
▼K-1甲子園2023 西日本予選トーナメント-65kg
優勝:野中大翔(福岡/福岡県立玄洋高校3年)
準優勝:中原優芯(宮崎/私立日本大学高校2年)
3位:
金子隆樹(大阪/大阪府立長尾高校1年)
安部篤輝(大阪/ルネサンス大阪高校1年)
▶次ページは同日に行われた「第57回K-1アマチュア~全日本大会・西日本予選トーナメント&ワンマッチ~」結果
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