【ONE】初参戦の小川翔が強豪トンサヤームに惜敗、怒涛パンチラッシュで追い込むも

2023/06/17（土）UP
（最終更新：2023/06/17 00:16）

　6月16日にタイ・バンコクのルンピニースタジアムにて開催された格闘技イベント『ONE Friday Fights 21』の140ポンド契約（63.5kg）ムエタイにて、初参戦の小川翔（30=Oishi Gym）がトンサヤーム・ゲッソンリット（21=タイ）に判定負けした。

【動画】小川、怒涛のパンチラッシュ！トンサヤームをロープに追いこむ

　小川は名古屋の名門OISHI GYMの所属で、12年のK-1甲子園王者を始め、これまでREBELS-MAYTHAIライト級、WBCムエタイ日本ライト級やホーストカップ日本スーパーライト級などいくつものベルトを巻いてきた強豪。昨年3月の『RIZIN.34』では山畑雄摩に初回KO勝利を飾り、今回がONE初参戦だ。

　対するトンサヤームは、ジットムアンノンスタジアムで活躍し、ラジャダムナンのスーパーライト級王者に輝いた実績を持つ。ムエタイ＆キックの戦績は90勝27敗。

　試合は1R、小川はローとミドルで自分のペースを作るのに対し、サウスポーのトンサヤームにミドル、ヒザ蹴りをヒットさせる。ジワジワと圧力をかける小川、パンチのコンビネーションも見せる。

　2R、トンサヤームは強烈な左ミドルを軸にパンチ連打やヒジを出しペースを作る。トンサヤームのカウンター待ちに、小川はジワジワと前進するが、あと一歩が踏み出せない。残り25秒、小川の飛び込んでの左フックがクリーンヒット！トンサヤームがグラつく。

　3R、近い距離で打ち合う両者。顔面カットで流血の小川。中盤、小川の左右のフックがヒットすると、効いたか、トンサヤームがロープを背にフルガード。小川がパンチラッシュ！

　防戦一方のトンサヤームだが、カウンターのヒジを出していく。　残り30秒、トンサヤームがヒザを連打。しかし、小川は最後まで前進しパンチを出し続け終了。

　判定は3-0でトンサヤーム。左ミドルを軸に効果的なヒジやヒザを当てたことが評価されたか。初参戦の小川は敗れたものの、善戦した。

『ONE Friday Fights 21』
6月16日（日本時間）タイ・バンコク
▼140ポンド契約（63.5kg）ムエタイ
●小川翔（Oishi Gym）
判定0-3
○トンサヤーム・ゲッソンリット（タイ）

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