【海外ムエタイ】“吉成名高の従兄弟”士門が大接戦制しプロムエタイ協会二階級制覇
『スックムエタイパンタミット』
2024年9月23日(月・現地時間)タイ・プータテミーゴーンタップアーカー
▼タイ国プロムエタイ協会ライト級タイトルマッチ 3分5R
〇士門・エイワスポーツジム(=吉成士門/エイワスポーツジム)
判定
●ノンビウ・ジットムアンノン(タイ)
※士門が王者に
2024年9月23日(月・現地時間)タイ・プータテミーゴーンタップアーカーにて開催された『スックムエタイパンタミット』に士門・エイワスポーツジム(=吉成士門/エイワスポーツジム)が出場、メインイベントでタイ国プロムエタイ協会のライト級タイトルマッチに挑んだ。
対戦相手はロッタンと同門のノンビウ・ジットムアンノン(タイ)で、フィームースタイル(テクニシャン)の強豪だという。
吉成名高の従兄弟である士門は名高と同じくジュニア時代からムエタイを学び、WPMFインターナショナルスーパーバンタム級王座やWMCインターコンチネンタルバンタム級王座など4つのタイトルを獲得。前戦となった7月のRWS JAPANではウーコンに完勝し、ラジャダムナンスタジアムでスーパーフェザー級の7位にランクインした。
1R、士門は右ロー、左ブロー。ノンビウの右ミドルをキャッチして蹴りをすぐに返す。士門はさらにバックブロー、左ハイと大技を繰り出し、終盤には蹴り足をキャッチして右ストレート。
2R、前に出る士門は左ボディ、右ローでこかす。左ボディ、蹴り足をキャッチしてからのこかしの士門に、ノンビウは左右ミドルを的確に当てていく。
3R、プレスを強める士門は首相撲からヒザ。相手は下がっての左ミドル、組んでのヒザで削る。左ミドルで距離を取るノンビウに、士門は右ミドルで距離をつめ、左ボディを打ちこんでいく。ヒザの攻防ではノンビウが優位に立ち、3R終了時点ではノンビウが賭け率20-1でリード。
4R、右ロー、パンチでプレスをかける士門は、掴んでのヒザ、ヒジと手数を出し終了時には賭け率7-4で優勢に。
5R、左右ミドルのノンビウに、士門は蹴り足を掴んでのこかし。ノンビウも左右ミドルを返し、士門はしっかり蹴り返し、ワンツー連打。相手もヒジを交えて譲らない。最後はお互いに蹴り合って終了。最終ラウンドまでもつれ込む大接戦“チンダム”を士門が制し、昨年8月に獲得したスーパーフェザー級王座に続いて、プロムエタイ協会二階級制覇に成功。試合後、士門にはギャンブラーから10万バーツ(日本円で約43万円)が贈られた。
試合後、士門は「プロムエタイ二階級制覇することが出来ました!! このような機会を下さった中川(夏生)会長、関係者様ありがとう御座います! チームエイワの皆様のおかげで勝つことが出来ました。この環境に感謝し精進します」とSNSで感謝の気持ちを伝えている。
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