2024/11/10（日）UP
（最終更新：2024/11/12 11:11）

計量超過の真琴（左）に攻撃する森岡（右）

▼第9試合　JAPAN CUP 55kgトーナメント　3分3R （EX1）
△真琴（誠輪ジム/NJKFスーパーバンタム級王者）
判定0-1　※27-28、28-28×2
△森岡悠樹（北流会君津ジム/スック・ワンキントーン・スーパーバンタム級王者）
※真琴は契約体重を650gオーバーのため、グローブハンデ、減点2でスタート。なお、真琴はトーナメント失格となった。

　真琴（誠輪ジム）は森岡悠樹（北流会君津ジム）と対戦。真琴は戦績10勝（1KO）3敗1分の現NJKFスーパーバンタム級王者。真琴は同トーナメントに出場する一航と、今年2月にNJKFスーパーバンタム級王者決定戦で対戦し、判定で勝利を収めた。

真琴は右のパンチを決めてダウンを奪った

　対する森岡は15勝（8KO）9敗1分のスック・ワンキントーン・スーパーバンタム級王者。今年5月にはONEに初参戦を果たし、1R KO勝利を飾っている。

　1R、真琴は構えをチェンジしながら右ローキック、左のパンチとキレのある動き。森岡は右ボディストレートをヒット、さらに三日月蹴りを入れる。真琴は左ボディブロー。森岡は右ボディストレート、ミドルキックを叩き込んだ。

　2R、森岡は右ボディストレート、ミドルキックをヒットして追い込んでいく。だが打ち合いになると真琴の右が入り、森岡がダウンした。立ち上がった森岡はボディ打ちで反撃。だが真琴は真っ向から打ち合い、KOを狙った。

ダウンを奪われてのドローとなった森岡は、反省しきり

　3R、真琴は右ボディストレートを入れて、ワンツースリーと畳み掛ける。倒したい森岡は前へ出て右ボディストレート。真琴は下がらずにパンチからハイキックとつなげる。真琴の攻撃は勢いが止まらない。しかし、森岡は最後まで下がらずに勝負をかけた。判定は真琴の減点2が大きく響き、1（森岡）-0でドローとなった

　準決勝進出を決めた森岡は「真琴選手は勢いがあってダウンを奪われてしまって、情けない試合をしてしまいました。せっかくこういう舞台を用意してもらったのに、すみませんでした。次、もっと仕上げてくるので応援をよろしくお願いします」と挨拶した。

古村（右）は強烈なロ―キックで佐野からダウンを奪った

▼第8試合　JAPAN CUP 55kgトーナメント　3分3R （EX1）
〇古村光（FURUMURA-GYM/元KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者）
TKO　2R 1分47秒　※パンチ連打→レフェリーストップ
●佐野祐馬（創心會/WMC日本スーパーバンタム級王者、WKBA日本バンタム級王者）

佐野はローキックを返していった

　古村光（FURUMURA-GYM）は佐野佑馬（創心會）と対戦する。古村は戦績8勝（6KO）4敗1分の元KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者。前戦となる今年9月のKNOCK OUT 福岡大会では1R KO勝利を収めている。

　対する佐野は戦績9勝（3KO）7敗のWKBA日本バンタム級王者。今年6月にはWMC JAPANスーパーバンタム級タイトルマッチに勝利し、王者になっている。

　1R、互いにサウスポー構え。古村は左ローキックを連発。佐野もカーフキックを返すが、古村は右ハイキックから左ローキックへつなげる。そして古村の左カーフキックで佐野の動きが止まる。古村は右アッパーから左ストレートで追い込む。佐野はヒジを打つも、これはヒットせず。古村はヒジ打ちでダウンを奪い、佐野が立ち上がったところでラウンド終了。

最後はパンチをまとめてTKO勝ちした古村

　2R、古村はローキックを連発。佐野はパンチ、ヒジ打ちのカウンター攻撃も、ここはヒットせず。古村はローキックで攻撃するも、佐野は我慢する。さらに古村はヒジ打ちを当てるとカットし流血する佐野。そして攻撃を畳みかけると佐野は踏ん張りがきかないようで、倒れて立てずにダウンを宣告される。それでも立ち上がった佐野だが、古村はパンチをまとめるとレフェリーが試合を止めた。

　TKO勝利で準決勝進出を決めた古村は「力んじゃって、ダメですね。ムエタイらしい試合をしたいと力んじゃいました。次の試合も勝ちます。俺がKNOCK OUTを体現します」とアピールした。

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