【ONE】林繁那、3度のダウンを奪われ敗北、果敢に攻めるも連勝ならず
1月17日(日本時間)にタイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催された格闘技イベント『ONE FRIDAY FIGHTS 94』のストロー級ムエタイにて、林繁那(20=RS Team)がアヤド・アルバドル(23=イラク)に合計3度のダウンを奪われ判定3-0で敗北。期待されたONE連勝はならなかった。
林は“繁那”のリングネームでNJKFバンタム級3位の選手。NJKF WESTを主戦場とし戦績は12勝(6KO)1敗1分。ボクシング技術に定評がある。昨年8月の『ONE FRIDAY FIGHTS 74』でセンチャイ・ナーヨックウィットトゥンソンに1R KO勝利。ONE白星デビューを飾った。
対するアルバドルは名門チーム・メディザトゥー所属の選手。23年1月からONEルンピニーに参戦。2連敗中だが、スピーディーなアグレッシブファイトで会場を沸かす選手だ。
1R序盤から互いにスピーディーな攻防。サウスポーの林は右ジャブで牽制しながら、鋭い左のヒジを振る。中盤アルバドルが飛び込んで左フック! 林は尻餅ダウンもすぐに立ち上がり、左ボディ、左ミドルを当てていく。
2R、アルバドルの左がヒットし林が腰を落とす場面もダウン判定ならず。林が圧力をかけ左ヒザを放つも、アルバドルがカウンターの左フック! 林が2度目のダウン、すぐに立ち上がる。残り20秒、林が左ミドルを蹴るタイミングに、再びアルバドルの左が炸裂! 林が3度目のダウンを奪われる。
3R、完全に動きを読まれた感のある林だが、強気で前進。パンチ勝負を仕掛けるが、アルバドルは冷静にガードを崩さず、林の攻撃終わりに返しを入れていく。林はカウンターを恐れず最後まで前に出たが、アルバドルを捕らえる事はできずタイムアップ。
判定3-0でアルバドルに軍配。3度のダウンを奪われながらも攻め続けた林だったが、期待されたONE連勝はならなかった。
『ONE FRIDAY FIGHTS 94』
1月17日(日本時間) タイ・バンコク ルンピニースタジアム
▼ストロー級ムエタイ
○アヤド・アルバドル(イラク)
判定3-0
●林繁那(RS Team)
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