【UFC】“MVP”ペイジが再起戦で勝利、“隻眼戦士”マゴメドフの無敗記録をストップ!
2月1日(現地時間)に中東サウジアラビアのリヤドで開催された総合格闘技イベント『UFCファイトナイト』メインのミドル級マッチにて、元ベラトール人気選手のマイケル・ヴェノム・ペイジ(37=英国)が同級14位のシャラ・マゴメドフ(30=ロシア)に判定3-0の勝利。再起戦で白星を飾り、マゴメドフの無敗記録を「15」で止めた。
ペイジは“MVP”の愛称でベラトールで活躍した人気ストライカー。身長190cm、リーチ200cmの長い手足を活かした打撃で、これまでに数々のKO劇を見せ昨年UFCに参戦。3月のデビュー戦でケビン・ホランドに勝利したが、6月のイアン・ギャリー戦で判定負けした。
対するマゴメドフはダゲスタン出身の強豪。網膜剥離により右目の視力を失いながらも強烈な打撃でKOを量産し、これまで15戦無敗12KOを誇る。昨年10月の前戦でダブルバックハンドブローでKO勝利を収め、大きな話題を呼んだ。
1R、踊るような華麗なステップワークで攻勢のペイジ。その独特なリズムにマゴメドフは自分の形が作れないか、いつもより手が出ない。ペイジの飛び込みの右、後ろ回し蹴りなど派手な技で印象をつける。
2R、ペイジのスピーディーな攻めに待ちの構えのマゴメドフ。ペイジは飛び込み右を再びヒットさせると、飛びヒザ、バックハンドブローとこのラウンドもクリエイティブな技で攻める。
3R、二段蹴りを放つペイジ。このラウンドも完全にペースを掌握したようだ。マゴメドフはジワジワと距離を詰めるが、ペイジの攻撃のタイミングが掴めないのか、警戒して手が出ない。残り1分、マゴメドフが距離を詰め、勝負を仕掛けるが、ダメージを与えきれずにタイムアップ。
判定3-0でペイジに軍配。完全にペースを掴み、手数で上回った。一方のマゴメドフは無敗の連勝記録が15で止まってしまった。
『UFCファイトナイト』
2月1日(現地時間) 中東サウジアラビア リヤド
▼ミドル級マッチ
●シャラ・マゴメドフ(ロシア)
判定0-3 ※27-30×2、28-29
○マイケル・ヴェノム・ペイジ(英国)
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