【ONE】与座優貴、ダウンを奪い前王者ペッタノンに快勝！カーフキック連発で相手は棒立ちに

2025/07/19（土）UP
（最終更新：2025/09/11 20:25）

　7月18日にタイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催された格闘技イベント『ONE Friday Fights 116』のバンタム級キックボクシングマッチにて、元K-1ライト級王者の与座優貴（27=team VASILEUS）が前王者で同級3位のペッタノン・ペットファーガス（39=タイ）に判定3-0で勝利。得意のカーフキックで削り続け、2Rにダウンを奪う快勝を収めた。

【動画】与座、左フックからのパンチ連打、ペッタノンがダウン！

　与座は、2017年に「第6回極真会館全世界ウエイト制空手道選手権大会」軽量級で最年少優勝という快挙を達成。23年にK-1王者に輝くと、今年5月のONEデビュー戦では、多彩な蹴り技と悶絶のカーフキックで、無敗のエルブルース・オスマノフを圧倒して勝利を収めた。

　対するペッタノンは358勝56敗1分のキャリアを持つ大ベテランで、18年に『武林風』にて-67kgの32人トーナメントで優勝した強豪だ。22年11月のONEバンタム級キックボクシング世界タイトル戦で当時の王者・秋元皓貴を下し王者となったが、その後に禁止薬物違反で王座を剥奪。再起戦となった昨年6月のアラヴァディ・ラマザノフ戦では見事にTKO勝利を飾った。

　1R、互いに静かな立ち上がりの両者。左右スイッチしながらカーフ、ローを蹴る与座に対し、ペッタノンは時折、得意の左ミドルを出していく。

　2R、ギアアップした両者は互いに距離を詰めながら削り合い。ペッタノンの強いヒザ蹴りやミドルに対し、与座はカーフを連発。ダメージの蓄積か、与座の右のインカーフにペッタノンはバランスを崩し、膝をつく。与座はさらにカーフを連発し、左フックからパンチ連打でペッタノンがダウン。立ち上がったペッタノンだが、カーフのダメージで棒立ち状態だ。

　3R、ベテランの意地を見せるペッタノンが、クリンチ多めの老獪な近距離戦を仕掛ける。バッティングやホールディングなどがあり、ペッタノンにイエローカードが。与座が前蹴り、カーフを当てたところでゴング。

　判定3-0で与座に軍配。与座は勝利マイクで「ゲームプランはもっと削りたかったが、ペッタノン選手は本当に上手くて苦しい展開になった」と振り返り。次戦についてインタビュアーから「スーパーレックとの対戦に興味があるか？」と尋ねられると「スーパーレックでも良いし、ランキング3位に勝ったので、王者のジョナサン・ハガティーへの挑戦ができると思うが、でも、誰でも良い」と語った。

　この勝利で与座の11月の日本大会参戦はほぼ確定かと思われるが、果たして、対戦相手は誰になるのか。

『ONE Friday Fights 116』
7月18日 タイ・バンコク ルンピニースタジアム
▼バンタム級キックボクシング
●ペッタノン・ペットファーガス（タイ）
判定0-3
○与座優貴（team VASILEUS）

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