2025/09/07（日）UP
（最終更新：2025/09/12 16:30）

チョークを極める鹿志村

DEEP事務局
『DEEP TOKYO IMPACT 2025 4th ROUND』
2025年9月7日（日）東京・ニューピアホール

▼メインイベント第11試合　DEEP vs YFU 3対3 日中対抗戦　DEEPバンタム級 5分3R
〇鹿志村仁之介（Battle-Box）
一本　1R 3分36秒　※リアネイキッドチョーク
●マジシャン（郭強フィットネスクラブ）

次々に寝技を仕掛ける鹿志村（左）

　鹿志村は戦績8勝5敗。柔術で黒帯を巻き、北米グラップリングトーナメントでも優勝を果たした寝技師で8勝は全てサブミッションによる一本勝ち。前戦ではRIZINで後藤丈治に判定で敗れている。

　対するマジシャンは8勝3敗。こちらも前戦ではBRAVE CFに出場して敗れているが、8勝のうち7つはフィニッシュによる勝利と決定率の高いファイターだ。

　1R、低いタックルで飛び込んだ鹿志村は寝技に持ち込むと足関節、三角絞め、さらに腕十字と次々にサブミッションを仕掛ける。どれもかなり深く入っているように見えたがマジシャンは驚異の粘りで脱出する。それでも攻め続ける鹿志村はバックに周ると今度はチョーク！　顎を入れてディフェンスするマジシャンだが鹿志村はその顎ごと絞めあげるとマジシャンは遂にタップアウト。

勝利した鹿志村（右から2番目）

　対抗戦を3戦全てフィニッシュ勝利という完全勝利で締めくくった鹿志村。試合後マイクを持つと、「今日はメインイベンターとして、大将としてしっかり勝つことができたことにまず安心しています。相手はすごくタフだったですね。腕十字なんかも極まったかと思いましたけど極め切れなかったですね。でも諦めずに足関節から作ってバック取って、狙い通りリアネイキド・チョークってことで。自分の課題もたくさん見つかった試合でしたけど、とにかくメインイベントで赤コーナー、これで勝つことができたっていう経験に感謝したいと思います。これからも俺たちのやり方で勝ち進んでいくんで応援よろしくお願いします」と、勝利の喜びを語った。

海飛がサッカーボールキックで衝撃KO！

▼第10試合　DEEP vs YFU 3対3 日中対抗戦　DEEPフェザー級 5分3R
〇海飛（和術慧舟會HEARTS）
TKO　1R 2分　※右フック→サッカーボールキック
●ジャッキー狂（中山拓武）

サッカーボールキックを蹴る海飛

　海飛は極真空手をベースに持ち、一時は4連勝を記録したが前戦となったDEEPフライ級GP準決勝では後の優勝者である水野新太に判定負けし連勝が途切れた。

　対するジャッキー狂はキックボクシング、散打をベースに持ち柔術も経験。キャリアは3勝1敗とまだ浅いが2つの一本勝ちがあり、唯一の敗北は反則負けによるもの。前戦ではギロチンチョークで勝利している。

　1R、慎重に距離を測っていく海飛。ジャッキーのタックルもしっかり受け止めて防ぐ。バッティングがあり一時中断の後、詰めて来るジャッキーだが、ワンツーに来たところに海飛はカウンターの右フック。これでジャッキーがダウンしたところへ海飛はすかさずサッカーボールキック！　ジャッキーが崩れ落ちるとすぐにレフリーがストップし、海飛が衝撃的なKO勝利で日中対抗戦の勝ち越しを決めた。

ジャッキーが崩れ落ちた

　試合後マイクを持った海飛は、「前回（水野新太に敗れたフライ級GP準決勝）マジで悔しくて、水野君、優勝してくれて良かったんですけど、本当に悔しくて。絶対いつかやり返したいと思ってるんで、年内もう1試合やらせてください。練習仲間なんですけど高橋（遼伍）選手どうでしょうか。僕やりたいです。今日はありがとうございました。良い勝ち方出来て良かったです。今日はぐっすり眠れそうです」と、喜びと次戦の希望を語った。

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