2025/12/14（日）UP
（最終更新：2025/12/15 04:58）

引退の10カウントゴングを聞く宮﨑

紅絹から花束を受ける

　元RISE QUEENアトム級絶対女王の宮﨑小雪（22=TRY HARD GYM）の引退式が行われた。宮﨑は今年3月、語学留学のため王座を返上していたが、「留学で様々な経験や出会いをし、もっと色んな世界を見てみたいと思った」と引退を決意していた。

　宮﨑はリングインすると、RISE伊藤代表、2021年3月のタイトル戦で対戦した元王者の紅絹、家族らから花束を受け号泣した。

　ファンへ向けた最後のメッセージで宮﨑は「RISEのリングで戦うことができて、格闘技を通してたくさんの人と出会って、様々な経験ができて本当に幸せでした」と感謝。

号泣する宮﨑

「明日が来る保証なんてありません。だからこそ、伝えたいことは伝えて、会いたい人には会って、大好きな人たちと過ごす一瞬一瞬を大切に生きてほしい」と会場に呼びかけた。

　父と姉への感謝の言葉を述べた宮﨑は「（姉）若菜が私にとってのチャンピオンだし、ずっと一緒に格闘技ができて本当に幸せでした」と涙ながらに語り、その格闘技人生に幕を閉じた。

　最後に惜別の10カウントゴングが鳴らされ、名前がコールされると、最後は笑顔で四方へ挨拶し、リングを去った。

宮﨑小雪の引退セレモニー

　宮﨑はフルコンタクト空手をベースに19年、16歳で現K-1アトム級王者・松谷綺戦でプロデビュー。卓越したテクニックで21年、紅絹に勝利し、RISE QUEENアトム級王者となった。伊藤紗弥、MISAKIといった国内女王クラスを次々撃破。昨年3月にはK-1王者・菅原美優に勝利し、国内最強を証明していた。

　その後も強豪外国人たちを撃破し14連勝。RISEの絶対女王ぶりを見せていた。最後の試合はタン・スアン・ユン戦で、KO勝利している。戦績16勝（4KO）1敗1分。

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