【RIZIN】粘る小池の旦那・坂田をマッハがパウンドでTKO
RIZIN FIGHTING FEDERATION
「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント Final ROUND」
2016年12月31日(土)さいたまスーパーアリーナ
▼第4試合 RIZIN MMAルール 1R10分/2R5分 82.0kg契約
○桜井“マッハ”速人(マッハ道場)
TKO 2R 2分37秒 ※パウンド→レフェリーストップ
●坂田 亘(フリー)
記者会見に妻の小池栄子を同席させた坂田に対し、怒りをあらわにしたマッハ。「憎しみを込めて試合をやろうと思います。ただでは終わらせない」と宣言している。これが約3年ぶりの試合となる。
対する坂田はこれが引退試合だと明言しており、「とにかく試合を見てくれ」と語っている。“小池の旦那”と言われ続けてきた坂田が、最後にひと花咲かせることが出来るか。セコンドにはリングスでともに戦った仲間である田村潔司、高阪剛が就く。
1R、左フックの打ち合いからマッハが投げでテイクダウン。坂田は両足でマッハの胴体を挟んで動きを封じる。マッハは坂田のボディにパンチを入れていく。しばらくその状態が続き、ブレイクとなった。
マッハが右ローから右フック、坂田は組み付くがヒザをもらう。マッハが崩し倒して上になり、パウンドを連打。さらにマウントを奪う。抱き着く坂田。ハーフガードになるとマッハは坂田の脇腹へヒジを突き刺す。サイドポジションから再びマウントを奪うマッハ。坂田はブリッジしてマッハにパウンドを打たせない。時折マッハがパンチを見舞うが、坂田はしがみついて長い時間耐えた。
2R、マッハのローキックに組み付く坂田。マッハはすかさず首相撲からのヒザ蹴り。坂田は身体を沈めてタックルにいったが、マッハが上になって再びサイドポジションからマウントを奪う。坂田の顔面に次々とパンチを入れていくマッハ。身体を起き上がらせてマッハがパウンドを連打すると、坂田の顔面は血に染まり、一方的に打たれる。そこでレフェリーがストップ。
テレビの解説席にいた小池栄子は「これが13年のブランクだし、ここまでの実力だったと思います。やりきったと思います」と語った。
マッハはマイクを持つと「亘選手、ありがとうございます。愛の力を感じさせてもらいました。小池さん、亘選手は本当にいい旦那ですよ。どれくらい強いのかなって思ったけれど、外国人でも俺のパンチを嫌がって下を向くけれど彼は立ち向かってきた。リスペクト出来る旦那だと思います」と、坂田を称える。小池栄子も「ありがとうございました」と涙を見せた。
そしてマッハは、「50歳まで、ダン・ヘンダーソンくらい頑張りたいと思うので応援よろしくお願いします」と、まだまだ戦うと宣言。坂田はマッハに一礼すると、四方の観客席に向かって深々と頭を下げた。
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