【KNOCK OUT】重森が4年間負けなし18連勝のピンサヤームをストップ
キックスロード
「KNOCK OUT 2017 in 両国」
2017年12月10日(日)東京・両国国技館
▼第2試合 60.0kg契約 3分5R
〇重森陽太(伊原道場稲城支部/第9代日本フェザー級王者、第10代日本バンタム級王者)
判定3-0 ※50-49、49-48、50-49
●マキ・ピンサヤーム(タイ/第20代MA日本スーパーバンタム級王者)
初参戦のピンサヤームは2004年ルンピニースタジアムMVPの肩書を引っ提げて、2009年6月に初来日。2011年からは日本を主戦場にし、初期は秋元皓貴と一戸総太に敗れたが2013年2月からは不可思、小宮山工介、森井洋介など国内トップ選手を相手になんと18連勝(1引き分けを挟む)、4年間負けなしと圧倒的な強さを発揮している。
この日本人キラーに挑むは、日本フェザー級王者・重森。22歳にして新日本キックボクシングで2階級制覇を達成し、KNOCK OUTには8月大会に初参戦。NKBフェザー級王者・村田裕俊との王者対決を4R5秒、ヒジによるTKO勝ちで制している。その後、10月22日に出場した新日本キックボクシング協会の試合でも判定勝利を飾り、現在6連勝中と勢いに乗ってピンサヤーム狩りに出陣する。
1R、身長で大きく上回る重森が左ミドル、前蹴り、ジャブを使ってピンサヤームを入らせない。ピンサヤームは蹴り足をキャッチしてのパンチを狙ったが、逆に重森の左フックをもらう。初回はイーブン。
2R、重森が左ミドルを蹴ればピンサヤームは右ローを蹴り返す。このラウンドもジャブと前蹴りでピンサヤームをパンチの距離に入らせない重森。ピンサヤームの前足を左右ローで攻めていくが、このラウンドもイーブン。
3R、ローとミドルの蹴り合いとなるが、重森は蹴ると回り込んでピンサヤームにパンチを当てさせない。追いかける形となるピンサヤーム。重森はミドルをキャッチすると右のパンチを連打。ジャッジ1名が重森に10-9をつけた。
4Rも重森は左ミドルを蹴り、ピンサヤームがミドルを蹴って来るとキャッチしてのパンチ連打。徹底して左ミドル、ジャブ、前蹴りでピンサヤームにパンチを打たせず、ロングリーチの右ストレートを放つ。強引に入り込むピンサヤームには右フックをヒットさせる。ここでピンサヤームが打ち合いに出て右ストレートをヒットさせるが、重森は前蹴りで突き放す。ヒジも放つ。
5R、重森は前蹴りで突き放し、ピンサヤームが向かってくるところへヒザ蹴り。ピンサヤームは前へ出てパンチを打っていく。ここでダメージが蓄積したか、ピンサヤームが左ミドルをもらって大きく後退。ラスト1分、重森が左ミドルを蹴って前へ出る。重森はワンツー、ヒザ蹴り、ピンサヤームもパンチで反撃するが左ミドルを蹴られる。
判定は3-0で重森が勝利。4年間続いたピンサヤームの連勝をついにストップしてみせた。
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